ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? (講談社+α新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 目的達成のために次から次へと出てくるアイディアと行動力に脱帽。

    そして一番学びたいのはコミュニケーション能力。

    農家の定収入をJAの怠慢と批判している一方で、JAと協力して自然栽培の農作物を作ろうとタッグを組んでいるところにその能力が発揮されている。

    批判の仕方が上手いのか、常に自分の気持ちに正直にまっすぐに突き進んでいることが相手に伝わっているのか・・・。
    相手の悪いところを批判しながらも、いざとなったら協働することもできるなら、本当にいい仕事の仕方ができるだろうと思う。

    この本からたくさんのことを学べた。
    問題は、著者が言うように、行動に移せるかどうかだ。

  • 「要するにストーリー性なんですね。神子原米を買ったお客様が、これはどうでこうでと人に話したり蘊蓄を傾けたくなる商品にしたかったんです。」

    石川県羽咋市の公務員が行った数々の地域活性政策。
    地方へ人を呼ぶとしても、お客様として迎えずに面接をする。でなければ、あちらは来てやったんだと傲慢になり、馴染めない。

    人を動かすには、まず自分がやってみせる。そうすれば、人は動く。人は何かをしない言い訳を考える天才である。働かない人ほどその能力は高い。

    神子原米。ローマ法皇に献上し、その知名度を一気にあげた。最初からうまくいったわけではない。アメリカ大統領にも手紙を出している。いろんな人に出している。物事は簡単に進まない。

    この本だけを読むと、変革は簡単に思われる。いろんな事象が全部うまくいっているように思われる。が、もちろん違う。大変な努力があったであろう。著者はまさにスーパー公務員である。公務員がこんなに頑張っているのは驚きだ。

    実際に、寺の駅に行ってみた。思ったより小さかった。しかし、そこで働いているおばあちゃんたちは楽しそうだった。神子原米が食べれらなかったのはとても残念だった。

    コスモアイル羽咋にも行った。中身に関して0からこれらを作ったのはすごいと思う。大きな規模ではないが、宇宙に関する品物が集めれている。月の石にも触れられる。

  • 地域振興としても読めるし、人を動かすにはどうすべきかというビジネス的視点からも読める良書。
    これから公務員を退職されて会社経営を行うとあるが、自然栽培を広めるこの取り組みに大いに期待する。

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プロフィール

1955年、石川県羽咋市生まれ。科学ジャーナリスト、日蓮宗妙法寺第四十一世住職、立正大学客員教授
テレビの企画構成作家として『11PM』『プレステージ』などを手がけた後、1984年に羽咋市役所臨時職員になり、NASAやロシア宇宙局から本物の帰還カプセル、ロケット等を買い付けて、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」を造り、話題になる。1990年に正式に職員となり、2005年、農林水産課に勤務していた時に、過疎高齢化が問題となった同市神子原地区を、年間予算わずか60万円で立てなおすプロジェクトに着手。神子原米のブランド化とローマ法王への献上、Iターン若者の誘致、農家経営の直売所「神子の里」の開設による農家の高収入化などで4年後に“限界集落”からの脱却に成功させる。2011年より自然栽培米の実践にも着手。2016年4月から立正大学客員教授、新潟経営大学特別客員教授、妙成寺統括顧問や富山県氷見市で地方創生アドバイザーなどとしても活躍。著書に『ローマ法王に米を食べさせた男』(講談社+α新書)、『頭を下げない仕事術』(宝島社)。

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