嗤う淑女 [Kindle]

著者 :
  • 実業之日本社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (227ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物それぞれがリアルな感情を持っていて、一気に読みきった。笑うセールスマン的なブラックな感じがたまらない。

  • 中山七里の連作短編集。
    いわゆる悪女系のストーリーであり、こちらも多分に漏れず宗教家的な
    カリスマと妖麗な美貌を兼ね備えたダークヒロイン、蒲生美智留と彼女
    に翻弄される人びとを描いたサイコミステリー。

    ありがちな設定なのだが、他と大きく違うのは騙される側の殆どが
    美智留と同じ女性であること。こういう主人公がバカな男を手玉に取る、
    という話なら陳腐だが、ターゲットを同性にした瞬間に恐ろしく魅力的
    なサスペンスに化けてしまう。
    こういう発想、本当に凄いと思います、ええ。

    内容はいちいちハード。
    虐め・児童虐待・近親相●(Google対策)に加え、殺人・教唆・横領・
    保険金詐欺など、あらゆる「悪意に満ちた犯罪」が矢継ぎ早に登場する。
    これだけ並べられればゲンナリしてもおかしくないのだが、どれもが鮮
    やかで痛快感すら覚える始末。完全にKOされました・・・。

    中山七里お得意のラストどんでん返しも、相変わらず秀逸(ちょっと
    無理はあったけど^^;)。ちょっとしたグロさに耐性のある人、もしくは
    そういうのが大好物な人なら、絶対に楽しめるかと。
    僕はもちろん後者。なんなら同じ主人公での第二弾が読みたいなぁ・・・。

  • 主人公の影が意外と薄く、それより主人公に操られて落ちていく人々の弱さを描きたかったのではないかと思う。主人公にリアリティはないが、その分脇役のリアリティが引き立っている。

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プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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