新版 徒然草 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) [Kindle]

制作 : 小川 剛生 
  • KADOKAWA (2015年4月15日発売)
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みんなの感想まとめ

人生の儚さや理想の生き方について深く考察されている本作は、兼好法師の独特な視点から、社会、自然の美、人間の三つの観点を通じて展開されます。特に、欲に縛られず世捨て人としての生き方を重視する姿勢は、千年...

感想・レビュー・書評

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  • 序文は有名で、僕も中学生の頃に暗記させられたから、今でもソラで言える。竹取物語の出だしと平家物語の序文も。

    で、一度は読んでおいたほうが良いかな、と思って購入してみた。

    古語の方を読み始めたのだけど、全く意味分からずで現代文訳の方を読んだった。それでもかなり時間がかかった。

    これを読んでて、「昔も今も同じようなこと言ってんな〜」ってつくづく感じたわ。「昔のほうが良かった」「昔の人のほうがいいこと言っている」とか。「最近の言葉は乱れてきている」みたいなことも言ってるし。

    ホンマに人間って成長しないなぁ。これが書かれたのって1330年とかってことなので、700年前だよ。700年間、日本人は成長してない、ってことだよ。本質的に変わらない、ってことなのかもね。

    こういう「昔のほうが良かった」って言う人は、その時代の生活をしてみたらいいのに、って思う。スマホもパソコンも捨てて、テレビもブラウン管の白黒にして、トイレも汲み取りで、って。すぐに音を上げるだろうけど。

    そういう話をしたいわけじゃないんだ。

    また別の面でも、今と同じようなことを言ってる。「時期が来てから」「しばらく待ってから」「タイミングを見て」なんてことを言ってたら、いつまで経っても達成できるわけがない、すぐにやるべきだ、みたいなことも書いてる。これも今でもよく言われることだよね。「人は事実よりも大げさに話を作るし、時間が経ったことならやりたい放題」みたいなことも書いてる。ホンマに今と変わらない。やっぱり人間の本質が変わってないってことなんだろうな。

    あと、所々で女に対する愚痴的なものが出てくる。「女の性質はみなゆがんでいる」とか。なにか嫌なことでもあった?

    これを読んでると、兼好法師ってホンマに人間くさいというか、愚痴が多くて文句ばっかり言ってる。もちろんそれだけじゃないけど、でもなんかXのタイムライン見てるような気分にもさせられる。

    この辺も現代と変わらないし、そういう人間くさいところが面白いんだろうなぁ。

    まあ無理に読む必要はないのだけど、ゆるゆると読む分には悪くないんじゃないかな。何度も読もうとは思わないけど。

  • 8/18

  • この作品では兼好法師の人生に対する考え方は社会、自然の美と人間の三つの観点で表現されている。社会では人は欲に縛られ、それを手放し世捨て人になることで人生を豊かに過ごせるという人生の儚さを重視した理想の生き方について語られている。また、人間を社会と一括りすることで一般論を覆すように、兼好の考えを強調している。この作品は千年近くも前に書かれているこの人生論もまだ現代社会に該当し、やはり無欲で高潔な生き方が幸福に繋がるのかについて深く考えさせられる。

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著者プロフィール

(1283頃-1352頃)鎌倉後期から南北朝時代の歌人・文人。

「2015年 『新版 徒然草 現代語訳付き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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