知らないと恥をかく世界の大問題6 21世紀の曲がり角。世界はどこへ向かうのか? (角川新書) [Kindle]
- KADOKAWA (2015年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (206ページ)
感想・レビュー・書評
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フランスの新聞社襲撃、シェール革命、モーリタニアンなどなど
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安倍政権が発足した直後あたりの池上さんシリーズ。日本の選挙、円安、ロシアの事等、今タイムリーな問題についてそれをほのめかすような言及もあって、今読んでも悪くない一冊だなあとおもう。
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池上さんの本はいつもわかりやすく勉強になります。今回の内容で、イスラム圏が過激になっていく過程の話で、かつてのソビエトがアフガニスタンを進攻しようとした時の話で、裏でアメリカがアフガニスタンを支援した話なんかで、そういえばランボーもかつては中東の人と一緒に戦場に立っていたなと思い出した。時代背景を知ると、映画の楽しみ方も変わる。
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大転換期を迎えた世界
大国アメリカの野望と世界への責任
ヨーロッパ、衝突の現場から
イスラムの台頭〜文明の衝突は避けられないのか〜
人類共通の問題に立ち向かえるのか?
戦後70年を迎える東アジアの未来志向
突き進む安倍政権が目指すもの
21世紀の世界の作り方
特段新しい情報は無し。
「韓国の司法の欠如」という視点は面白かった。2012年、李ミョンバク大統領が竹島に上陸した背景には、韓国の憲法裁判所が、「政府が慰安婦問題で日本と交渉しないのは憲法違反だ」と判決を下したからだということ。韓国政府の動きの真意を知るためには韓国司法の動きを知る必要有りか。
この憲法判決の他にも、「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」などで、刑事罰を過去に遡って適応するなど近代国家としては不適切な判断を下しているとのこと。
北朝鮮は、帰国事業で先に北朝鮮へ渡った人たちへの日本からの援助で食いつないだ側面あり。ただし、現在は高齢化により援助が細っている。北朝鮮の人たちが話す日本語は古風だということ。
SEALSの動きは、台湾の学生デモからの一連の流れという軸が一つあると読み解きやすい
原油価格、アメリカとサウジの駆け引き
ロシアは採掘コストが高く、原油安で大打撃→パイプライン等で直接原油を売却できる日本は大口顧客のはずなのに、ロシアが領土問題等で日本に強権姿勢を見せるのはなぜだろう?
アメリカから脱出した黒人たちが作った国、リベリア
そこから戻った人がエボラをアメリカで流行らせた恐れも?無保険の障害。