スマホに満足してますか?~ユーザインタフェースの心理学~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2015年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (357ページ)
感想・レビュー・書評
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増井先生の、既存のUIに関する考察や実践している事例の紹介など。UIに関わるデザイナーや研究者必見。
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バッファに入っているという状態がユーザに見えない
キーボードショートカットはマウスより遅い→ http://www.asktog.com/TOI/toi06KeyboardVMouse1.html
苦手は研究の母、専攻分野反転の法則、研究補償説
アンドロイド用日本語入力システムSlime (増井先生開発)
画像ログイン認証 Deja Vu (USENIX Security)
人の顔画像ログイン認証 Passfaces
VisKey
個人的なエピソードでログイン認証 EpisoPass (増井先生開発)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンピュータと人間のかかわりを、ユーザーインタフェースを切り口に、歴史的経緯から、最新の技術までを紹介する。技術だけでなく、人間の心理的側面にも踏み込んでいるのが面白い。
たしかに、スマホって使いにくいと思う。そろそろ次のインタフェースが出てきてもいいころですね。 -
思ってたんと違った。
スマホってみんな持ってるけど割と不便じゃない?2010年代も後半に入ったというのに電車の中でみんなこんな持ちにくい板さすってて人類大丈夫?全然スマートじゃなくない?ジョブズの雰囲気にごまかされてるんじゃない?という疑問を持っていて、それに答えてくれる本かと思ってたら、「みんなジョブズにダマされてる!?」っていう帯にダマされた。愉快なおじさんが「モンティホール問題って知ってる?面白いよ」とか「こんなセキュリティ対策法考えました。すごくね?」とか延々好きな話してるだけの本だった。ジョブズのジョの字も出てこなかった。出版社に騙されたのであって著者は天才っぽい愉快なおじさんだし話も面白いのでいい。ただこの売り出し方はいただけない。 -
ここ10年「セキュリティと使用性の評価は片手間では無理だから、専任チームを作るか専門会社に評価を委託するように」とアドバイス続けてきました。その考えは今でも変わりませんが、そうできない会社が多数あることは認識しました。
そこで、使用性については、まずは入門としてこの本あたりを読んでみるのが良いのではないかと思いました。増井 俊之さんの本ですし。
ニールセンの5つの観点
●学習しやすさ(Learnability)
●効率(Efficiency)
●記憶しやすさ(Memorability)
●エラー(Errors)
●満足度(Satisfaction)
や、HCDの話も少しありますし。 -
スマホやパソコン等のデバイスのユーザーインターフェースについて、著者なりの考えが述べられている。
技術的な話が多いのかなと思って読んでみたら、最初の方は人間の心理とか時間感覚の話とかが延々と続いており、技術的な話は思ってたよりは少ない印象。
後半3~4章くらいはインターフェースの技術的な話になるが、難しい話はなく、むしろUIを考える上での視点とか考慮点というのはこういうことなのかと知ることができ、参考になった。
因みに帯が非常に煽っているが、スマホそのものはベストなUIになっていないということは語られているものの、Appleやジョブスに対する批判は述べられていない。 -
知る人ぞしる、増井氏の著書です。SONYの携帯電話でお馴染PoBox、iPhoneの日本語文字入力システムを作られた方です。日頃感じるコンピュータの不満点を、しっかりと認識されています。
ただし、コンピュータに相当詳しくないと、あまり楽しめないでしょう。読み物としては纏まりがないので、ユーザーインターフェースに興味がないと、読んでいて退屈になるかもしれません。 -
タイトルから想像したものと違って随筆っぽかった.深くは無いけど浅く広く知れるので,「なるほどー」とはなるんだけど,もうちょっと狭くても「心理学」という単語にもっと側だった内容だと嬉しかったかなあ