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感想・レビュー・書評
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前に紹介した類似本「光文社古典新訳文庫「古典の森」の読書ナビ 編集長の厳選 62冊」をKindleで読めた人には、同じく0円で読めるこの本も推薦します。軽く読めるからです。最初は短編小説を紹介している。その意図は以下の通り。
「海外文学の長編を敬遠する人が多いとよく言われます。しかし典型的な長編作家と思われているドストエフスキーもバルザックも、実は読みやすい短編を数多く書いています。『グランド・ブルテーシュ奇譚』は、そういう意味でバルザックの入門書としては最高です。」
ラインナップは、知っているのも無いのもあり、楽しいです。
前回の紹介の中で、加藤周一の言葉を紹介した意図を書くのを忘れていました。
わたしの古典への態度は複雑なモノがあります。
「(人生は短く、読むべき本はあまりにも多いのだから)読むべき本は、もう古典だけに絞って読むのが最も効率的な読み方である」と確か40年前ほどに読んだ加藤周一「読書術」に書いていて、その時は「その通り!」と思ったのであるが、根が煩悩多く欲深きわたしは、半世紀近くも濫読を止めることができていません。目の前に面白そうな本があればつい飛びついてしまいます。それなりに楽しいのですが、おそらく人生を豊かにするという点に於いては効率的では無いでしょう。このままいくら濫読しても、おそらく、あと20年で多く見積もっても3000冊は読めないでしょう。生涯読める本はおそらく1万冊前後に過ぎない。小さな図書館より少ない。おそらく、数では読書の満足は得られない。でもなかなか精読に切り替えられない。
しかし、2つ気をつけていることがある。
(1)わたしは日本に住んでいるのであるから、先ずは日本について一定語れるまでは外国文学においそれと手を出さない。
(2)加藤周一の教えに従って、いわゆるベストセラーには直ぐには手を出さない。文庫本になって、まだ読みたいと思って暫くして読むことにしている(例外は多くある。出会いは一期一会だからだ)。
そういうわけで、この本で紹介しているのはほとんどは外国本なので(新訳なのだから当然と言えば当然)、眺めるのはいいのだけど、直ぐには読もうとは思えない(例外は多くある)。ただし、古典新訳の以下の3冊についてはかなり食指が動いた。
知る人ぞ知る名著 1 〜アジア文学
歎異抄 唯円/親鸞(述)/川村 湊(訳)
←なんと関西弁(庶民への語りかけ)で訳しているらしい。
梁塵秘抄 後白河法皇(編纂)/川村 湊(訳)
←正に歌謡曲のルーツとして訳している。
故郷/阿Q正伝 魯 迅/藤井省三(訳)
←毛沢東が「文芸講話」でまるで革命の教本として扱っていて、その視点で読んだことはなかったので再読したい。
クマさんの読書哲学の原点みたいのを垣間見せて頂きました
ワタクシは信念を持って何にでも食いつく道を貫きます(Tд...
クマさんの読書哲学の原点みたいのを垣間見せて頂きました
ワタクシは信念を持って何にでも食いつく道を貫きます(TдT)(なぜ泣くw)
そうなんですよ。
だから、私はクリスティーも今村翔吾も辻村深月も誉田哲也も今野敏も手...
そうなんですよ。
だから、私はクリスティーも今村翔吾も辻村深月も誉田哲也も今野敏も手を延ばさないんです(キッパリ)。
それじゃ、空いた時間を日本文学古典全集に費やしていたら「筋通す男」になれるんですが、何故かニッチな方面ばかり紐解いているという‥‥。
なんとか、何処かで筋通しながら読んでいこうと思っているのですが、本棚眺めてもよくわかんないでしょ?この本棚で、何を達成しようとしているのか?多分ちょっとしたミステリになると思います。ハッ!それミステリ材料になるぞ!誰か書かないかな‥‥。
めろんさんの硬軟併せて読むスピード、つくづく凄いなと思います。お互い頑張りましょう♪