腸が変われば人生が変わる　驚異の腸内フローラ [Kindle]

著者 : 田中保郎

制作 : 書籍編集部 

• ぶんか社 (2015年5月26日発売)

感想・レビュー・書評

[せいじさんの感想 · 2018年7月31日]

腸や腸内細菌、東洋医学を勉強した事のある人にはあまり驚くべきことは書かれていない。しかし腸内細菌で人生が変わるとか思考、考え方、好みが変わるとか鬱や脳の病気などが快方に向かってゆくと聞くと眉唾物かもしれない。そもそも人間の腸は植物でいえば根っこにあたり人体は密接につながっており悪い所だけ見ても解決しないことが多い。著者である田中先生は西洋医学を学び医師になるが大局で物事を見つめる東洋医学へ転身。本を読んでいると何でもかんでも腸が原因と捉えられそうだが全てはバランスが大事。偏った思考に陥らないことも重要。

著者プロフィール

昭和17(1942)年長崎県生まれ。昭和42年に長崎大学医学部を卒業し、同大学第二外科入局。腹部外科、脳外科を経て麻酔科標榜医の資格も取得。長崎労災病院の外科部長、長崎県松浦市民病院の副院長を経て、長崎県諫早市にて開業。
　東洋医学のすばらしさに目覚め、平成19年には西諫早病院・東洋医学外来の担当医となる。平成25年『主治医が見つかる診療所』（テレビ東京系）に出演し、話題となる。平成27年、西諫早病院を離れ、現在は、よりフリーな形での医療活動や講演活動を行っている。

「2021年 『腸を診る医学』 で使われていた紹介文から引用しています。」