ババドック 暗闇の魔物 [DVD]

監督 : ジェニファー・ケント 
出演 : エシー・デイヴィス  ダニエル・ヘンシュオール  ノア・ワイズマン  ティファニー・リンドール=ナイト 
  • トランスフォーマー (2015年9月4日発売)
3.68
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本棚登録 : 67
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4522178010989

感想・レビュー・書評

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  • うーん・・なんだろうねw
    ああいうタイプの母親きらい←

    ちょっとちょっとお母さんしっかりしてよー!っていうのと、
    シングルじゃなくても育児大変だもん仕方ないよね・・っていうw

    そしてあの医者は何の薬を処方したんだwww

    ホラーとかミステリーとかより、
    なんだかなぁ・・っていう内容だったw

  • オーストラリア作品。

    凄くシリアスでイヤ~なタッチ。
    終わってみれば困ったちゃんなアイツに苦笑。
    シングルマザーのリアル描写の方が身につまされてよっぽどホラーだ。(女性監督ならでは)
    お化けなんかより現実世界の方が辛いんだよ!っていう監督の意思表示かもね。

  •  問題児の息子に手を焼くシングルマザー。子どもはババドックという怪物がいると信じて怖がる。やがて親子の周りに奇怪なことが起こり始め。。。

     これはババドックの設定が見事。絵や影の怖さもさることながら、直接襲うのではなく母親に取り憑いて子どもを殺させるというのだからほんと怖い。
     この設定が、ADHDっぽい子どもとその子に疲れているシングルマザーという親子と絡まってくる。親子二人の熱演がすごい。ババドックが母親の深層心理が生んだものという設定でも納得できるようにつくってあるところが心憎い。
     ラストは要するに親子はババドック的な衝動性を飼い慣らすことに成功しつつあるということなのでしょう。

     子育てに疲れたお母さんにはある種の癒やしとしてこの映画が機能するかもしれない(お勧めはしませんが)。

  • レンタルで観賞。

    久し振りにホラー作品として胸糞悪くなる映画をみた。
    出来栄えやストーリーの破綻とかの話ではなく、ホラー映画として、きちんといや〜な気分にさせてくれます。

    母子家庭で、父親は息子が産まれた日に亡くなっている。
    その息子がADHDかと疑うほど、やんちゃで学校でも従妹の家でも問題を起こす。
    主人公の母親は介護センターで働いているが、結構お疲れ。鬱憤も相当溜まっている様子。
    疲弊しきり、言いたい事も言えず溜め込んでいる母親の姿が凄くリアルだった。

    ある夜に息子にせがまれて読んだ絵本がMr.BABADOOKに関してのもので、これが白黒の絵本なのだが相当怖い。
    それから彼女の身の回りで少しずつ不幸やトラブルが起こる。もう疲労困憊。
    そして隣で息子がヒステリックに「ママ!」「ママ!」と叫んでいたら、黙れと怒鳴りそうになってもしょうがないのかもしれない。
    この母親が豹変していく様が恐ろしい。
    最後は息子を殺そうとまでしてしまう。

    結局Mr.BABADOOKの正体は明かされずじまい。
    追い詰められた母親が幻覚を見ているとも受け取れる。
    ラストも、アレはやっぱり母親のストレス解消とかガス抜きの姿なのかなあ……。

  • 2014公開,監督デビュー作,ホラー映画.
    昨今流行の「ジャンプスケア」ばかりの,さぁ驚きなさい!というタイプのホラーに慣れ親しんでいると,こういう丁寧な恐ろしさはかえって新鮮に映る.
    シングルマザーの母と幼い息子に降りかかる「喪失」のメタファーが怪物である.たしかに超常的な要素でもあり,服喪の暴虐の具現化でもある.
    喪失感と憤り,閉塞感がついてまわり,真綿で締めるような,窮屈でやりどころのない居心地の悪さが作品を牽引している.
    息子のうっとうしさは筆舌に尽くしがたいものがあるし,疎ましく感じることに罪悪感を覚えるのは巧みな演出故であろう.母の愚行も,どこか擁護してやりたくなるような鬱屈とした背景が描かれ,感情移入してしまう.

    着想の妙と俳優の演技が光りつづける,素晴らしい作品.

