男性漂流 男たちは何におびえているか (講談社+α新書) [Kindle]

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  • 人間は、年齢を重ねるにつれてしがらみが増える。特に、男性は「こうあるべきもの」的な観念が強い。それは、自分が理想とするものであるのなら良い。しかし、「婚活」にしろ、「イクメン」にしろ、マスコミを含めた周囲が勝手に評価基準を作り、男性たちに押しつけてしまっている。今の世の中は、大きなお世話では済まないようだ。

    本書は、婚活、育児、仕事、老い、介護に悩む男性を追う、女性ジャーナリストが書いたルポルタージュ。テレビ番組にありがちなテーマだが、本書の凄いのは、「一人ひとりの男性について数年から十年の長期間にわたって取材を続けてきたこと 、つまり定点観測ルポになっているという点だ 。十年余りの間に協力してくださった方々は優に二百人を超えるが 、その半数は一回のインタビュ ーで終わることなく 、何度も取材を重ねて追跡した 」。これは労作としか言いようがない。取材を重ねて行くにしたがい、取材対象がどういう変化をきたして行くかがリアリティーを持って描かれる。

    何となく軽く読んでしまったが、こんな読書態度でいいのだろうかという気もしてくる。同じような状況にいる人には参考になるかもしれない★3つ。

  • 30代後半から50代の方々の悩みを大きく、仕事、介護、老化、育児、結婚というカテゴリーに分け、それぞれの人生を10年ほど追いかけている。そのため、一過性のものではなく、その後の変化が読み取れて面白い。
    まだ自分はここに上げられた人たちの立場にはないが、気をつけたい。

  • 婚活、イクメン、ケアメン、最近は様々なレッテルを貼られることが多くなってきた。実はイクメンを演じている男性の方が多く、自分とは異なるヒトを演じている。現代日本の悩み多き男性の事例が述べられている。「ありのままを生きる」ことは難しいが、やはり自分らしく生きるのが一番幸せなのだと感じた。「すべての女性が輝く」なんて、逆差別であり、ありえないこと。

  • これだけインタビューができたということそのものに驚く。
    記載されていない件数も加えるとすごいだろうな、と。

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プロフィール

おくだ・しょうこ/京都市生まれ。ジャーナリスト。米国ニューヨーク大学文理大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程所定単位取得退学。大学院修了後、新聞社入社。その後、男女の生き方、医療・福祉、家族、労働、教育、メディアなどをテーマに、ルポルタージュや評論、学術論文を発表するほか、翻訳も手がけている。『男はつらいらしい』(新潮社)で一躍脚光を浴び、第2作『男性漂流 男たちは何におびえているか』(講談社)とともにベストセラーに。近刊は『男という名の絶望 病としての夫・父・息子』(幻冬舎)。十数年にわたり、取材対象者一人ひとりに対して1回で終わることのない継続的なインタビューを続け、取材者総数は男女合わせて400人を超える。日本文藝家協会会員。

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