風塵(下)風の市兵衛[10] (祥伝社文庫) [Kindle]

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  • 蝦夷地での怨みで復讐を遂げようとする一段の魔の手が、奥平純明と幼い息子に迫る。
    復讐の背景などが何度も繰り返し語られ、ちょっと食傷気味になる。上下巻だが、もう少し早い展開の方がよいように思う。長いシリーズものの中弛みなのかな。
    エンディングは、決してハッピーエンドではなく、この話のテーマの重さを感じる。

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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