シュガーソングとビターステップ(通常盤)

アーティスト : UNISON SQUARE GARDEN 
  • トイズファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988061895482

感想・レビュー・書評

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  • 正月連休明けの憂鬱を、吹き飛ばしてくれるような、明るく前向きな気分になれる曲。

    UNISON SQUARE GARDENは、斎藤宏介さん(ボーカル、ギター)、田淵智也さん(ベース、作詞作曲)、鈴木貴雄さん(ドラム)の、同い年スリーピース・オルタナティブ・ロックバンドで、私の中で彼らの曲といったら、やはりこれになるくらい、当時はよく聴きましたし、歌いました(当時といっても、2015年の曲だけど)。

    まず、最初のイントロが、ちょうど目覚まし時計の役割を果たすような、明るいマーチビート風に始まって(PVの映像ともリンクしてていいんですよ)、さあ、バンドアンサンブルが来るぞ来るぞと、わくわくする溜めを経てからの、約17秒あたりで、ついにそれが解放される、この流れが爽快感抜群で、あとはひたすら、このビートに身を任せるだけです。

    曲調は、ポップでダンサブルで、オシャレさ漂うビートながら、ロックの衝動性もちゃんと感じられる中に(特に間奏でのカオス感と田淵さんの動き)、田淵さんの、今時感(?)のあるワードを散りばめた歌詞を、斎藤さんの中性的なハイトーンボイスが、さらっと軽やかに歌い上げるという、不思議な融合感が、聴けば聴くほどクセになります。

    それから、今時感と書きましたが、『祭囃子のその後で~』の部分の、「ああ、なんか分かるなあ」といった、世代間問わず、感傷的にさせてくれる要素もありますし、彼らならではの、今を生きるぞといった、そんな“粋”を感じさせてくれる熱い思いも、モチベーションを上げてくれて、決して若者向けだけのバンドではないと思うので、興味のある方は是非、PVと一緒にどうぞ。

    人生は、甘いこと苦いことが、目まぐるしく発生するけれど、それでもワクワク感と、世界をあっと言わせてやるような思いを持ち続けていれば、毎日がちょっと楽しくなるのかも。

    以下の歌詞は、2番から掲載しております。


    蓋然性合理主義の正論に揉まれて
    僕らの音楽は道具に成り下がる?
    こっちを向いてよ 背を向けないでよ
    それは正論にならないけど

    祭囃子のその後で
    昂ぶったままの人 泣き出してしまう人
    多分同じだろう
    でも言葉にしようものなら稚拙が極まれり

    最高だってシュガーソング
    幸せってビターステップ
    死ねない理由をそこに映し出せ
    惜しがったって等速で明日は来ちゃうけど
    脳内天気予報のアップデートを果たしたなら

    someday 狂騒が息を潜めても
    someday 正論に意味がなくなっても
    feeling song & step 鳴らし続けることだけが
    僕たちを僕たちたらしめる証明になる、QED!

    ママレード&シュガーソング、
    ピーナッツ&ビターステップ
    生きてく理由をそこに映し出せ
    北北東は後方へ その距離が誇らしい

    世界中を、驚かせ続けよう。

    ママレード&シュガーソング、
    ピーナッツ&ビターステップ
    甘くて苦くて目が回りそうです
    南南西を目指してパーティを続けよう
    世界中を驚かせてしまう夜になる
    I feel 上々 連鎖になってリフレクション
    goes on 一興去って一難去ってまた一興

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