プリデスティネーション ブルーレイ&DVD セット (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]

監督 : マイケル&ピーター・スピエリッグ 
出演 : イーサン・ホーク  サラ・スヌーク  ノア・テイラー 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.60
  • (23)
  • (54)
  • (45)
  • (15)
  • (1)
本棚登録 : 276
感想 : 56
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967191578

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • SFアクションと思ったら、バーテンダーと客との会話が延々と続くので驚きます。とても思索的、パズルみたいですね。原題の「輪廻の蛇」はおのれの尻尾を喰う蛇を意味します。でも、その蛇はもともと親から生まれています。このドラマでは起点がどこにあるのでしょうね。組織の上司ロバートソンがこの輪廻に関わっていると、物語としての完成度は高まります。そもそも、組織のメンバーは11人いて、時空の歪みを修正しているといいますが、NY市爆破事件に何故そこまで関わるのか?もっと他にすることがあるだろう、というのが素朴な感想です。

  • なんの予備知識もなく見るのがおすすめ!
    面白かった。

  • 内容紹介 (Amazonより)
    予測不可能なスリルと想像を絶するラストー
    『スターシップ・トゥルーパーズ』原作者が仕掛ける、究極のタイムパラドックス!

    時空(どこ)へ逃げても、追い詰める―
    1970年、ニューヨークの酒場に現れた青年ジョン(サラ・スヌーク)がバーテンダー(イーサン・ホーク)に奇妙な身の上を語り始める―。
    女の子<ジェーン>として生まれ、孤児院で育った"彼"は、18歳の時に恋に落ちた流れ者との子を妊娠。
    しかし、その男はある日"忽然"と姿を消し、赤ん坊も何者かに誘拐されていた。
    そして、出産時の危機から命を救うため、自分は男になったと話す…。
    青年の哀れな境遇に同情したバーテンダーは、自らの驚くべき素性を明かす。
    なんと彼は未来からやってきた時空警察のエージェントだったのだ―。





    フォロワーさんのレビューを読んで観た映画です。
    思いのほか、とても面白くて自分自身でも驚いています。もし、レビューを読んでなかったら観ることはなかった作品だっただろうなと思います。

    序盤はジョンの身の上話が続くんですが どのあたりだったかで この登場人物達って同一人物なんじゃないのかな?って思っていたら 本当にそうだったとわかった時は自分でもとても驚いてしまいました。
    辻褄が合ってるのかどうかはさておき、とてもよく出来てるなと思いました。
    ホント、究極のタイムパラドックスです!
    オススメです♪

  • 自身から生まれ落ちた自分を傷つけて惑わせて今の自分自身を作り上げていった。
    そんな自分こそが時に爆破魔であり、時に捜査官でありながら、時間という無限回廊を彷徨い渡っていく。最終到着点は自身の未来図を全否定という結末…
    「卵が先か鶏が先か…」自分を孤児にしたのは自分の判断であったし、自分に自分を出会わせたのも自身で仕組んだ事であった。現在の自分こそが自分の生みの親であり、自分を苦しめて自分を不幸にした張本人であったなんて酷すぎる話だね。

  • SFと思いきや超ド級のヒューマンドラマ!WOW!!

  • 最初、サブ主人公?の身の上話をするシーンがあるのだが、そのあたりはつまらなくて正直この映画外れだな、と思った。
    しかし、ラストはそのシーンをしっかり把握していなければこの映画を楽しめないほどフラグを回収しまくる!
    え、そうだったの?ええ?!ってなる(笑)
    実に深い内容のストーリーでした。

  • サラ・スヌークがジョディ・フォスターにそっくりで驚いた。
    尻切れトンボ的結末にも驚きだが、同じ人間(しかも最低でも二人は別人やろ!)が時空を超えて交じり合うなんてありえない、ナンセンスな設定に興醒め。イーサン・ホークはよかった。

    『プリデスティネーション』(Predestination)は、2014年のオーストラリアのSF映画。 ロバート・A・ハインラインによる短編小説『輪廻の蛇』を原作とし、『デイブレイカー』のマイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟が監督を務める。日本では2015年2月28日より公開。

