百年法 下 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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  • 永遠の命、人間の見る見果てぬ夢。テーマが重い分、内容も固くなってしまった。視点を変えて、年少者も登場させたらもう少し変わっていただろうか。いずれにしても、長生きしてもロクなことないというのが落ちということだろうか。

  • - 生と死は紙一重。
    - 人間は弱いからこそ進歩した。

  • 敵に追い詰められて瀕死の危機!でも必殺技で一発逆転!からの真のラスボス登場、エキシビション戦へ…って感じの怒涛の展開だった。
    後半1/3まで、本当にこの話収束するのか…と不安になった。

    SFもの?はあまり読んだことがないし、政治や法律の話はあるけれど、難しい話ではなくエンターテイメントとして気楽に読めた。

  • エンタメとしては良かった。

  • 物語として、メッセージのある作品。

    大きな流れと個人について。
    思いの重要性。

  • エンタメ小説としては読み応え十分。長い話ではあるが、中心人物が適当に変わるし、ストーリー展開にも矛盾がないので良いと思う。ただ、たくさんのテーマを盛り込み過ぎていて、踏み込みが浅くなっているのが残念。

  • 下巻は、百年法施行がもたらす問題点が浮き彫りになる。永遠かのように思われる百年など、あっという間に過ぎて、身体の若さを保っても精神は歪んだ過程を辿って老いていく。いざ、百年を向かえても生への執着は本能的だろうと思う。でもそれは、今生きている世代が良ければいいという事に繋がり、若い世代にはしわ寄せがいく。現代社会そのままのよう。

  • 近未来、本当にこんな世の中あってもおかしくないかもと思わせるリアルな設定。限りある命だからこそ人間らしく生きられるのかも。限りある時間に何が出来るのか?何をしたいのかと考えさせられました。

  • 現代の日本への皮肉もいっぱいでとても面白かった。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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