なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル (幻冬舎単行本) [Kindle]

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  • 幻冬舎 (2015年3月6日発売)
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イスラエルとパレスチナの複雑な関係を理解するための貴重な一冊であり、中東情勢を深く掘り下げています。著者は、イスラエルを中心に周辺国の動向を詳しく描写し、特にヨルダン川西岸地区の現状や、アラファト議長...

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  • 〈kindle版〉
    2024年11月21日、オランダ、ハーグに本部を置く国際刑事裁判所(ICC)からイスラエルのネタニアフ首相に逮捕状が出された。
    2023年10月7日にガザ地区のハマスがイスラエルに奇襲攻撃をかけ約1.200名の死者を出し、いまだに128人の人質が戻らない。「パレスチナ・イスラエル戦争」の勃発である。イスラエルはその報復措置としてこの1年間、連日連夜のガザ攻撃により、今日現在までに44.000人を超すパレスチナ人を殺害してきた。
    その殺戮は軍事施設以外の学校や病院にまで及び報復の域を遥かに超えた、まさにホロコーストの様相を帯びた悲惨なもので、ネタニアフ政権は国際的にも厳しい批判を受けている。
    このICCの措置に対してイスラエルは当然ながら反発し、アメリカも戦後一貫してイスラエルを擁護し、国連の「パレスチナ停戦決議案」に対しても拒否権を連発して、武器の輸出をはじめ多大な支援を続けている。
    このイスラエルとパレスチナの抗争は第二次世界大戦後1948年のイスラエル建国のはるか昔、ユダヤ人とアラブ人の紀元前にまで遡る「カナン」(現在のパレスチナ地方)の土地を巡る抗争の歴史を整理せずには到底理解し得ない問題である。
    私は、高橋和夫氏の本書を皮切りに何冊かの著作と資料を基にして、イスラエル国家の成り立ちとパレスチナ問題の本質を歴史的に考察し、両民族の対立の根幹を纏めてみたいと思う。  

    ◉イスラエルの歴史は、古代(4000年前、BC17世紀)、旧約聖書の「創世記」に登場するヘブライ人(イスラエル人の祖先)の部族アブラハム→イサク→ヤコブに始まる。
    ◉その後、イスラエル人はヨルダン川周辺の地からエジプトに移住(BC14世紀)するが、迫害に遭い「モーゼ」に率いられてエジプトを脱出(BC13世紀、「出エジプト」)、放浪の末に旧約聖書で神がイスラエルの民に与えたという「約束の地カナン」に辿り着く(BC12世紀)。この放浪中、モーゼはシナイ山で神との契約で「十戒」を授かる。
    旧約聖書の約束の地「カナン」は、その後3000年にわたって今日までイスラエル人の魂の中に生き続け、パレスチナと名前を変えた後も争いの聖地となっている。
    ◉BC995年、ダビデによる「イスラエル王国」が成立→2代目ソロモンがエルサレム神殿(第一神殿)」を建設し発展するが、ソロモン王の死後、北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂する。イスラエル王国の首都「サマリア」はBC721年アッシリアに滅ぼされ、ユダ王国もBC 621年「新バビロニア」に滅ぼされる。この時多くのイスラエル人が首都バビロン(現在のイラク)に連れ去られた。いわゆる「バビロン捕囚」である。この頃から、ヘブライ人は「ユダヤ人」と呼ばれる。
    ◉新バビロニアは、ペルシャ人の王国「アケメネス朝」に敗れ、イスラエル人(ユダヤ人)は解放される。因みにペルシャは今日のイランであり、アラブ国家が多数存在する中東にあるが、イラン人はアラブ人ではない。そのペルシャの支配下で第二神殿が建設され、ペルシャの文化・宗教(ゾロアスター教)の影響を受けたユダヤ教・ユダヤ文化が確立する。
    ◉ヘレニズム時代(BC333年)
    マケドニア王国のアレクサンドロス3世(アレクサンドロス大王)の時代、ユダヤ地方はギリシャの支配下となり、ユダヤ人の自治と宗教の自由が認められた繁栄の時代である。
    ◉ローマ帝国時代
    ローマ帝国の圧政に対する、ユダヤ人の不満が高まり→66年、反ローマ闘争の「ユダヤ戦争」が起きる。ユダヤは敗れ、多くのユダヤ人がパレスチナの地から離散する(ディアスポラ)。ユダヤ人の離散による悲劇の歴史は、2.000年前のこの時から始まることになる。
    ◉外国による統治時代
    その後、パレスチナ地方は入れ替わり立ち替わり他国による統治が長く続く。
    ▶︎ビザンチン時代(東ローマ帝国)→▶︎アラブ征服時代(638年)→▶︎十字軍時代(セルジュク朝のエルサレム占領、聖地回復の戦い)→▶︎オスマン帝国時代(1517年)→▶︎英国統治領時代(1918〜1948年)と続く。
    ユダヤ教、キリスト教に続いて、それらの良い所取りをしたようなマホメットのイスラム教が成立したのは600年代である。長い歴史の中で、ユダヤ教徒とイスラム教徒が間断なくパレスチナの地を巡って争っていた訳ではなく、今日の激しい紛争の発端となるのは、19世紀末にヨーロッパのユダヤ人がパレスチナに移住し始めてから起きる問題である。

