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感想・レビュー・書評
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「書評」について少し調べてみる必要があり、unlimitedの無料電子本を調べて探し当てたもの。
私は日経新聞を購読している。日経新聞では、土曜日の朝刊に書評のページが見開き2ページで掲載される。実際に読む本を選ぶ参考にしているし、また、書評そのものが、「読み物として」も面白く、土曜日朝刊の書評を読むのは、週末の楽しみの1つである。
今回、あらためて、書評について調べる必要が出来た時に、「書評って何だろう」ということについて、きちんと理解していない(うまく人に説明できない)ことに気がついた。
本書による、書評の定義は下記の通り。
■読者が本を選ぶための情報を提供する目的として
■主に新刊を取り扱い
■書物の内容紹介だけでなく、書評の書き手の論評も加えたもの
すっきりした定義で分かりやすい。新聞書評であれば、「主に新刊を取り扱い」という部分はよく分かる(というか、実態としてそうなっている)が、いわゆる「書評集」というものは、必ずしも新刊本ばかりを扱うわけではないので、この部分は少し違う気もするが。また、上記にもう1つ「良い書評」という点での定義を1つ加えると、「読んで面白い」という項目が加わると思う。
いずれにせよ、日経新聞の土曜日朝刊の書評は、私にとって「本を選ぶための情報を提供」してくれており、定義そのものであった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本を読んでもアウトプットしないと身につかない。そのためブクログに印象に残ったことを残しているが、ワンパターンでちぐはぐなことしかかけない。
それを解決しようと見つけた本。
‘文章の書き方’ なる本はたくさんあるが書評に絞っているのは珍しいのではないか。
著者はブログで年間300冊以上の書評を書いているいわゆる書評のプロ。
内容は2部に分かれていて、前半は書評の書き方、後半は本人の書いた書評を具体例として書いている。
前半は、タイトルの付け方や引用の要件についてなどの書評を書く上での必要な要件の解説である。
特に、書評、読書感想文や新刊紹介の違いの解説では、視点の場所で説明してある。
自分の文章がちぐはぐになっている原因はこのあたりにありそうだ。
今後、記事を書くときには何を書いているか意識して記事にしていきたい。
後半は著者が書いた書評を具体例として挙げていた。
ただ、解説があればさらに勉強になったかな。
この本の内容を参考すると、自分が書くときだけでなく、ブクログなどで他の人の書評を読むときも奥深くなりそうである。 -
ブログで書評記事を書きたいなと思い始めて、kindle unlimitedで借りて読んだ本
前半は、「書評とはなにか」という問いかけに対しての筆者の回答
後半は、実際の筆者の書評記事を10例紹介
という構成。
■ 印象に残った点:
- 書評と読書感想文の違い
- 書評とは主に新刊を取り扱う
→ これは考えたことがなかった。言われてみるとなるほどなとも思うし、自分自身で見るとそこまで気にしなくてもよいのではと考えてしまう。
- 引用の条件
→
■ 印象に残った言葉
『残念ながら、たくさん本を読んでいないと論評は書けません。あるいは、たくさん他のメディアに触れていないと書けません。本の外に視点を置いても、それ以外に目に入るものがなければ、書けるものなど限られています。その人の内的な世界の大きさが、その人が書く論評の世界の大きさの限界になるのです。』
Kurashita Tadanori. BlogArts: How to write book review (Japanese Edition) (p.13). R-style. Kindle 版. -
このブクログでの感想を書くために読んだもの。テクニック的なものは多く切れておらず、著者の過去の書評の事例紹介が半分。
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経緯:Kindle読書術の中で紹介。
対象:本を読んで、書評記事を書きたい人。書いているけどどう書けばいいかわからない人。
著者の考え:書評、というと内容紹介+論評だが、ブログ記事ではそこまで厳格である必要はない。
印象に残った:引用の定義等、他人の本についてアウトプットする場合の最低限の注意点が書いてあるのが印象的。アウトプットを意識しながら読むと読み方も変わりそう。
類書との違い:ー
実践情報:ブクログの内容を、「これくらいの内容がかければ1000-2000文字はいける」というものに変えた。(そんなにかけないけど)
関連情報:part2の書評の本はいくつか気になるものがあった。 -
端的に書かれていて、非常にわかりやすい本。
後半は著者の過去の書評事例が、特に解説なく紹介されているが『こういうのもあっていい』『形にとらわれる必要もない』というコトも教えてくれた気がする。
気軽に書評なり独唱感想文なりが書けるようになりたいと思った。 -
writing
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読み終わりました。
ブログのまとめ的な本。 -
ブログの書き方に悩んでいたので参考にさせて頂いた。
2016年はもっと書評を気軽に書いていきたい。 -
私は本を読んだあとは、このブログやブクログで、記憶の定着のためにレビューらしきものを書いている。
そういったものをいくつか書いているうちに「ちゃんとした『書評』というものはどんなものなのか?」と興味を抱くようになった。
そこで手に取ったのが本書。
94ページという少ない枚数の中で、本書は書評の書き方として以下の点に注意するよう指南している。
質問1:購入の経緯は?
質問2:本の対象読者は?
質問3:著者の考えはどのようなものか?
質問4:その考えにどのような印象を持ったか?
質問5:印象に残ったフレーズやセンテンスは何か?
質問6:類書との違いはどこか?
質問7:関連する情報は何かあるか?
これらのポイントと、自分がこれまで書いてきた「レビューらしきもの」を照らし合わせてみた。
質問1,2,5ぐらいは記述できていると思うが、他は書いたことがほとんどないような気がする。
すると私が書いてきた記事は「書評ではない」となる。
また、本書では読書感想文と書評との違いを「内容紹介にプラスされているものが感想か論評か」と位置づけている。
この点からも、私が書いているものは「書評」ではなくただの「感想文」だということを再認識させられた。
本書を一通り読んで感じたのは「書評を書くのは難しい」。当たり前といえば、当たり前なのだが。
人に読んでもらえるような記事はそう容易くは書くことはできないのだと、改めて教えてもらったような気分になった。
最後に、読んで耳が痛くなった一文を紹介。
「その人の内的な世界の大きさが、その人が書く論評の世界の大きさの限界になるのです。」