山怪 山人が語る不思議な話 [Kindle]

著者 : 田中康弘

• 山と溪谷社 (2015年6月6日発売)

感想・レビュー・書評

[りおんさんの感想 · 2019年9月2日]

面白かった。
実際に取材して聞いた話だからか、似たような話が何個も出てきたりだいたい狐のせいにされてたりするので何パターンかみてたらすこし飽きもきたけど…。
ホラー映画みたいにめちゃめちゃ怖いって話ではなくて気味が悪かったりなんだったのかわからなかった話。

いやそれはどう考えても単純に…みたいな話も不思議な方向にもっていくような文があったところはすこし気になった。
でも確かに起こったことにたいして第三者が否定も肯定もできないし、わからないものはわからないんだから中立的に書こうとするとあぁいう書き方になるのかな？

[くたおさんの感想 · 2019年8月12日]

山で生きる人、山の近くで暮らす人たちに聞いた、山で起こった不思議な話。

もう少しわかりやすい山の怖い話を期待していたので、少し期待はずれだったかな。山に生きる多くの人が「怖い話なんてない」「不思議なことなどない」と思っているのが面白かった。それでもひとつふたつ、説明のつかないような話が出てくるのも。

まあ、いちいち怖がるタイプなら山に入る仕事なんかできないだろうな。

[chacha0311さんの感想 · 2019年8月1日]

ヤマケイのもうひとつの顔を見せてもらった気分。
たしかにな、山は古くからその手の話の宝庫だった。
考えてみればヤマケイの記者さんたちに
そんな経験があったり、話を聞いたりしていても
ちっとも不思議はない。

[0909yyさんの感想 · 2022年10月25日]

全体としてのストーリー性はないが、各地の消えつつある不思議な話を収集した本。
不思議と引き込まれる。

[くまのおさかなや店主さんの感想 · 2020年7月19日]

http://deepsnow.sblo.jp/article/187713209.html

[つくだの勝五郎さんの感想 · 2018年8月11日]

怪奇現象に興味がある方は絶対読むべき本だと思う。
山で生活している方であれば、いろいろな言い伝えや説明できない現象を聞いたり経験したりしている。そんな話をまとめたのがこの本である。
怪奇現象を信じない人手も山が好きな人であれば絶対読むべき本だと思う。特に、静かな山小屋や山奥のテン泊などで読んだら花で何かを感じながらリアルに読めるのではないだろうか。ただし、寝れなくなるかも…。

[ibunjinさんの感想 · 2017年5月13日]

山の中という環境が人の脳をして、そのようなものを見た・聞いた“VR”を生むのだろうか。それとも本当に山の中ではそんなことが起こるのだろうか。

遠野物語ともまた違う、不思議な世界があるものだ。

[E/pさんの感想 · 2017年5月2日]

結構、最近でも山の怪異が多いことにビックリします。

[tonosakiさんの感想 · 2015年10月8日]

地方の山での出来事を一般の人達やマタギの人達の伝承だったり噂話を口伝で伝えたものを著者がまとめたものですが、小さい章ごとに区切っているので隙間時間で読めますし昔の不思議な出来事を知るうえで身近にあり何も知らない山の事が少しわかるきがします。
ただインターネットがない時代違う土地土地で伝え方は違い、表現する言葉も違いますが、同じ内容の現象などがあり、怪現象は絶対にないとはいいきれないのではないのかと思います。

[uma-zさんの感想 · 2015年9月19日]

狐火の話が多数。人は何を見て、狐火と思うのだろうか。。

著者プロフィール

長崎県佐世保市出身。
佐世保南高校→島根大学農学部→日本写真学園
雑誌、冊子等の撮影、執筆を生業とする。
秋田県の阿仁マタギとの交流は２０年に及び“マタギ自然塾”としての活動を行う。
狩猟採集の現場から「地の力」とそこに暮らす人々の生活を常に見つめてきた。
「マタギ　矛盾無き労働と食文化」は阿仁マタギの里での生活を活写。
熊、ウサギ、岩魚、山菜、キノコと山の恵みを享受してきたマタギの暮らしを追った。
今は引退されたり、亡くなられた多くのマタギ達との様々な体験が記録されている。

「2023年 『完全版 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」