- Amazon.co.jp ・電子書籍 (174ページ)
感想・レビュー・書評
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今までぼくたちが認識していた「怒り」についての定義を
180度変えられるようになる本です。
怒るタイミングや怒る理由があれば
「怒ること=正しいこと」になるということがわかりました。
正しく怒る技術を習得することによって
怒りさえも素晴らしい「自己の表現」という価値になります。
・ストレスをため込んでしまう方
・すぐ発散しようと暴発してしまう方
は絶対価値アリの一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おこっていいのは、予測不能で自分が不利益を被ったとき。
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目から鱗の考え方。実際に行動を変えられそう。
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迷って怒るのも迷って我慢するのもストレスと述べ、正しく怒るときの条件、そして怒って勝つために考えることとある意味日常生活の戦略書のような斬新な切り口が響きました。
特に相手に過失がありその過失が予想外のときだけ怒るという著者の考えは意識していきたいなと。 -
・すべての感情は、予想外の出来事によってのみ喚起される。その予想外の出来事が自分にとって好ましいものであれば喜びになるし、好ましくなければ怒りや悲しみになる。
・怒りはただの生理現象。「予想外の出来事」によって感情が喚起されると、身体が無意識に反応する。
泣くのや笑うのを我慢できないように、怒りも我慢するのは本来無理。なのに、怒りだけはなぜかみんな自然な身体反応を封印しようとする
・結局、怒るか、怒らないかが問題ではなく、中途半端な選択をすることが問題。これは怒る場面だ。だから、しっかり怒る。ここは我慢するべきだ。だから、しっかり我慢する。あるいは謝るといった、はっきりした意思を持って行動することがなにより重要なのです。それさえできれば、私たちがストレスを溜める場面というのは激減します。
・怒る条件とは?一つ目は、「相手に過失があり、その過失によって自分に不利益が生じた時」。二つ目は、「その過失が予想外だった時」。
十分に予想できることが発生して自分に損害が出たときは、それは当たり前に受け入れるのが社会人の判断。それを「悪いのはあいつだ」などといって怒るほうがおかしいのです。
事態が予想どおりに動いたら、喜ばしい出来事のはずなのです。たとえそれが自分にとって好ましくないことであっても、それが予想どおりであれば、「やっぱりそうきたか。Aさんならそうすると思っていたけどな」で済む。堂々と怒る方法を身に付ければ余裕も生まれ、「なんて、醜いんだ、この人は。ある意味見事!」といったふうに楽しむ余裕も出る。
・問題はここなのです。自分は正しいのに怒ることができない、このジレンマこそが、怒りに関する最大の悩みなのです。
・激しい言葉を浴びせられると、どうしてもその言葉に反応しがちですが、大切なのは、その言葉を選んだ相手の思考パターンのほうです。要は相手の意図をはかることがIQを維持するためのコツです。それさえわかれば、対策を練ることも難しくないですし、もしも、その意図が自分と共有できるものであれば、一緒に改善策を考えることもできます。
・言語化する際には“言葉使い”も重要です。あなたが使う言葉は、できる限り丁寧にしてください。汚い言葉使いは、周りの評価も下げますし、なにより自己能力の自己評価であるエフィカシーを下げてしまいます。 ですから、怒りが高まったら、高まった分だけ、言葉も丁寧にする。それによって、前頭前野はより良い方向に活性化していき、怒りの現場であなたに勝利をもたらすでしょう。
・IQを下げずに怒るにはどうすればいいか? それは丁寧な言葉使いを心がける、でした。 では、言葉とはなにか? それは、あなたの思考を良くも悪くも規定するものです。言葉の使い方次第で、人は自分の生き方も、大切なものも、すべて決まってきます。 そう考えれば、怒りをコントロールするのも、“言葉”であることがわかるはずです。 そう。すべては言葉なのです。 思考を続けるためのエネルギーも、勇気を振り絞るためのパワーもすべては言葉から生まれます。良い言葉を使えば、良い力が生まれるのです。 -
○それでは、怒る条件とはなにか? その一つ目は、「相手に過失があり、その過失によって自分に不利益が生じた時」です。 条件の二つ目は、「その過失が予想外だった時」です。,○私たちが胸に刻みつけておかねばならないことは、正しい怒りであっても負けることはある、ということです。 勝ちたかったら、勝つためのメソッドを身につけることが必要。そのやり方を理解し、稽古を積んで自分のものとしなければいけません。,○激しい言葉を浴びせられると、どうしてもその言葉に反応しがちですが、大切なのは、その言葉を選んだ相手の思考パターンのほうです。要は相手の意図をはかることがIQを維持するためのコツです。それさえわかれば、対策を練ることも難しくないですし、もしも、その意図が自分と共有できるものであれば、一緒に改善策を考えることもできます。,○怒りに全身を震わせながらも、自分に不利になる行動だけはしない。これが怒りの現場を勝ち抜く方法です。,○なぜでしょう。どこか納得しきれませんが」という穏やかな、もの言いを心がけてください。,○つまり、共有していた目的を達成した時が、怒りの現場での本当の勝利なのです。