さあ、リーダーシップに目覚めよう DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 [Kindle]

マーカス・バッキンガム

制作 : DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 

• ダイヤモンド社 (2015年6月22日発売)

感想・レビュー・書評

[sagami246さんの感想 · 2020年5月18日]

リーダーシップには、これが正しいというベストプラクティスがある訳ではなく、さまざまなスタイルがあり得るという主張は、その通りだと思う。
また、リーダーシップ開発は、従って、個人個人のスタイルに応じて設計、カスタマイズされるべきで、たった一つの、正しいリーダーシップのベストプラクティスを学ばせるという方法では、うまくいかない、という考えにも賛成だ。
ただ、その後のそれを実現するための方法論には、賛成できない。候補者を「いくつかのタイプに分け」、そのタイプに応じた各人に最適なテクニックを学んでいく方法を、この論文は提案している。
それは、ベストプラクティス方式をややこしくしただけ、と私は思う。

著者プロフィール

人々の強みを解き放ち、パフォーマンスを高め、未来の仕事のあり方を示すことに全力を尽くす、「最も影響力のある経営思想家」に選出された世界的研究者、思想リーダー。ＡＤＰリサーチ・インスティテュートで「ピープル＆パフォーマンス」に関わるすべての調査を指揮する。
著書に『さあ、才能に目覚めよう』（ドナルド・O・クリフトンとの共著、田口俊樹訳、２００１年、日本経済新聞出版社）、『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』（加賀山卓朗訳、２００６年、日本経済新聞出版社）など、ベストセラー多数。

「2020年 『NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」