    あらすじ:
    1970年3月、とあるビルの地下で爆弾を処理しようとしていた男が失敗し、顔に大やけどを負う。男は何者かの助けでバイオリンのケースに似た謎の装置を使い未来に飛び、ある組織の治療によって別の顔を得る。無事に回復後は最後の任務を受け、男は過去へ飛ぶのだった。
    1970年11月、ニューヨークは連続爆弾魔フィズル・ボマーにより混乱していた。あるバーにやってきた男・ジョンは、1本のボトルと引き換えに自らの半生をバーテンダーに語る。元々は、ジェーンという名の女性であったこと。孤児院育ちの天涯孤独の身であること。様々な能力に恵まれながら、それを活かすこともかなわず、今は告白話を雑誌に書いて暮らしていること。不幸な人生の中で運命的に出会った男性に裏切られたこと。彼との間に出来た娘を、何者かに奪われたこと。そして男性となった経緯…。
    ジョンに同情したバーテンダーは、女性だった頃の彼を裏切った男性に報復する機会を与えてやると言い、共に1963年にタイムスリップする。バーテンダーは、フィズル・ボマーを捕えるためにバイオリンのケースに似た時標変換キットでタイムスリップを繰り返す時空警察官テンポラルエージェントだったのだ。
    1963年4月、運命の男性と出会った場所で出会いを阻止するために待ち伏せるジョン。しかし周囲を警戒する自分の背にぶつかってきたのは、女性だったころの自分自身であるジェーンだった。当時の出会いは、男性になった未来の自分自身との出会いであったと悟るジョン。そしてジョンとジェーンは恋に落ち、やがて激しく愛し始める。
    1970年3月、バーテンダーはフィズル・ボマーを葬るためにタイムスリップした先で、爆弾を処理しようとして大やけどを負った時空警察官を助ける(冒頭部分)。
    1964年3月、ジェーンはジョンとの子供を出産するが、帝王切開という大手術と子宮や女性としての必要な生殖器を摘出することになり女性としての機能を失ってしまう。だが幸いにも生まれてきた娘は健康的だった。バーテンダーは生まれたばかりのジェーンの娘を拐う。ジェーンは特異な体質で、男性としての機能も持っていたため、度重なる手術のすえ、ジョンという男性として生きることを余儀なくされる。
    1945年9月、赤ん坊と共にタイムスリップしたバーテンダーは、孤児院の前に赤ん坊を置き去りにする。
    1963年6月、バーテンダーはジョンをジェーンと別れさせ共に未来にタイムスリップする。そしてその未来でジョンは時空警察官となり、時標変換キットを使って様々な時代の犯罪を食い止める身分となる。バーテンダーはジョンを時空警察官にするという最後の任務を終える。
    ジョンや組織は、過去に連続爆弾魔として世間を騒がせるフィズル・ボマーを捕獲する為ありとあらゆる手を尽くすが、フィズル・ボマーの用意周到とも思える手の内様や爆破の惨劇を起こすタイミングも合わさりまるで歯が立たない。だが組織は結果的にフィズル・ボマーのおかげで組織が発展するきっかけとならざるを得なかった。
    1975年1月、バーテンダーは引退するためにこの時に飛ぶ。時標変換キットはそこで機能を停止するはずであったが、エラーを表示し停止しない。
    1975年3月、バーテンダーはフィズル・ボマーの居どころを知り、銃を持ってその場所に行く。そこには、たび重なるタイムスリップにより精神を病み、今ではフィズル・ボマーとなったバーテンダー自身がいた。フィズル・ボマーとなったバーテンダーは、停止しなかった時標変換キットを使いあらゆる過去に行き、起こるであろう惨劇を爆破という形で防いだのだと赤裸々に語る。フィズル・ボマーは、バーテンダーに「俺を殺せば、お前が俺になる。それがそのあと起こる事だ」と言う。しかし、その運命を受け入れることを拒否してバーテンダーは未来の自分を撃ち殺す。その後バーテンダーは時標変換キットを見つめ、狂気の宿った顔を上げる。その腹部には、帝王切開をした手術痕が痛々しく残っていた。
    誘拐された赤子、ジェーン、ジョン、バーテンダー、そしてフィズル・ボマー。彼らは全て同じ人物だったのだ。(ウィキペディア)

  • タイムトラベルをしながら連続爆弾魔を追いかける時空警察官の男。顔に大火傷を負い別人の顔を手に入れる。
    1970年11月ニューヨーク。あるバーでジョンという男がバーテンダーに自分の過去を語り始める。孤児院に捨てられていた彼はジェーンという女性であったが出産を機に子宮と卵巣をなくし、娘は奪われ、もともと両性具有であったため男性として生きることにしたのだった。
    バーテンダーの正体は時空警察官であり、彼に連れられてジョンはジェーンを捨てた男に復讐するため7年前にタイムスリップする。男に再会したジョンはかつて自分を捨てた男がジョンであったことに気づくが2人は恋に落ちジェーンは子どもを産む。バーテンダーの男は赤ん坊をさらい、1945年へ行き孤児院へ捨てる。バーテンダーはジョンを時空警察官にするという使命を果たす。時空警察官を引退した男は連続爆弾魔をとうとう撃ち殺すが、彼もまた自分自身だったことに気づく。赤ん坊、ジェーン、ジョン、バーテンダー、そして爆弾魔、すべて同一人物だったのだ。

    俺と俺が恋に落ちて俺が生まれ、俺が俺を殺す、みたいな自分大好き映画(笑)。衝撃的なオチはむしろ大好物。ジェーン役の女優とバーテン役のイーサン・ホークが似ていない点だけ不満だけど、とても斬新なSFだと思う。ジェーンとジョンの一人二役?を演じたサラ・スヌークの熱演がすごい。

  • 「プリデスティネーション」つべ期間限定無料公開。ハインラインSF短編小説「輪廻の蛇」タイムトラベルもの。時々ジョディ・フォスターに見える(私見)役者が壮絶な過去を語る。そしてウロボロス系のタイトル通り、因果の輪は巡っていく。流石SF巨匠ハインライン。面白い。

    二つ大きな疑問があって、そこまでやる価値この人にある?(人類滅亡しそうなウィルスワクチン開発者とかなら、まぁ納得)ともう一つは書きにくい。ヒント「やるんか?」でも、この疑問をすっ飛ばさないと成立しない話だし、面白いので文句はない。

    原題「All You Zombies」を英語が出来ない私は「全てが貴方の亡霊」的に捉えたが、Zonbiには「変わり者」「奇人」の意味もあるようなので、そっちのがしっくり?久々の正統派SFを堪能した。

  • 爆弾魔阻止!からの、なぜか始まる酒場での数奇な運命語り。はて?これはいったいどういう話なの?からの、いきなりのタイムワープ。不可思議な展開に頭が追い付かない!!どうなるの?どうなるの?って感じで途中で止めることができなくなってしまった。見終わってみればあまりの辻褄合わせにびっくりなわけだけれども、どうしても納得できなかったのは、それでどうして爆弾魔になっちゃうの?ってこと。その経緯がよくわからない。あの爆弾の破片に何かヒントや意味があったのかな?あともうひとつは、局の目的はいったい何だったのか?ってこと。

    そこだけクリアになれば、本当によくできて面白い作品でした。
    さてさて、これから解説探し回ります。

全56件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×