夏の庭-The Friends- (HDリマスター版) [DVD]

監督 : 相米慎二 
出演 : 三國連太郎  坂田直樹(新人)  王泰貴(新人)  牧野憲一(新人)  戸田菜穂 
  • オデッサ・エンタテインメント (2015年5月2日発売)
3.50
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571431211434

感想・レビュー・書評

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  • 3人の子供たちと、一人暮らしのおじいちゃんの交流を描く。相米慎二監督作品。

    子供たちの視線で瑞々しい、カメラワーク。
    そして、アサド兄弟のギター音楽がすばらしい。
    素人の子役たちの演技と共に、この映画のすがすがしさを決定づけている。日本の話(しかも関西の)に、これほどまでブラジルの音楽が似合うとは。

    私は有名な原作も読んだことがないので何とも言えないが、三國連太郎の「おじいちゃん」は、少しかっこよすぎるのではないだろうか。もっとどこにでも居そうで、ひょろひょろしたお爺ちゃんが、話に似合いそう。

    死、戦争という重いテーマを扱いながらも、少年たちの未来に希望を見いだせる、力強く、躍動感あふれる映画。

    原作は小学校の課題図書にもよくなっているようだが、現役の小学生が読むとどう感じるのだろう。大人の私からすると、こういう経験を小学生がしてほしいなと思うが、自分が小学生のころにこういう話を聞くと、絵空事というか、大人からの理想の押し付けをされている気分になった。

    とにかく、まずは小説読んでみなければ。

  • 原作者の作品は、「夏の庭」「ポプラの秋」のに作品を読んでいます。二作品とも子供とお年寄りの交流を通して、命を意識させてくれるもなです。3人の少年たちは、演技者としては、優れているとは思えないんですが、それが自然に感じられます。三國連太郎さんの演技は、やっぱり迫力があります。「死」から遠い彼たちが、死に近づいていく老人から受けた影響の大きさを感じます。原作者は、なぜ少年少女の気持ちを、忘れてないんでしょうか。

  • 小学生の時に母と一緒に見たのですが、詳細を忘れたまま、日本版『スタンド・バイ・ミー』のような作品、という記憶だけが残っていました。改めて見直しますと、当たらずしも遠からず、ただしこちらは、おじいちゃんと三人の子どもたちとの交流がメインですね。主題歌がZARDというのも印象的です。

    文句なしの名作ですが、これは英語字幕の付いたものを見たい。関西弁ですし、「関取」というニックネームなど、日本独特のものもあるのですが、それでも英語の字幕を付けられて、日本語のまま放映されているのをぜひ見たい。英語であのおじいちゃんと子どもたちのやりとりが、どう訳されているのか見てみたいのですね。

    さあ、しかしかなり教育的な話と言えば教育的な話ですから、小学生時分の自分が見て、良い作品だと思えたかどうかは別ですね。大人が見て子どもに見せたいと思う作品の大半は、子どもの受けが悪いものです。とはいえ、小学生の私に、母が「名作だ」と言いながらこれを見せたのは印象に残っていますし、今でも彼女はこれを「いい映画だ」と言います。確かに良い映画です。音楽も非常に良い。ただしこれは、大人の感性でよい映画だと思います。子どもが主人公であっても、子どもに気に入られるかどうかというのは別の問題です。

  • 中学生の時、課題図書だった作品なのでタイトルは覚えていた。映画になっていて、相米監督そして大好きな三國連太郎出演なので、ずっと観たいと思っていた作品。
    少し期待はずれだった。
    タイミングが合わなかったのかな?
    まぁ、最後おじいちゃんが死んだあとが1番印象深い。ファンタジーさとリアルさの映像。

  • 孤独だったおじいちゃんとズッコケ三人組の夏

    神戸の住宅地を舞台にしたSTAD BY MEを見ているみたいだと思った

    三國連太郎さんの強面だけど実は優しいおじいちゃんはステキだった

  •  相米慎二が、子どもたちと老人のやりとりを丁寧に描いた良作。終盤、井戸から虫たちが出て行くさまは、いささかファンタジーに寄りすぎかと思ったが、これはこれでいい気がした。老人が、次第に心を開いていく様子は、やはり演出と役者の腕。老人が亡くなり、火葬場で長らく離れていた妻が正座をして、「お帰りなさいまし」とお辞儀する演出は、やはり感性がほとばしっている。


    【ストーリー】
    小学6年生のサッカー仲間、木山諄、河辺、山下の3人は、ふと人の死について興味を抱き、近所に住む変わり者の老人・傳法(でんぽう)喜八に目をつけ、彼がどんな死に方をするか見張ることにした。荒れ放題のあばら家にひとり住む様子を観察する3人に気づいた喜八は最初は怒り出すが、やがてごく自然に4人の交流が始まる。老人の指示通り子供たちは庭の草むしりや家のペンキ塗りを行い、庭にはコスモスの種を巻き、家は見違えるようにきれいになっていった。子供たちは喜八から、古香弥生という名の女性と結婚していたが別れたという話や、戦争中、兵隊をしていた時にジャングルの小さな村でやむを得ず身重の女の人を殺してしまった話などを聞く。3人は喜八の別れた妻を探し出すことにし、やがてそれらしき人を探し当て老人ホームに訪ねるが、部屋には担任の静香先生がいた。先生は何と弥生の孫だった。弥生はボケているのか夫は死んだと答えるばかりだったが、静香は喜八は自分の祖父に違いないと確信し、彼を訪ねる。だが喜八もそれを否定した。そんなある日、子供たちはサッカーの試合の帰りに喜八の家に寄ってみると、彼は既に息絶えていた。葬儀の日、3人の子供たちや市役所の職員、遺産のことばかり気にする甥の勝弘らが見守る中、静香に連れられ弥生がやって来る。じっと棺の中の喜八の顔を見つめていた弥生は、生きている相手に向かうかのように正座して「お帰りなさいまし」とお辞儀した。数日後、取り壊しを控えた老人の家を訪ねた子供たちは、暗い井戸の底からトンボや蝶、ホタルが次々と飛んでいくのを目撃する。それはまるでおじいさんが3人に別れの挨拶をしているかのようであった。
    真夏の神戸を舞台に、ワンパクざかりの男の子3人と老人との交流を描くドラマ。湯本香樹実の同名児童小説(福武書店、新潮文庫・刊)を原作に、「お引越し」に続いて相米慎二が監督。脚本は「夢二」の田中陽造、撮影は「ワールド・アパートメント・ホラー」の篠田昇が担当。主演の小6トリオはオーディションにより選ばれた。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第5位、同読者選出日本映画ベストテン第8位。1994年3月12日より大阪・京都・神戸先行公開。

  • 日本映画専門Ch。
    相米監督ならではの説得力。
    わざとらしい演出をしないだけでこんなにも泣ける。
    子役に歩道橋の欄干の上を歩かせるサディストぶりも発揮。

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