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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142082619
感想・レビュー・書評
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シーンが絵画のように美しい、ウィットに富んだ本でテンポも絶妙。架空の舞台設定でファンタジー、寓話の感覚も含んだ独特のタッチ。。と、高感度オサレ系、意識高い系が好みそうな作品だが、個人的にはイマイチ。
少なくとも二度見はない。
絵画性とかでは、例えば「バリーリンドン」などには遠く及ばないし、どこか絵葉書的な感じがする。コメディタッチの運び自体にはさほど新鮮味はない。ミステリーとしては勿論、物足りないし、寓意や風刺も極めて普通。。じゃあ何がこの映画を評価たからしめているのかといえば、それがよくわからない、
適度に洗練されていてノリがいい、としかいえない。
ある意味、絵も語りも抜群に上手いが、肝心の中身がイマイチな漫画家の作品に近い。軽くて綺麗なだけな気がする。グリーナウェイの語り口をすこぶるライトに薄めた感じ。
一言で言えば、画面以上の広がりや奥行きのない作品。そうそう、昔、森田芳光がとんねるずで「そろばんずく」ってのをとったが、アレに近い。詳細をみるコメント0件をすべて表示