    ヨーロッパの民族主義の高まりのなかで、キリスト教徒によるユダヤ教徒の迫害が起き、ユダヤ人はパレスチナに自分達の国を作ろうと移住する。いわゆる「シオニズム」運動である。パレスチナの中心都市エルサレムにあるシオン山に由来する。
    しかし、これは既にこの地に住んでいたパレスチナ人との紛争を巻き起こし、その後の120年の争いの発端となる。
    《ユダヤ人は、なぜヨーロッパで迫害されたのか》
    当時のヨーロッパは農民が圧倒的に主であった。一方、ユダヤ人は金貸し、商売人、医者や弁護士など、自分の才覚で生きる人々であり、それが民族的な差別の原因となっていた。
    また、ユダヤ人のシオニズム運動の原動力となっていたのはヨーロッパの①民族自決主義②帝国主義(他民族領土の侵略)③社会主義の風潮(キブツ=共同農場への志向)であった。
    さらに、当時オスマン帝国の支配下にあったパレスチナが、第一次世界大戦の勃発により、イギリスの狡猾な外交政策が原因でアラブ人とユダヤ人の対立が一層激化することになる。

    ◉イギリスの3枚舌外交
    イギリスはオスマン帝国との戦争で、帝国内のアラブ人に反乱を呼びかけ、アラブ人の国家建設を約束する(フセイン・マクマホン協定)。
    一方、シオニスト達には、戦争の協力を求めて、パレスチナにユダヤ国家の建設を認めた(バルフォア宣言)。しかし、イギリスは何と同盟軍のフランスと結託して、シリア・レバノンをフランスに、イラク・ヨルダン・パレスチナをイギリス領とする分割協定を締結する(サイクス・ピコ協定)
    まさにイギリスの絵に描いたような3枚舌外交である。そしてバルフォア宣言を機にユダヤ人は徐々にパレスチナの地に移住する。

    1939年第二次世界大戦が起きると、ヨーロッパにいたユダヤ人は、ナチスのユダヤ人絶滅政策により、ポーランドのアウシュビッツ収容所などで、600万人ものユダヤ人の大虐殺が行われた(ホロコースト)。大戦後、生き延びたユダヤ人は大挙してパレスチナに移住してシオニストの自国の建設を目指す。

    第2次世界大戦後1947年、国際連合はアラブ人とユダヤ人によるパレスチナ分割を提案し、1948年にシオニストは「イスラエル」の建国を宣言した。国を追われる羽目になったアラブ人は、イスラエル建国の翌日(1948年5月15日)を大惨事を意味する「ナクバ」と呼び、毎年人々が抗議の意思を表している。
    聖地エルサレムは国際管理地域としたが、領土の分割内容が人口の少ないユダヤ人に有利となり、全体の55%を占めていた。当時アラブ人の住んでいたパレスチナに強行にイスラエル建国を進め、アラブ人(パレスチナ人)を追放することにアメリカをはじめヨーロッパ諸国はこぞって支援し、その建国を承認した。この決定に対しては当然ながら、パレスチナ人や周辺のアラブ諸国に猛反発が起きた(アラブの大義)。ここから、アラブ諸国対イスラエルの4次に亘る中東戦争が始まる。(1948〜73年)