  • #映画
    七年前交通事故で夫を亡くしたアメリア。やや暴力的でエキセントリックな息子・サミュエルに手を焼く孤独な日々を送っている。ある晩読み聞かせでサミュエルが持ってきた絵本「ババドック」。『名前と姿を知った者は、ババドックから逃げられない/本当の姿を知ったら、欲しくてやまなくなる・・・死を』――あまりに不気味な内容にすっかり怯えたサミュエル。彼の奇行は日増しに激しくなっていく。それとともにアメリアも疲労とストレスもピークに。『否定すればするほど私は強大になる/私が中にはいったら/お前の中で私は成長する』――ある晩アメリアの中に「何か」が侵入する。

    ----

    人の想像力は恐ろしい。 人は何もないところに何かを感じることができる。
    闇夜に不審な物音を聞いただけで妖怪を生みだしてしまうほどに。
    闇はどこまでも暗く、怪物はどこまでも恐ろしく・・・。人は他人の親切の中にすら悪意を見出せるのだ。
    悲しみも不安も人には見えない。他人にはわからない。しかし確実に人の心を蝕む。

    アメリアは孤独な女性だ。そしてサミュエルも孤独な子供。アメリアは亡くした夫を求め続け、サミュエルはそんな母の愛に餓えている。「ババドック」のせいか、それとも精神病のせいなのか、アメリアが次第に現実と妄想の区別が曖昧になり異常な言動に走る姿は、悪魔憑きを髣髴とさせる。
    そしてそんな彼女に対峙するのは、正義の味方やエクソシストではない。まだ幼く非力な息子のサミュエルだ。
    彼は母親がおかしくなったのは「ババドック」のせいだと気づいている。母を助けるため彼は暴力すらいとわず戦い、アメリアはついに、体の中にあった「何か」を吐き出す。

    「ババドック」を退けた二人は強い絆で結ばれたようだった。 最後の二人はとても幸せそうだ。アメリアは夫の死を乗り越え、サミュエルは母親の愛を一身に受けている。
    しかし彼らには普通の親子にはない秘密がある。地下室にいる「ババドック」だ。
    彼らを怯えさせ、彼らを襲い、そして彼らが対決し・・・・最終的に家の地下に住まわせている「ババドック」とは一体何なのだろうか。

    アメリアもサミュエルも弱い存在だ。彼らを守る強者は誰もいない。
    これからも彼らは社会で軽んじられ馬鹿にされ傷つけられるだろう。でも彼らは大丈夫だ。二人は「ババドック」を分かち合っているから。
    「ババドック」は根源的なエゴであり、弱い立場の人間にとっては多くの場合、自分には手におえないような「怒り」なのかも知れない。
    弱いもの同士が支え合い生きていくことがどういうことなのか、奇麗事でなく描ききった作品だと思う。

  • レンタル>割と高評価が多かったのでどんなんか視聴したけども……自分としてはう~~~んだった(^^;)。。
    結局ラストのオチがあれでは…結局ババドックの正体って何だったんだ!?って事がはっきりしてないんでどうにも腑に落ちん(;´・ω・)…しっかり解明されてないしなぁ。オチが共存して終了じゃ…て事は、あのババドックってのは不安や不眠で憔悴しきった孤独なシングルマザーに潜むどろどろした憎悪感と言うか怨念というか心の闇っぽいもんと一緒に折り合い付けて共存してくって事なんかなぁ?人間に潜む凶暴性みたいな。
    ちょっと障害抱えた子供じゃ、仕事をしながらの育児、周囲と上手くいかない(近隣との衝突)など、母も不安度が増し、気分が沈み滅入るばかり…。育児ノイローゼに悩む母達の心情を描いたもんなんだろうかねぇ、どうも。。
    ババドック登場場面で割とポルターガイストだったりオカルト的超常現象w(天井を這う魔物♪キモw結構な量の吐瀉物w後,お馴染みの虫G登場w)だったので悪魔憑き的なもんか?もしくは(見進めて行くにつれ、)母ちゃんの(酷い)過ぎた妄想w?もしかして多重人格者オチ?とも思ったんだけど…そうでもないっぽいw?
    このお母ちゃんの演技(人格崩壊;壊れていく様)が迫力で凄かったわwww
    オチがはっきりしてなかった(ババドックの正体がうやむやで終…)のが、自分的にはイマイチ解りにくかったんで何だかなぁ(;´・ω・)。。

