【電子特別カラー版】恋するソマリア (集英社文芸単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 正直、ソマリの政治とか社会の説明はときに複雑で(いや、高野さんの説明はとてもうまいんだけど)、ほんのちょっと退屈したりした部分もないとは言えないけど、やっぱり、高野さんの人懐っこさというかコミュニケーション能力、行動力が全開になって実際になにかコトを起こすと、すごくおもしろい。中古車販売しようとする話とか、普通なら近づけない一般のソマリの女性から、ソマリ料理を習うところとか、知事に護衛兵士ともどもひっぱりまわされるところとか、楽しかった。ま、それで銃撃戦になったりするわけだけど。

    後日談として、ソマリ語の通訳できるとブログに書いたばかりに、府中刑務所で捕まったソマリ人の海賊の通訳をすることになったっていうの、かっこいいーと思った。言葉ができると気持ちも通じる、っていうのもなんかちょっと感動した。

  • 「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」をモットーとし、辺境ライターとして活躍する筆者。
    ただ、私には疑問があった。「誰も行かない」ところに著者が行けば、それはその時点で辺境でなくなってしまうから、それぞれの場所は1度きりしか関わることができないのではないかと。

    ソマリ愛に溢れる本書を読み、その問いに対する答えが朧げながら見えてきた。

    辺境はどこかにあるものではなく、自分で切り開くものなのだ。一つの地域、国、人を追いかけ続け、新たな辺境を探検する筆者からは、同じく外国に生活する私にとって学ぶべきことが多い。

  • ソマリランドの本は、著者の前著を読みたいと思っていたが、読まずじまいでこちらを。賛否あるようだが、面白かった。

  • 高野さんが恋するのはソマリアというよりも、むしろハムディだよねえ。最後のオチがなんとも(^^)

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。辺境地をテーマとしたノンフィクションや旅行記等を多数発表している。主な著書に『アヘン王国潜入記』『未来国家ブータン』など。『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞を受賞。『謎の独立国家ソマリランド』で第35回講談社ノンフィクション賞、14年同作で第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。

「2018年 『間違う力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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