    ①第一次中東戦争
    イスラエルvsエジプト・ヨルダン・シリア・レバノン・イラク・サウジアラビア・イエメンの戦闘。最終的にはイスラエルの勝利となり、イスラエルはヨルダン川西域とガザ地区を除くパレスチナ全域の78%まで領土を拡大する。→ここに国を追われた人々の「パレスチナ難民問題」が発生する。
    ②第二次中東戦争(スエズ動乱、1956年)
    ナセル大統領率いるエジプトがスエズ運河の国有化宣言をしたことにより、かねてよりエジプトと対立していたイギリス・フランスがイスラエルと組み、エジプトに侵攻した。戦局はイスラエル側の勝利となる。しかし、国際世論はエジプトを支持したことで、戦争では負けたがエジプトはスエズ運河の国有化には成功した。
    ③第三次中東戦争(1967年)
    イスラエルの領空侵犯により勃発したエジプト・シリア・ヨルダン等との戦争。ここでもイスラエルが圧倒的に勝利し、ヨルダン川西岸地区やガザ地区さらにエジプトのシナイ半島やシリアのゴラン高原をも占領。英・仏は中東のパワーバランスを危惧してアラブ寄りの政策に転換する。
    ④第四次中東戦争(1973年)
    第三次中東戦争でイスラエルに占領された領土の奪回を目指して、エジプト・シリアがイスラエルを攻撃。当初はイスラエルが苦戦したが、アメリカの支援を受けて逆転勝利となる。
    その後、エジプトはイスラエルと平和条約を結び、アラブ諸国の中で最初にイスラエルを承認する。一方、敗れたアラブ側はアラファトが「パレスチナ解放機構(PLO)」の議長となり、イスラエルと対峙しつつ和平を模索する。
    ◉インティファーダ(第一次1987年)
    イスラエルによって占領されたパレスチナ人の一斉蜂起が起きる。このパレスチナ人の自発的な民衆蜂起は、その後のパレスチナ自治への起爆剤となる。この運動の中でパレスチナ解放を目指すイスラム組織「ハマス」がガザに創設される。
    ◉オスロ合意(1993年)
    アメリカのクリントン大統領の仲介で、イスラエルのラビン政権とPLOのアラファトの間でノルウェーのオスロにおいて以下の合意が成立する。
    ①イスラエルとPLOの相互承認→PLOはテロ組織ではなくパレスチナ人の代表であると。
    ②パレスチナ人の自治の開始→第三次中東戦争でイスラエルが占領した「ガザ地区」と「ヨルダン川西域地区」での自治。しかし、パレスチナ人の自治地区はパレスチナ地方全域の5%程である。
    ③イスラエルとパレスチナ国家の将来やエルサレムの帰属、パレスチナ難民の帰還などの諸問題は先送りとなる。
    その後も、イスラエルはパレスチナを支配下に置こうとし、自治地区への入植政策を暴力的に加速した為、再びパレスチナ人の怒りが勃発する(第2次インティファーダ)
    ◉パレスチナの分裂
    パレスチナ人の自治地区は、アラファトのPLOが
    支配する「ヨルダン川西域地区(パレスチナ自治政府)」とハマスの支配する「ガザ地区」が対立する。
    オスロ合意でみるように、パレスチナ自治政府側は穏健派であり、インティファーダの発生源である「ハマス」は、イスラム原理主義の強行派である。ハマスは公正な選挙で過半数の支持を得た正当な政治組織であるが、強力な軍事組織も保有する。
    ハマスとの対決で、イスラエルはガザ地区に対しては強行策を採り続けてガザ全域を封鎖し、「天井の無い監獄」と言われるような扱いをしてきた。
    2008年クリスマスには、イスラエル軍はガザ全域に空爆と地上部隊による残虐な侵攻を行い1.300人を殺害している。     
    ◉パレスチナ、イスラエル戦争の勃発
    2023年10月7日、ガザ地区のハマスはイスラエルへ奇襲攻撃を行い、約1.200人を殺害し、250人以上の人質をとる戦闘を始めた。
    そして、その報復としてイスラエルはハマス殲滅作戦をとり、ガザ全域の空爆と地上部隊による侵攻で、現在までに44.000人以上のパレスチナ人を殺害している。ことの発端はハマス側の奇襲攻撃にあるとは言え、病院や学校への攻撃など、多数の子供を含めた非戦闘員の過剰な迄の殺害は国際世論の厳しい批判を浴びている。
    1948年のイスラエル建国以来、パレスチナとイスラエルとは互いに戦争状態にあり、2023年10月7日のハマス側の攻撃も、単発のテロ攻撃と言うより、パレスチナ問題の根本的な解決を見ないままの戦争状態の継続であると言える。また、近年ではヨルダン川西域の自治地区においても、イスラエル人の暴力的な入植が進みパレスチナ人の土地は狭まる一方で、しかもイスラエルによる高い壁(最大8m)で封鎖され、130ヶ所の検問所の設置により自治地区内の人々は厳しく管理されている。
    ところでイスラエル、パレスチナ自治区、ガザ地区の土地面積と人口について見てみよう。
    ⚫︎イスラエル→日本の四国程度で人口960万人
    ⚫︎パレスチナ自治区(ヨルダン川西域)→三重県程で380万人(このうちイスラエル人入植者が20%)
    ⚫︎ガザ地区→日本の種子島程の面積で230万人。種子島の人口は2.7万人位であるから、ガザの人口は何と種子島の85倍の人口密度である。
    今日、国際司法裁判所がその残虐性を指摘するように、種子島ほどの狭い土地のガザにイスラエルはこの1年、連日にわたり爆弾の雨を降らせている。幼い子供達が次々と無惨に殺害されているのだ。
    第二次世界大戦で600万人ものホロコーストによる犠牲を経験したイスラエルが、小さな狭い土地を巡って何故にここまで残虐な攻撃を続けるのか。
    2000年前のユダヤ人の離散(ディアスポラ)以降、国を持たないユダヤ人の「神に与えられたカナンの土地」への執着は凄まじいものを感じる。
    しかし、一方で同じくイスラエルにより土地を奪われ、国を失って悲惨な生活を強いられているパレスチナ人にも哀れさを感じざるを得ない。
    ここに、パレスチナ問題の2つの悲劇があるのだ。

