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感想・レビュー・書評
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短い話を立て続けに読むのはつらいなっていう残念さ(私の)。
好きなのは
「良い狩りを」白眉!
「文字占い師」つらかった……。子供の浅はかさに対する代償がが大きすぎた……。
「太平洋横断海底トンネル小史」山谷ブルースが浮かびました(ググろう)。
「もののあはれ」悲しい話だけど語り手が希望に満ちててよかったホロリ。
「紙の動物園」我が身に置き換えて罪悪感がひどい。
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表題作は母の日に読んだこともあってか、無性に泣けた。
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しんとして冷たい、しっとりした空気に満ちている。胸の奥がきゅっとするほど行きたい場所、泣けるほど触れたい手にたどり着けると信じて、ひとり長い長い旅をしている。喪失、孤独、希望が同時にそこにある。
「紙の動物園」、「1ビットエラー」は短い物語とは思えない読後感。ずっと胸に残る。「月へ」の最初のエピソードの美しさと哀しさは、古い無声映画を見ているよう。画像を時折り走る白いノイズまで見えるようだ。 -
めっちゃよかった。アジア的情緒に満ちたSF。何度も泣かせてくるし。これまで読んだどんなSFとも違うエキゾチックな香りに満ちていた。11歳で中国からアメリカに移住して、色々な苦労もあったり、まわりを見ていて、きっと疑問に思うことがあったのでは。歴史についても考えさせられるものがあり、示唆に富んでいた。これは、色んな人に薦めたい。
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「選抜宇宙種族の本づくり習性」が良かった
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ケン・リュウ氏の短編集。
SFだがオリエンタルでセンチメンタル。
ジェームス・ディプトリィJrと似たテイスト。
わくわくするよりも、ほっとするSFという感じか。
「もののあわれ」や「円弧(アーク)」が記憶に残った。「紙の動物園」も良い。 -
なろう系に慣れてしまうと、なかなかよみずらい。そんな中でのおすすめは、良い狩りを、太平洋横断海底トンネル小史の2編。どちらも一気よみ間違いなし。
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表題作はもちろんだが個人的には「文字占い師」が一番響いた。内容的な理由で中国では未翻訳とのことだが、アメリカ、中国そして日本の人たちがこの作品の意味を分かち合える世の中が来ると信じたい。
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素敵。SF慣れしていない人にも勧めやすい
ケン・リュウの作品






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