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- Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159230554
感想・レビュー・書評
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樹木は、数十年数百年、といった長い期間にわたり、たくさんのタネを生産し続けます。しかし、せっかくつくったタネも、芽生えた場所が、親の木の下だと、うまく育つことができません。そこで、木は、すこしでも遠くでタネを芽生えさせようと、さまざまな運び手たちの協力を得て、子ども(木の実)に「旅」をさせるのです。
読んであげるなら ―
自分で読むなら 小学中学年から詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テーマは「木は、動物とちがってうごけない。でも、一生にいちどだけうごけるときがある。それは「木の実」のときなんだ」。風と旅する木の実(カエデやモミジバフウ、松ぼっくりなど)、鳥と旅する木の実(ブドウやクワ、赤い実など)、リスやネズミと旅する木の実(ドングリのなかま)、に大きく分けて、おなじみの木の実からはじめて知るようなものまで、たくさんの個性的な木の実が原寸大で描かれているちょっとした図鑑。最後は人間も登場。種として生き残るために、それぞれ工夫をこらして遠くへ遠くへ旅する木の実に思わず感情移入してしまうような楽しい絵本。
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