- KADOKAWA (2015年6月25日発売)
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感想・レビュー・書評
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7年ほど前に読んだことをすっかり忘れているというね、どうもね(^_^;)
沖縄という土地の歴史的に持っている哀しい矛盾。うちなーんちゅのやさしく朗らかで飽きっぽく、すぐ忘れてしまう性格と、そこに付け込む大陸、薩摩、大日本帝国、そしてアメリカー。
ひたすら蹂躙され、舐められて馬鹿にされ続ける沖縄という島の愛憎を、47年の返還前後の喧騒を舞台に馳星周氏が抉る。
戦うべきなのはアメリカーなのに、彼らの基地に生活を依存しているうちなーんちゅが、うちなーんちゅ同士で争うという無意味で哀しい皮肉。
この時期の沖縄を舞台にした彼の小説を読むのは2作目だけれど、馳星周氏の執念というか、このテーマにかける情熱には舌を巻く。
勿論馳星周的ノワールなので、どちらの側にも居場所を求めることのできない出自により、どっちつかずの蝙蝠的立場でどんどんドツボに陥って、にっちもさっちも行かなくなる主人公のヒリヒリとした焦燥、胃が痛くなるようなスリルはいつもの通り。
これぞ馳星周ワールド。
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