    《なぜアメリカはイスラエルを支援し続けるのか》
    端的に言えば、人口は僅か2%位であるが、アメリカのユダヤ人達の持つ「政治力と経済力と知力」であろう。アメリカは選挙となると民主党も共和党もユダヤ票が大きく影響する。政治・経済・教育において、ユダヤ系の力に依存しているから、中東問題についてはイスラエル支持は絶対である。
    ただ、アメリカのユダヤ人は伝統的に民主党支持者が多い。世界に離散し苦難の歴史を持つユダヤ人にとって、リベラルの多様性は肌に合うのかも知れない。だから、パレスチナ問題についてはクリントン、オバマの時代には、イスラエルの支援をしつつも、両民族の融和を掲げて対立を解消しようと努力していた。しかし、今のトランプのアメリカは争いのある聖地エルサレムに、わざと米国のイスラエル大使館を移したりして完全にイスラエル寄りを鮮明にしている。
    しかも最近では、イスラエルとパレスチナの対立に加えて、レバノンやイランの反イスラエル勢力も交えた戦いに拡大している。
    長い年月にわたるアラブとユダヤの土地を巡る争いも、今は当初の「アラブの大義」の戦いと言われものではなく、端的にパレスチナ国家とイスラエル国家が両存出来るように、①両民族に適正な領地の配分②エルサレムの帰属(国際管理も含めて)③イスラエル建国時の難民となったパレスチナ人(390万人)の扱い④アラブ人ではなくペルシャ人のイランは、パレスチナ問題から手を引く。
    このような抜本的な解決を、国連、アメリカが積極的に取り組む姿勢が無ければ、パレスチナ問題は永遠に終息することはないと思う。その為には先ず第一歩として、アメリカは国内のユダヤロビーを抑え込み、国連のパレスチナ停戦決議案に対する拒否権を封印すべきだと思う。ウクライナ支援と真逆のイスラエル支援は、アメリカの外交政策が「ダブル・スタンダード」だと世界から批判される所以だからである。MAGAに固執する次期トランプ政権下ではパレスチナ停戦は一層難しい問題になるかも知れない。いや、それとも単純なトランプの剛腕な幻術でネタニヤフを黙らせることが出来るのだろうか。
    いずれにしても、一日でも早くこの地に停戦が実現し、パレスチナ問題が解決の方向に進展することを願う次第である。
    2024.12.4 公祥

