峠(下)(新潮文庫) [Kindle]

  • 新潮社 (2003年10月25日発売)
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  • 下巻に入ると、もはやなすすべもなくなく、怒涛のように時代は流れ、歴史が示す通りに旧幕府に与するものは全てが薩長に悉く蹂躙され、抵抗するも虚しく散った史実のみが示す通り、継之助も悲運の最期を遂げるわけだ。

    まあロマンチシズムでしかないが、やはりその最期も彼らしい、なんとも最後の武士というものであった。
    いやしかし、河井継之助、人物であった。見事な人生だったと。

    今風に言うなれば凄いキャラクター。不出世の英雄。なんとも愛すべき漢。最後の侍。武士であった。

  • 下巻は、河井継之助が長岡に帰り、北越戦争の中で死ぬまでが描かれている。
    河井の生き様に惚れるね。日本の封建制の崩壊を見通しながら、長岡藩家老として長岡藩を護らなければならない矛盾に胸を打たれる。小千谷談判が不調に終わった場面は涙が溢れてきた。傑作です。

  • まさにラストサム

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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