  • 出産と同時に亭主を亡くした不幸な母親。
    以来、子育てと生活の糧を得るための仕事に奔走し続けている。
    日々に追われ、自分を省みる束の間も得られないままであった。
    生活の光となるはずの子供は協調性がなく問題ばかり起こして、
    周りから厄介者扱いされてしまっていた。
    それでも愛しい我が子であり愛して育てていたけれど、気がつけば自分たちの周りにはいつの間にか味方がいなくなっていた。

    化粧っ気がないからか人として枯れているような印象で心身ともに疲れ切った顔をしている母親とモジャモジャ頭で大きな目、透き通るかの如く白い肌の少年。キーの高い叫び声が耳障り…

    設定の時点で「暗い、重い、イラつく、健気、不安…」な要素に溢れていて、物語が進むにつれ不快感と不安感が纏わり付いてくる。

    着実だがゆっくりゆっくり近寄ってくる不穏な空気に侵されて壊れていく母親が居た堪れなくてドキドキする。
    時折現れるババドックなる不気味な存在…ここでもやはり、ゆっくりゆっくりと近ずいてきているような見せ方は秀逸です。

    ラストシーンを見ると無事に解決したような体ですけど、実は全然解決してなくて、母親は自分の心の闇と共存することが出来るようになったってことなんでしょうね…闇に潜む、ミミズを喰う猛獣っていったいどんな生き物なんですかね〜(笑)

    ホラー作品ってレビューを見ても、割と評価が低いのであまり期待せずに観ましたが、これはなかなかどうしていい作品ですね。
    感情移入させる見せ方が上手くて、不安な気持ちにさせて、しっかりと怖がらせてくれる。

    だんだん壊れていく母親を描いたあたりは「シャイニング」のジャックニコルソンが頭に浮かんできました。

    なかなかの秀作です。

  • 何が怖いって嫌になるくらいの親子のリアルさ。おそらくADHDではないかと思われるもうすぐ7歳の男の子、心身ともに疲れたシングルマザーの描写が、息子を持つ母親の身にはグサッとくる。

    以下ネタバレ



    化け物が出てくる単純なホラーではなく、どこまでも「実は全部母親のノイローゼによる妄想では?」と思わせる作り。ラストも母親が自分の中の負の感情を認めて折り合いをつける(飼い慣らす)ことを表しているのではと思わせる。故に好みが別れる内容。
    子どもへの憎しみや不安や夫への執着を認めず押さえ込んだ結果、大きくなったストレスが爆発し、親子心中に至ると思われる内容の絵本。ライターであった母親が自分で書き上げたとみることもできる。大人になるまでは入ってはいけない地下室(もともと夫のものをしまい込んだ、母親の心の奥を象徴したような部屋)、見てはいけないババドックというのも、母親のドロドロした感情とその心であり、暴れ出しそうなのをなだめ、その存在を認めて適度に餌を与えて付き合っていくのだと想像できる。
    ホラーに出てくる母親というのは絶対的な母性を持っていて子どもを命がけで救うということがパターンとしてあり、(もちろん、母親が恐怖の元凶というものもある)その雰囲気を出しつつも、その絶対的な母性という幻想に冷や水をかぶせてくるのが怖い。現実にあり得る怖さが受け入れられる人には面白い映画です。

  • 映画生主仲間の方にオススメしていただいたので観てきましたー。怖かった!

    主人公のストレスが爆発して魔物のようにわが子を襲うっていう話で言うと「シャイニング」なんがか有名ですが、シングルマザー特有の悩みに着目して「マジで子育て大変なんだなー」という感想が恐怖に変わっていく感覚が面白いです。

    子役のノア・ワイズマン君の絶妙な顔立ちが素晴らしい!
    子供って可愛いけど悪ガキだったり手に負えなかったりすると、時折悪魔に見えるときがあって、母親の「こいつさえいなければ・・・」っていう思いがストレートに伝わってきます。

    母親アメリアの夫は息子の出産に立ち会うための病院に行く道中で事故死しています。
    つまり母親のアメリアにとって息子のサミュエルのせいで夫が死んだとも言える。もちろんサミュエルには何の罪もないし、アメリアもその理屈はわかっているつもりなんですが、その割り切れないモヤモヤした思いが恐怖に転化されていく。

    親子だけじゃなく人間関係ってモヤモヤが伴うこと多いですよね。特に仕事とか親子とか簡単に断ち切ることができなくて、相手に嫌なところがあっても付き合っていかなければいけない。

    でもそのモヤモヤを押し殺し続けているといつかは壊れてしまう。
    ままならないストレスの鬱積が真に迫った演出で伝わってくる作品でした。

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