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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (181ページ)
感想・レビュー・書評
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著 二階堂奥歯「八本脚の蝶」 (河出書房新社) を読んでたら、そちらで本書のタイトルが挙げられていたので電子書籍にて購入。
現実と非現実の狭間で、終わらない夢を見せられているような不思議な作品でした。
過去から現在、そして未来へとすべての出来事が繋がっていて、得体の知れない恐怖を肌で感じながら読み進めました。
なんとも一度読んだだけでは楽しみ尽くせなさそうな作品なので、また読みたいと思います。
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描写が丁寧で、淡々と悪夢と幻想の世界に誘われていく。現実に起きたことと、幻想とがだんだん混濁していき、最後は、何もかも謎のまま、不吉な予感を残して終わる。わからないものは怖いので、怖いと言えば怖い。
元々1990年が刊行とのことで、昔のホラー要素が随所に散りばめられていて楽しい。
ただヒロインが自分のことを名前で呼ぶのが苦手。 -
高校生くらいに読んだ以来の久しぶりの読み返し。
当時読んだころはオカルトなテーマが散りばめられているような印象をもちつつゾクゾクするような感想を持っていたと記憶してました。
改めて読み返してみると、陰鬱とした世界観などの雰囲気が恩田陸さんの六番目の小夜子とか、ラヴクラフトな雰囲気を感じながら読み終わりました。
高校生生活を舞台としたダークな世界観のミステリーを読みたいという方は手に取ってみてはどうでしょうか。
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