家族という病 (幻冬舎新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「写真は過去の自分でしかなくて、それをながめて過去を懐かしむという気持ちにあまりなれないからだ。」

    売れている、けども、評判は良くない本。第4章は面白くなかったが、それ以外は読む価値がある作品だと思う。4章は読まなくていい。

    日本では家族は良いものだと考えられている。まるで幸せの象徴のように表現されている。たとえば、CM。楽しそうな家族が良く出てくる。では、そうでない家族は不幸なのか。みんな仲が良い家族に属しているのか。それほどつながりは大切なのか。そのような問題を喚起する本である。

    結婚して当たり前だという風潮が今でもある。独身者はなにか性格的欠陥があると思われる風土がある。結婚しないのではなく、できないのだと中傷する人もいる。生活水準が高くなれば、知的水準が高くなれば、より少ない出生率になるのが事実だ。無理に配偶者を見つける必要もないし、自分の子供を産む必要もない。

    家族のメンバーについて各人はどれほど知っているか。私もそこまで知らない。そして、そこまで知られていないだろう。家族だから秘密はない?そんなわけがない。それを改めて認識させる本である。

    本書に対する酷評があるのは、著者が上流階級出身で、周囲からすると贅沢な悩みだからだろう。

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プロフィール

早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。アナウンサーとして活躍後、フリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。エッセイ、ノンフィクションなど多岐にわたる。公益財団法人JKA(旧・財団法人日本自転車振興会)会長等を歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、一般社団法人日本旅行作家協会会長。『家族という病』『極上の孤独』(以上、幻冬舎新書)、『鋼の女──最後の瞽女・小林ハル』(集英社文庫)など著書多数。

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