ナイルパーチの女子会 (文春e-book) [Kindle]

  • 文藝春秋 (2015年3月30日発売)
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みんなの感想まとめ

友達のいない二人の女性の物語が描かれ、彼女たちの心理がリアルに表現されています。「友達がいる自分」を求めるあまり、理想と現実のギャップに苦しむ姿が印象的で、他者への配慮が欠けていることによる葛藤が浮き...

感想・レビュー・書評

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  • 友達のいないふたりの女性の物語。
    友達が好きなのではなく、「友達のいる自分」が好きなだけ。
    「友達はかくあるべき」の理想が強すぎて、思い通りにいかないとイライラしてしまう。
    他の人の気持ちや事情を慮ることができない。
    自分が一番かわいくて、何でも面倒くさくなってしまう……。
    友達ができない理由は様々。でも結局、「友達ってなんなんだ???」と考えさせられる。
    女性の心理が事細かに、リアルに描かれていて読み応えあり。

  • エリート商社OLと、怠惰な主婦。ブログがきっかけで出会い、お互いをうらやましく思う。2人とも女友達がいないという共通点があった。

    友人との距離の取り方がわからず、ストーカーと化したり、今持つ幸せに気が付かなかったり、デフォルメされているけど、自分の中にも潜んでいるかもしれない感情だと思う。

    最後のページに「翔子にもそんな場所が存在することを、心から願った。」という主人公の心の描写にホッとした。

  • 恐ろしいと思いながらも所々に自分を発見してしまう。
    もっとうまく生きれば良いのにと思いながらも暴走してしまうきっかけは些細なもので、それが怖い。

  • 友達に紹介され一気読み。私は根っこの部分でおひょうに多くを共感した。もう少し私が若い頃だったら、えりこにも少しは共感できたかな。一人相撲が過ぎるところや、恵まれている事を客観的に見れないところ、男性への思いなど。

  • 怖かった。。
    人との距離が取れない人ってこんな心情なのかと目からウロコな印象。
    極端な場面もあるけれど、真実に近いような気もする。

    早稲女、女、男 でも女の内面を描く鋭さに感心したけど、あれとは格段にレベルが違う。
    読み応えあったー。

  • 人は人とつながりながら生きている。

    人とのつながりを過剰に求めるとストーカーになる。
    二人の視点で物語が紡がれているが、互いに影響を与え合っている。

    読者は高い視点から二人をみつめることが出来るが。
    多くの人は卑下しつつも否定しきれないところがあるのではないか?

  • ブログを通じて知り合った女二人の友情が、
    とんでもない方向に転がるお話。

    途中まで、
    登場人物誰にも共感できず…
    桐野夏生の グロテスク を彷彿させるイヤミス感にハラハラしましたが(笑)

    二人の 背景にあるものと
    心の変化が丁寧に描かれていたところに、
    最後は、ストンと気持ちが落ち着きました。
     

  • この著者の本は初めて読んだ。テレビで紹介されてそのままのノリでトライ。

    登場人物は狂気レベルにまで達してしまったように思えるが、程度の差こそあれ、意外とありふれた感情が描かれているように思う。
    ここまで登場人物のように感情に振り回される人は、当然ご近所様にはいらないけどもw全力で遠慮します。

    読んでいて気になったのは、著者のバックグラウンド。
    ネット情報によれば、友人達が身近にいてワイワイやっている方のようで、なんとなくよかった気がしたw
    持っている人と持たない人の両方を描くためには、やはり持っている人でないとこういう書き方はできないのではないか、と思ったがどうだろうか。

    一番ショッキングだったのは、真織。突如暴力的な最強キャラとして君臨して別世界のようだったw
    他の小説でも、彼女のようなキャラはよく出てくるので慣れていた気がしたが、この著者の描き方だとまた新鮮に魅力的な危険キャラ、という印象を受けた。

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著者プロフィール

1981年、東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。2010年、同作を含む『終点のあの子』でデビュー。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞を受賞。2017年に刊行された本作は2024年に英訳され、日本人初のブリティッシュ・ブック・アワード受賞、ウォーターストーンズ・ブック・オブ・ザ・イヤー選出など4冠を達成。世界的ベストセラーとして日本文学の新たな可能性を示し、第7回野間出版文化賞を受賞

「2026年 『BUTTER』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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