    追記 その後のガザや西岸地区の状況
    ⚫︎2025.1.18→ハマスとイスラエルは、6週間の停戦合意をし、双方の人質を一部解放した。トランプの強引な仲介によるものである。しかし、この停戦もどこまで続くものであろうか。イスラエルは停戦条件の人質の解放が継続して実施されていないとして、再度の攻撃を準備している。一方ハマスは、イスラエルが人道支援物資の搬送を妨害し、停戦合意を遵守していないとして人質の解放を止めている。
    ⚫︎2025.2.4→トランプは米国がガザを所有して、パレスチナ人を周辺の国々に移動させ、米国の力でガザを一大観光地に再建すると発言している。
    この発言に対してはパレスチナ人から祖国を奪うものであり、「民族浄化」に繋がる危険な発言であると諸外国から強く批判されている。
    また、トランプはICC(国際刑事裁判)がネタニヤフに逮捕状を出したことを激しく批判して資金的な恫喝を加えている。日本政府は、この「法の支配」の根幹を揺るがすような暴挙に全く抗議すること無く黙視している。
    ICCの所長は日本人の赤根智子氏であるのに。 日本は、何事もアメリカの顔色を伺うだけのあいも変わらず情けない国である。








  • 2023年、ハマスのイスラエル攻撃事件が起きる数ヶ月前にこの本を読んだばかり。
    事件後にテレビでよく出てくる解説者の名前が、どこかで聞いたことあると思ったらまさにこの本の著者の高橋和夫さんだった。

    七年ほど前の本ではあるけれども、イスラエル・パレスチナ問題を知るには十分実用に耐える。
    中東情勢全体を解説する本よりも、イスラエルを中心にしてエジプトやヨルダンなどの周辺国がどう動いてきたのか、より集中して書かれている。
    ヨルダン川西岸地区の壁がどんどん増えていく様子や、90年代まではテレビによく出ていたPLOアラファト議長がどこで何をしていたかなどもよくわかる。

  • 日本と縁の全く無い国の話。ノルウェーとイスラエルが親密とは知らなかった。

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著者プロフィール

放送大学名誉教授。福岡県北九州市生まれ、大阪外国語大学外国語学部ペルシア語科卒、コロンビア大学国際関係論修士、クウェート大学客員研究員、放送大学教員などを経て2018年4月より一般社団法人先端技術安全保障研究所会長。主な著書に『アラブとイスラエル』(講談社)、『なぜガザは戦場となるのか』(ワニブックス)、『なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル』(幻冬舎)、『パレスチナ問題の展開』(左右社)、『ロシア・ウクライナ戦争の周辺』(GIEST)など、多数。最新刊に『なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争』(幻冬舎、2024年)。「高橋和夫の国際政治ブログ」:http://ameblo.jp/t-kazuo

「2024年 『イスラエル vs. ユダヤ人【増補新版〈ガザ以後〉】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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