烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 上辺だけで物事を見てはいけないと思った。色々、前作からのしかけや繋がりがあるのだろうが、全部わかったかは自信なし。若宮が今回はたくさん出てきて少しは謎が解けたけど。雪哉のキャラクターが良かった。またまた二転三転どんでん返しあり。

  • シンプルに若宮と雪哉の関係性がとても好きでした。

  • 再読。

    外伝を読んでからの再読なので、
    松韻の登場シーンや雪哉の母親の個所など、
    以前よりも想像を膨らませながら読むことができた。

    また、奈月彦が外界で暮らしていた事にさらりと触れるなど、作者が先の展開をにらんでいた様子が伝わってきて、改めて世界観構築やキャラの設定等の緻密さ、用意周到さに驚いている。

  • 前作で一触即発の女の園の中に放り込まれた近習である雪哉が主人公。
    主人公が明確になったのでいくらか読みやすくはなっているが、相変わらず若宮に魅力は感じない。
    人の心を持たない、神に近い質であるというのもわからなくはないのだが。
    前作の反対側からみた物語でもある。
    この2作が対になり物語のプロローグらしいのだが、正直読後感はあまりよくない。
    今後雪哉の成長物語になるようだったらもう少し楽しめるかな。

  • 2017.12.18(月曜日)読了

  • 『烏に単は似合わない』のスピンオフ(?)版。

    うーむ。
    やはり著者には伏線張りの力が足りてない気がする。
    謎解き時に出てくる
    「実は」
    なエピソードが、とにかく唐突に感じてしまうのはその証。
    もーちっと上手に散りばめられないか。
    そうすればもっと面白くなるとおもう。

    次回作に期待。

  • 前作『烏に単は似合わない』の后選びと同じ時間軸で、若宮とその側近の視点から描いた作品。前作でなかなか出てこなかった若宮が裏で何をしていたのかがわかる。華やかな後宮とは一転、権謀術数の宮中が描かれている。
    本作はヒロインがいないが、主人公の、垂氷のぼんくら次男・雪哉がいい味を出している。
    著者によると、ここまでの2作品は全体のプロローグ的な位置づけだそうなので、今後に期待。単行本か迷うけれど、文庫化を待つ。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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