こころが晴れるノート うつと不安の認知療法自習帳 [Kindle]

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  • 私は、うつ病と診断されてから5ヶ月経過し、服薬と生活療法(睡眠、運動、朝散歩)のおかげで、ずいぶん症状が寛解してきました。
    これから復職を考えるにあたり、自分の思考の癖が引き金となって、復職後すぐにうつが再発することは防ぎたいなぁと考えました。
    そこで、少しでもストレスフリーに生きる術を身に付けたくて、すがる思いで手に取ったのがこの本です。
    自分の偏った物事に対する見方を改めたくて、認知行動療法の概要とやり方、具体的なワークができるという本なので、今の私にはピッタリの内容でした。

    【内容要約】
    うつや不安で苦しんでいる人が、もののみかたや考えかたを変え、憂うつな気分や不安をほぐすための『認知療法』に取り組む内容の本です。うつや不安で悩む人の多くは、現実に起こった出来事に対してネガティブに捉える傾向があります。これは、『スキーマ』という考え方のクセがもとになっています。例えば、「自分はダメな人間だ。」というスキーマがあると、少しでも失敗すると、「やっぱり自分はダメな人間だ。」と自動思考して落ち込み、どんどんネガティブな思考に染まってしまいます。
    このように歪んだスキーマや自動思考について、自分自身で気付き、もののみかたを変え、問題解決に取り組むことがこの本のワークで実践できます。
    特に参考になる点としては、『特徴的な認知のゆがみ』について、9つ挙げられている点です。『白黒思考』や『べき思考』などが記載されているため、この内容を読むだけで、自分の考え方が歪んでいることに気づけます。

  • 実践して埋めてみないと真価はわからないかもしれないが、シンプルで取り組みやすそう

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著者プロフィール

一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長、ストレスマネジメントネットワーク(株)代表
1950年、愛媛県生まれ。慶應義塾大学教授などを経て現職。日本認知療法・認知行動療法学会理事長。認知療法活用サイト「こころのスキルアップトレーニング」監修。著作に『はじめての認知療法』(講談社、2011)、『こころが晴れるノート』(創元社、2003)、『認知療法・認知行動療法 治療者用マニュアルガイド』(星和書店、2010)、『不安障害の認知療法』(監訳、明石書店、2013)、『〈正常〉を救え──精神医学を混乱させるDSM-5への警告』(監訳、講談社、2013)、「認知行動療法の新しい潮流シリーズ」(監修、明石書店)ほか多数。

「2016年 『ベックの認知療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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