殺人ワークショップ [DVD]

監督 : 白石晃士 
出演 : 宇野祥平  木内彬子  西村美恵  徳留秀利  伊藤麻美  井ノ川岬  杉木悠真  重田裕友樹 
  • アルバトロス
3.29
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本棚登録 : 39
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318409627

感想・レビュー・書評

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  • 「オカルト」で強烈な人物を演じた宇野祥平演じる江野祥平が、同じ名前で。
    生まれ変わりというか転生というか。
    さらに「戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章」でも現れてカメラマンに「白石くん」と呼びかけてくるので、転生先で転生前の人物に思いを馳せると言うエモエモな場面があるくらい、お気に入りの人物なのだろう。
    が、本作はそのエモ路線を期待してはいけない、キツエグ映画。
    ENBUゼミナールのワークショップで映画を作った「カメラを止めるな!」とは違い、殺人のワークショップをさせて映画にしちゃうという、なかなかな面白企画なのだが。
    実に胸糞悪い。
    エグみが突き抜けて笑ってしまうが、ひひひ……と笑うしかない。
    黒沢清「キュア CURE」と同じ話なのだが、見せ方が違うとここまで感じ方も違うとは。
    この映画を見たことで過去のフラッシュバックが起きる人もいるんじゃないだろうか。
    暴力は恐い……というのも白石監督の要素の一つなのかな。

  • 同棲する恋人から日常的に暴力を振るわれているアキコの元へ、奇妙なメールが届く。
    そこには「殺したい人はいませんか? 殺し方、教えます」と書かれていた。
    アキコはそのワークショップへと応募する。だがそれは、江野と名乗る謎めいた講師の指導のもと、参加メンバーが協力してターゲットを本当に殺していく“殺人実践型ワークショップ”だった…。
    江野という講師が、参加メンバーに実践で殺し方を指南し、実際にメンバーが復讐したい相手を殺害していく顛末を、白石監督お得意のフェイクドキュメンタリータッチで描かれていて、剥き出しな暴力や殺意が描れていて、殺人の中で参加メンバーの自我が解放されていく様子と掛け値なしのバイオレンスに背筋が凍るバイオレンスホラー映画。

  • あの「オカルト」の衝撃的な渋谷のスクランブル交差点のシーンがいきなりよみがえってくる。向こうからやってくるのは、あの男(宇野祥平)である。ここで白石監督ファンはみんなノックアウトされる。そしてDV男にペシペシペシペシ叩かれる女。ここまでは本当に100点を上げたいくらいのできなんですが、そこからはまあやっぱり役者さんたちがみんな素人だけにその脱力演技には正直苦笑してしまうのでありました。ただ、途中の編集とか演出とかはさすがに白石監督で、この素人芝居を救っています(途中に出てくるチンピラ2人はやっぱり玄人だけに迫力がある)。で、最後のあたりまで予想を裏切る、ローテンションな展開に「え? これで終わるの・・」と思ったりもしたのですが、いや、やっぱりこのメガネ女子は主役に抜擢されるだけあって、エンディングの芝居はなかなかのもの。また、殺されちゃうDV男の死に方もあっぱれ。というわけで・・・うーん、最初は★3つかと思ったのだが、おまけして★4つ!

  • あらすじは面白そうと思ったけど、ちょっと思ったのと違った…。臨場感が足りない気がした。痛い演技がリアルじゃない。先生はいいけど、全員が淡々としすぎ。

  • 2017年3月7日

  • 殺したい人間を自らの手で殺す事によって自分の心を救済するという様な謳い文句に釣られて”殺人ワークショップ”を受講する為に足を踏み入れた男女6名。視聴者を一息に飲み込んでしまう容赦無しの暴力シーンと罵詈雑言の数々。覚悟を持って観て下さい!

  •  殺したい人がいる人たちが集まる殺人ワークショップ。そこでは講師の江野祥平から殺人の実習を受けた上でみんなでターゲットを殺しにいくのだった。

     これ、演じてる殺人ワークショップの生徒達は実際の演劇ワークショップの生徒達という超冒険作なのだ、殺人も演劇も感情の爆発がテーマなのだ。
     ストーリー的にもそれぞれただ殺しにいくのではなく、それぞれ違う展開になっていくのもいい。
     何より江野祥平のキャラクターがいいよなぁ。。。俺もこんなワークショップ出たい。

  • 監督がワークショップ講師の依頼をされて、どうせならと作品にしたとのこと。

    オドオドとした受身演技から、ラストに向かってちゃんと主演女優になってるあたりが構造的に面白い。

  • 制作年:2014年
    監 督:白石晃士
    主 演:宇野祥平、木内彬子、西村美恵、徳留秀利
    時 間:75分
    音 声:日:ドルビーデジタルステレオ、日(解説):ドルビーデジタルステレオ


    同棲する恋人から日常的に暴力を振るわれているアキコの元に、奇妙なメールが届く。
    それは
    “殺したい人はいませんか?人の殺し方を教えます”
    と書かれた闇の殺人ワークショップへの勧誘メールだった。
    アキコはそのメールに返信し、ワークショップに応募するが…。

  • 安定の白石節である。

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著者プロフィール

白石 晃士:映画監督。1973年生まれ、福岡県出身。石井聰亙『水の中の八月』(1995年)に制作進行として参加した後、自主制作作品『暴力人間』(1997年/共同監督:笠井暁大)を完成させ、ひろしま映像展’98で企画脚本賞・撮影賞を受賞。翌年、『風は吹くだろう』(1998年/共同監督:近藤太)がぴあフィルムフェスティバル’99準グランプリを受賞する。2000年に矢口史靖に抜擢され『ウォーターボーイズ』のメイキング監督をつとめ、2005年『ノロイ』で劇場作品デビュー。以降、フェイクドキュメンタリーの手法を使った作風が評価され、2012年からリリースを開始したオリジナルビデオシリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』では、ホラー映画ファンを中心に大きく話題を集めた。ほか劇場公開監督作として、『オカルト』(2008年)、『タカダワタル的ゼロ』(2009年)、『シロメ』(2010年)、『超・悪人』(2011年)、『カルト』(2013年)、『殺人ワークショップ』(2014年)、韓国との合作『ある優しき殺人者の記録』(2014年)などがある。

「2016年 『フェイクドキュメンタリーの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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