- Amazon.co.jp ・電子書籍 (200ページ)
感想・レビュー・書評
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人間愛のお話ですね
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耳が聞こえない(或いは聴こえない)中で、どういった関係を築いていくか。これを「思いやる人」と「思いやられる人」の構造で描くのはひどく簡単なのだろうが、そこをあくまで対等な「友人関係」として描いている。有川浩『レインツリーの国』と並んで、「聞こえないとはどういうことか」考えてしまう一冊。
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相手が辛いこと、相手が楽しいこと、「相手の立場に立って考えなさい」と教育を受けていても、実際どれほど思い巡らせ行動できているだろうか。太一を見習って…といいたいところだけど、相手の懐に入り込んでもちゃんとある距離感、て難しい。測ろうとするからだろうけれども。/航平にとっては唯一でも、太一にとってはそうならないかな?答えをどうやって出すのか、続刊もたのしみに。
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本屋で平積みされていて、気にはなっていたので。
大学生もの。
まっすぐな大学生と、難聴の男の子のていねいなボーイズラブ。
ほんとうに描写とか、背景とか、光とか、ふたりの表情とか、そういったものが丁寧(はじめの数話はたしかに画力が落ち着いていない感じはあるけれど)
タイトルの通りの「ひだまり」というか、光とか、影とか、そういったものの使い方と心情がとてもリンクしていて、受も攻もどちらの心情もぐっとくる。
障害という複雑なものを、ていねいにボーイズラブに昇華していった佳作だと思います。