学校へ行けない僕と9人の先生 (アクションコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 双葉社
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  • 当事者目線で描かれた主人公の成長のストーリー。

    小学校1年生から始まる不登校。
    その時々の主人公の心の動きや葛藤がリアルで大人が良かれと思って言っていること、やっていることって多いのではと反省させられます。
    そして、年齢と共に先生や関わる人も変わり、人それぞれなキャラで関わり方も様々。
    それが良くも悪くも彼らの成長に影響していくのだなと感じました。
    出会いは大事。不登校に繋がるようなことって避けたいところだけど、どこかくじ引きな感じもする。ただ、その後をリカバーしていけるような良い出会いに巡り合えるよう働きかけを続けていくことは大事だなと感じました。
    なんと夢を叶えた主人公さん!
    その出会いが面白いし、人生分からないですね。
    とは言え、たくさんの生きにくさを抱えた子どもたちひとりひとりに良き出会いがありますように!
    そんなひとりになれるようにありたいです。

  • 「普通」でありたいと願い苦しむ姿に共感しました。
    子どもの頃は自分が所属するコミュニティの価値観が「ふつう」になってしまうし、そこから外れる怖さが付き纏う。
    そして、子どもにとっての教師の存在は大きい。
    一つひとつの言動が良くも悪くも子どもたちにとって、忘れられない先生になるということを改めて考えさせられる漫画でした。

  • 鳥山明さんの登場に驚いた。

  • 不登校な自分を「フツウ」じゃないと責め苦しむ少年の姿が、いかに学校という狭い場所が「フツウ」を強いており、そこから外れることを良しとしない世界であるかを映しているかのようだった。特に主人公と仲良しの友達が家庭崩壊という苦境に立たされたとき、主人公が友達の苦しむ姿を見たいという本音を自分からも隠して友達に馴れ馴れしく接している場面が「フツウ」の世界における「強者」になりたいという思いが垣間見えてゾッとした。作者がいかにして不登校から社会人になったのかはあまり描かれていないのでそこのストーリーも知りたいです。

  • とても個人的な視点で描かれている。
    著者はラッキーだったと思う。そして何よりもずっと見つめ続けていていろいろな「先生」と引き合わせる親がすごい。

  • 刺さった

  • 学校へ行けなかった子どもの心中がよくわかる漫画。
    作者自身が体験したことを漫画にしているけれど、低学年の頃から自分の気持ちを言語化できるのかなあ、こんなに鮮明に覚えているかなあ、とふと思ってしまった。大人になって、自分の子ども時代を振り返ってうまく言葉と絵にしていったんだろうけど、少し違和感がありました。「学校いかんでもよくね?」と周りがいえて、自分の好きなことを思う存分できればいい、って世の中になっていく必要があるな。

  • -

  • なんとなくポチってしまった作品。
    なんというか悶々とするな。
    子供は先生を選べないし先生も児童を選べない。
    周りに合わせるのがいいってわけじゃないけど、合わせられないのは辛い。
    先生だって誰だって人間だもの、わからないこともあるよね。
    とにかくひとつの歯車がずれて、どんどん修正が効かなくなって・・・
    こういう子供、そして修正が効かないまま大人になってしまった人というのは多分思った以上に多いのだろう。
    作者はたまたま偶然に鳥山先生と会うことが出来て救われたんだけど、多分大半の人は救われないままだろうな。

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