- 文藝春秋 (2008年8月10日発売)
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みんなの感想まとめ
恐怖と狂気が交錯する物語が展開される本作は、ホラーの新たな側面を描いています。映画版とは異なり、原作では父親が館の影響で狂っていく様子がリアルに描かれ、ただの恐怖ではなく、存在しないものからの干渉がテ...
感想・レビュー・書評
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「シャイニング (上) 」(スティーヴン・キング : 深町眞理子 訳)を読んだ。
これさぁ映画は観たはずなんだよ、ジャック・ニコルソンの。
ストーリーは全く覚えてないんだけど。
なんか双子の女の子とホテルの廊下の血の洪水という断片的なイメージがのこっているだけだな。(それすら後からの捏造記憶かもしれない)
まあ観たとしても三十年以上前だろうし、観たつもりになっているだけなのかもしれないし。
で、小説の方は、まだ(上)なので本格的なホラーには至っていない。
ザラザラした居心地の悪さが募ってくる感じだね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
比べても仕方ないけれど、館モノ、親子、という設定で思い出すのはやはりキングのシャイニング。ただの狂気ではなく、館やこの世のものではない存在からの干渉で父親が狂っていくのがなんともホラー。映画もジャック・ニコルソンが良い味を出している。
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キューブリックの映画化が気に入らなくて原作のキングが撮り直したというのも頷ける。
ホールの時計が鳴るたびに静まり返る客達や、犯人のわからない恐怖、エドガー・アラン・ポーの『赤き死の仮面』の文章が本文にもたびたび引用される様子からも、実は目を逸らしているところに恐怖はあるということがテーマの一つになっているのかもしれない。
映画のテーマは業や輪廻だと思うので映画とはちょっと違った面白さがある。
キングの小説は長いけどやっぱり面白い。
あと、キングがこの小説を書くきっかけとなった「スタンリーホテル」についてはYoutubeに宿泊客の動画などがあるので観ておくとこの小説をさらに楽しめる。 -
初めてスティーブンキングの小説を読んだけど、言い回しがなんかすごい。読みづらくて時間がかかった。
映画では描かれてない部分を知れてよかった。
(というか全然違う) -
上巻読了。
映画のイメージで読み出したが、基本的なストーリーは同じでも、全くの別物と考えた方がよさそう。
下巻が楽しみ。 -
続編のドクタースリープを買ったので、何十年ぶり?に再読。スティーブンキングは、ハマる人とダメな人にわかるけれど、私は昔から大ハマり。ショーシャンクの原作の「刑務所のリタヘイワース」みたいな作品もいいけれど、シャイニングはやはり大傑作。映画のジャックニコルソンみたいに、いるだけでやばい人ではなく、普通の人が壊れていくのが本来の話。
ダニーの輝きが続編でどうなるのかな?楽しみ -
著者の作品は初めて読みますが、登場人物の心理がとても細かく描写されています。同情できる部分もあれば、理解できない部分もあるのですが、映画の「シャイニング」からは読み取れない心の動きが詳しく描かれています。ゆえに映画に比べると、物語の展開は遅く感じられるので、じっくりと心理描写を読むことになります。好きな人には好きな内容だと思います。
キューブリックの映画とキングの小説の内容は、ほぼ別物として鑑賞したほうが良いと思われます。映画には映画の良さ、「音」、「人物の表情」、「映像の美しさ」が存分に発揮されており、これはこれは素晴らしい作品ですが、一方の小説の方は人物の育ってきた環境や、過去の出来事、考え方など、内面的な描写が生々しく描かれていて、映画では表現しにくいものが、深く盛り込まれているように感じます。
本書の物語の内容は、いわくつきのホテルが、主体的に登場人物に干渉をしているようでもありますが、登場人物の性格や精神、あるいはシャイニングと呼ばれる能力によって、そう感じられるだけとも解釈できるようにも読めます。つまり夢か幻のような何かを見せるだけ、というだけのことだと。しかし、上巻の最後の方ではついにホテルの呪いが、登場人物へ物理的な干渉をしてくるのか?といったところで、その先は下巻に持ち越されます。つい下巻を手に取りたくなる展開です。
映画とは内容が違うため、結末も違うかどうかもわかりません。じっくりと続きを読み進めていきたいと思います。 -
(01)
オーバールックホテルは、コロラドの山岳地帯の美しい景観がその魅力となっているが、高所からの見渡しと同時に、見落としや見逃しが含意されている。この擬人的な建物(*02)に、家族三人はそれぞれに、奇妙な同調と乱調を示す。
例えば、ジャックの癇癪は、ホテルのボイラーと同期しているかのようである。ダニーとトニーとの感性は鋭く、ホテルのいちいちの怪異に過敏に反応してしまうし、彼らが鍵となってジャックの悪性を解き放っているかのようでもある。ウェンディには霊感は少ないようであるが、ホテルが物理的にもたらす孤立によって、ジャックへの恐怖を募らせ、ダニーと連携してジャックをホテルとともに葬ろうという気分は、ホテルへの対抗力であると同時に、ホテルやジャックをより一層刺激してしまう。
(02)
そしてオーバールックは、動物的でもある。表に設えられた迷宮のトピアリーはライオンなどの動物を象っており、すずめばちは最後まで家族に悪さをしかける。アルコールに飢えているジャックは、癇癪にしても野生の解放を求めており、アルコールへの依存は野生動物としての人間の一面を浮き彫りにする。
オーバールックの歴史には、20世紀の観光ホテルや闇興行の暗黒が刻まれている。ジャックがこの歴史にアクセスする時、ホテルの生理と精神は、ジャックに染み込んでいくように感じられる。その時、ホテルが獲物を狙うのは、ホテルが有する動物性を駆使しているというよりも、人間の近代性のためにヒューマニズムが排除してきたもののようにも思える。つまり、子ども、女性、黒人、アルコールに依存する弱者、癇癪を起こしやすい弱者といった属性は、それぞれに近代社会が理由をつけて(*03)暗がりに押し込んだ何者かでもあったように感じる。
(03)
文体も楽しい。トランスしたような台詞には、前衛的なものよりも、むしろ戯曲の伝統を感じる。地の文にも豊富な暗示が集合しており、言いかけて終わる言葉(体言)には余韻が漂う。クロケーの木槌という小物が終盤に重要な役割を果たすが、その打ち込みの強さを示すように強調される文章がある。また、後半のハローランと現地とのクロスカッティングのような章構成は、映画的な手法の取り込みとも言える。章だけではなく、文の中にもクロースアップ効果も見えているようである。 -
巨匠スティーブンキング氏の有名作品をいまさら。アルコールと癇癪で職を失ったジャックが、伝手で見つけたオーバールックホテルでの冬季管理人の職。息子ダニーのもつ「かがやき」。ジャックという人間が好きになれないし、暗く、わりと退屈に進む前半部だが、いよいよ雪が積もって外部との行き来が絶たれたころ、下巻に差し掛かる手前あたりで一気にボルテージがあがってくる。下巻へ。
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2019/07/27
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映画がすごく気になっているので、まず原作を読んでみた。ダニー視点で話が進行するところが、面白かった。
下巻がすごく気になる。 -
キングは自分には合わないと思い知ったので、二度と読まないようにしよう。
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家族の物語。いいところで上巻が終わってしまい、もどかしくなりながら下巻を購入した。
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スティーヴン・キングの作品
