・本当に良い野菜とは何か?
・有機野菜はどういう歴史があるのか?
・農業のあるべき姿とは?
という事を非常に考え抜かれた内容が続き、
とても興味深く一気に読み終えました。
ただ読後の今も、
・理屈では農薬を使おうが使うまいが、
野菜のおいしさ、健康に与える影響には
関係がないと理解しつつも
感情が“農薬”という言葉に拒否反応を示す
と言う私の意見は変わりません。
それでも私が
・野菜を育てるとはどういう営みなのか?
・職業としての農はどうあるべきか?
・食べる事って何だろう?
という視点を持つ事が、
飽食と飢餓が平行して世の中に存在する現代に
生きる一人の消費者としてとても大切な事であると
気付かされた一冊でした。