デビルズ・ノット [DVD]

監督 : アトム・エゴヤン 
出演 : コリン・ファース  リース・ウィザースプーン  デイン・デハーン  ミレイユ・イーノス  ブルース・グリーンウッド 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.08
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111248183

感想・レビュー・書評

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  • 怖いなー。
    夢中になって観た。
    『映画秘宝』という雑誌でこの作品の元になった事件を知ったのだが、どうなったかずっと気にかけていた。
    周囲に‘嫌われ’ているだけで偏見や誤解を生み、恐ろしい事件の‘犯人’にされてしまう...
    これが実際にあった出来事なんて。
    でも氷山の一角かもしれない。

    映画の最後に‘犯人’の三人は一応生きていると出ていて、心底ほっとした。
    この三人は実際‘犯人’かどうか分からない。
    ‘真犯人’の疑いが濃厚とされている人も冤罪かもしれない。

    現実には名探偵がいて解決編~なんてないからな。

  • 1993年初夏、ウエスト・メンフィスで児童の猟奇殺人事件が発生。
    殺された少年たちは手足を靴紐で縛られ、体には人間の所業とは思えない暴行の痕があった。戦慄した地元住人らはパニックに陥り、全米のメディアは小さな田舎町に押し寄せた。
    報道が過熱するなか、警察は16~18歳の若者3人を犯人と断定、逮捕した。
    未成年者の逮捕に激震が広がる中、事件の成り行きに不自然さを覚えた私立探偵のロン・ラックス(コリン・ファース)は独自で調査を開始する。
    一方、被害者の母親のひとり、パムも裁判を通して浮上したさまざまな矛盾に動揺し、人知れず苦悩を深めていた・・・。
    1993年に起きた「ウェスト・メンフィス3」事件とその裁判を元にしたサスペンス映画。
    警察の初動捜査の遅れとよそ者でブラックメタルが好きな人に対しての偏見による見込み捜査、長時間の尋問で引き出した証言そしてあいまいな証拠と悪魔崇拝者が暗躍しているという根拠のないデマが容疑者を有罪にした。現代の魔女狩りについての傑作サスペンス映画。

  • 実話に基づいた作品。
    未解決な為、後味悪く鑑賞後嫌な気分になる。
    真犯人は別にいる感じなのに偏見で少年達を冤罪にしてしまうのが怖かったです。

  • 僕には同やら好きになるとその役者さんの作品をすべて集めたくなる習性がある。これは親父の収集癖を受け継いだような気がします。来年は還暦を迎えるコリン・ファースを知ったのは2003年の「ラブ・アクチュアリー」なのですが、その前に「イングリッシュペイシェント」を観ているのですが、気にも留めなかったんですよね。

    そして気が付くと20本を超えていた。

    「デビルズ・ノット」
    https://www.youtube.com/watch?v=wa1A5W-ZhWA

    1993年にアメリカで起きた人を基に描かれたノンフィクション作品。3人の児童が殺された事件の犯人として3人の青年?少年が起訴され、投獄されるまでを描いているのだが、これだけを観ているといまだ未解決事件と言える。

    悪魔崇拝で盛り上がった地元住民も彼らの罪が有罪に傾くどこか疑問を感じ始めていく。というか正義のために戦うコリン・ファースと弁護団以外の人が正常と思えない心理にいたのかもしれない。悪魔と言う言葉の響きは人さえも自由に操れるのか?

  • 本日、コリン・ファース2連続。

    冤罪だとしたら、
    相当ひどい判決だけれども、
    どちらにしても集団心理の恐怖ったらないし、
    人間の思い込みや記憶の作り変え、
    真犯人がいるとしたならその人物の内界の、
    いずれもが恐ろしすぎる。

  •  子どもが殺されヘビメタ好きな青年達が容疑者として逮捕される。彼らは悪魔崇拝者とみなされるが、捜査を不審に思った探偵は調査を開始する。
     アーカンソーで実際に起きた事件を映画化。

     実話としての怖さが光る作品。
     明らかに証拠がおかしいのに先入観から裁判がひっくり返らない。それが最後まで続くのだから怖い。 

  • 実話に基づいた冤罪事件に付き合わされるので、最後まで気は晴れません。冤罪と言っても、警察のでっち上げです。辻褄が合わないのに、陪審員は十代の若者に死刑や終身刑を決定します。大衆はハナから真実の行方ではなく、死刑の宣告を急かします。監督が見せたかったのは、果たして人間は人間を正しく裁けるのか?というテーマでしょう。

  • コリン観たさに視聴。
    1993年にアーカンソー州ウェスト・メンフィスで実際に発生した「ウエスト・メンフィス3」事件を描いたノンフィクション小説を元に、アトム・エゴヤン監督がメガホンをとった作品。事件後の顛末を、遺族・警察・容疑者・町人の心理を描きながら追っていくドキュメンタリー要素を盛り込んだ形式でストーリーが展開していく。
    事実と被告人の証言内容が一致しないにも関わらず、有罪判決が下される裁判。冤罪を疑われているこの事件を通して、当時の警察の捜査の杜撰さだけでなく、セイラムの魔女裁判を思わせる人間の集団心理の恐ろしさを伝えてくる。

    コリンは事件関係者ではなく、調査員という立場のためあまり出番がなかったのが個人的には残念。上品に髭を生やしたコリンも素敵だわ。

  • [鑑賞方法:WOWOWシネマにて]

    ■感想
    この事件のこと少しだけ知っていたので、結末があーなったのは驚きはしなかったが、身近に感じたし考えさせられた。と、言うのは私が住んでいる近い所は「●●事件」が起こった場所でもあり、冤罪事件でもあったからだ。そしてまだ未解決。

    この映画の中の容疑者となった少年たちはオカルトやへヴィメタルが好きだという理由だけで犯人と決めつけられ、警察は真犯人を探そうとさえない。田舎であればあるほど他と違うと偏見が強い。

    事件自体は恐ろしいことだが、周りの目と思い込みが犯人像を作り上げそれを都合のいい人に当て嵌めて裁いてしまうということは更に恐ろしいことだと思う。しかも真犯人を野放しにしてしまう二重のリスクがあるのに、なぜ人は偽りの安心感を求めるのか? ある意味集団ヒステリックな感覚に近いのかもしれない。取りあえず「何かが」捕まればホッとする……私にも覚えのある感覚だ。そんなこと、真犯人の思う壺にはまるだけに過ぎないのに。

  • 実話のようです。
    なんだか誰がどの証言をした人か混乱しましたが・・・作品としては見ごたえがありました。

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