ショート・ターム [DVD]

監督 : デスティン・ダニエル・クレットン 
出演 : ブリー・ラーソン  ジョン・ギャラガー・Jr  ケイトリン・デヴァー  ラミ・マレック  キース・スタンフィールド 
  • TCエンタテインメント (2015年6月3日発売)
3.99
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  • レビュー :40
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474164214

ショート・ターム [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 「君は世界でいちばん変人で 僕の大事な人だから」
    人に寄り添うってことの純粋さが、ほんのり伝わってくる映画です。

    舞台は、親の虐待や育児放棄で心に傷を負ったティーンエイジャーを保護するケア施設Short Term 12です。
    そこで働く若きケアマネジャーのグレイスと、同僚でボーイフレンドのメイソンですが、二人も子供の頃に心に傷を負っています。

    施設に出入りするカウンセラーが、ぬいぐるみを手放せない少年から取り上げてしまい、少年がベッドに籠ってしまいます。
    「そろそろ次の段階に行く時期だからなんだってさ」
    「ひでぇことしやがる」
    カウンセラーは研究や学術的見地に立った正しい判断をしたのですが結果は伴いませんでした。
    結局少年を癒し助けたのは施設の少年少女でした。

    Short Term 12では、心に傷をもった子供達が寄り添って、少しづつ心の傷を癒して、社会に出ていく仲間を見送ります。
    そこで働くグレイスとメイソン達も少しづつ癒されているのです。
    とにかく施設の子供達が愛おしいです。みんな苦労しているのに、支え合おうとする健気さに。

    映画のポスターは、発狂しながら道路に飛び出そうとする男の子をみんなで追っかけてるところです。
    しょうがねぇな、と笑いながら彼等は毎回走り出すのです。
    彼等にとって、発狂している少年は異常ではなく日常なのです。発狂を受け入れているのです。
    これが寄り添うということなのかな、と思いました。

    「君は世界でいちばん変人で 僕の大事な人だから」

  • 今頃ですが、観ました(^-^)/

    重い話だけど、必要以上に重くしてないところが、逆にす〜っと入ってくるね(^-^)/

    セリフひとつひとつがとてもいい。

    ブリー・ラーソンも良かった。
    いい映画です(^-^

  • 朝日のあたる建物の前にぱらぱらと集まってくる、どうやら同僚らしい若者たち。彼らが冗談話に講じていると、とつぜん少年が叫びながら飛び出してくる。ダッシュして彼を落ちつかせたあと、何事もなかったかのようにジョークの続きを口にする先輩に目をぱちくりさせる新人。
    虐待された児童たちを預かる施設の特異な日常を、この冒頭のシーンが印象的に紹介することになる。深い傷をかかえた子どもたちに親身に接しながらも、親代わりをするわけではなく、時に厳しく指導もし、緊張も強いられる現場の若いケアワーカーたちを率いるのは、強い使命感と統率力をもつリーダーのグレイス、そして包容力とユーモアにあふれたメイソン。私生活ではカップルであるふたりの生活は、互いの似顔絵を描きあうシーンに見えるように、たしかな愛情に満ちていて、施設での仕事といいバランスがとれているように見える。なのに、心から愛するひとにも打ち明けられない秘密に、グレイスはひとり苦しみ続けている。
    自分を愛し受け入れてくれる人と出会って、ようやく歩きだせると思ったのに、なお心を蝕み続ける深い傷に呑み込まれそうになってしまう。そんな子どもたちと大人たちを演じる俳優たちが、みな素晴らしい演技を見せる。ラップで母への怒りをぶつけていたマーカスが、頭を剃り上げて初めて見せる表情。父親から受けた虐待をおとぎ話の形で伝えようとしたジェイデン。そして自身が胸にしまってきた辛い経験をジェイデンによって呼び覚まされたグレイスが、ジェイデンの一言に救われたあと、病院で見せる表情。ひとりひとりの役者がそれぞれのキャラクターに深く入り込まないと表現できないものが見事に結実している。
    冒頭と同じシークエンスが再演されるラストシーン、希望を全力でつなぎとめようとしている彼らの日々の実践が表われていて美しい。傑作。

  • ストレスフルなところばかり切り取られていて、主人公たちのいる舞台がいかに大変か感じずにはいられない。けれど、いつも会話にユーモアを忘れない。大人だって理性を手放す時があったっていい。こんなふうに傷を抱えて誰もが生きる。そう思うから、何だか見終わった後に心が晴れやかになるのだ。

    (20160730)

  • 投げられたカップケーキの場面が好きです。

    人と向き合い続けなければ、人の心に届く優しい言葉は出てこないですね。

    部屋の中でパソコンでカチャカチャっとやって人と繋がった気でいても、物事は部屋の外で起こってます。

    色んなことを一切合切引き受けてドアを開けて一歩踏み出す。外に出て世界と繋がる。人と繋がることが重要ですね。

  • 久しぶりに見終わったあとあったかい気持ちと一緒に涙が出てきた!問題を抱えた登場人物しかいないし、解決してない問題(作品内の、ではなくて、登場人物たちの心のトラブルという意味)もあるんだけど、でもみんな今日も生きてて、これからも生きてくんだなっていうか、むしろ解決してない問題があるのに、こんなに感動するのは、まさに人生というものはこういうことだから、たぶんすべての問題が解決してたら、それはただの空想の話になっちゃって、問題が残ってるのにこう終わって、そしていい映画だったなぁってなるの、ほんといい映画だったからだとおもう。めっっちゃ良かった!音楽もめっっちゃ良かった。辛いこともやなこともあるけど、明日もがんばろう…!!!

  • 小品ながら良作。

    舞台は日本でいうところの児童養護施設。わりと淡々と話は進むのですが、ラスト15分の展開は見ごたえあり。悲しみを乗り越える彼女たちの姿が胸を打ちます。そして、そこからうって変わっての爽快なラストシーンも素晴らしい。

    主人公を演じるブリー・ラーソンの魅力も映画への貢献度大。このあとオスカー女優へ一気に飛躍するのもむべなるかな。

  • 「過去の傷を抱えながら生きること」

    個人的に久々にバシッと心にはまった。
    最近だと、
    チョコレートドーナツと並んで、
    見終わってすぐに、
    また見たいとおもった作品。

    全体を通じて、光の柔らかさ、淡さの表現がとてもよかった。
    これはジャケットにも言える。
    (映画のジャケットって、本当にかっこ良くないものが多いと思う)

    問題を抱えてしまった子供たちと
    大人たちとの交流は、
    とても一筋縄ではいかないことで、
    奇麗なだけではないはず。

    映画としてはその「一筋縄ではいかない感」が
    無理のない形で出ていて、
    かつ重すぎず教訓的な内容になりすぎていない、
    このバランス感がとてもよかった。

  • こういう作品ほど大きい映画館でやればいいのに

  • 相対評価は別として。

    個人的に星五つでは足りない作品でした。

    音楽、作品に合っていて
    サントラが欲しいと思う一作。

    主人公、恋人、子供たち
    正直、つらい話で
    見れば見るほどヒリヒリする。
    それは、人物描写と脚本がしっかりと
    映像を持って伝えてくるから。

    最後は涙。
    号泣だけど、悪くない。
    登場人物一人一人に、
    強い愛着を抱くことのできる

    特別な作品です。

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