高速の罠 アナザーフェイス6 (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 地味な作品だな、と思った。主人公である大友が撃たれるあたりまでは、シリーズを追ってスケールが大きくなっていったように感じていたのだが、本書での大友は未だ心の傷おいえず、自信も失っている。
    しかしそれだけに、リアリティはとても高くなっていると思う。無論フィクションであり、荒唐無稽な部分もないわけではないが、現実にこのような事件が起こりうるおではないか、と真面目に思うくらいだ。悩める主人公の姿も悪くないと思う。

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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