この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇 (文春文庫) [Kindle]
- 文藝春秋 (2015年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (372ページ)
感想・レビュー・書評
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池上本の愛読者ならば、今さらという内容だが、東工大の1年生向けの現代史講義じゃしょうがない。高校生、大学生向けとしてはピッタリ。
しかし、この本を本当に読むべきは、学生を教える教育者たちだろう。著者ほどの準備と理解をして授業に挑んでいるのか、学生たちの将来を考えているのか。教壇に立つことはプロ教育者としてのプライドを持たなければならない。
ところで本書で説明される日教組の歴史について、公立学校の先生は教えるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特に日教組が面白かった。また、政党のところなど、これから学ばないといけないことが多くあった
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日教組とゆとり教育の章が面白かった。
確かにこれは学校では教わらない。
学芸はリベラルアーツの日本語訳、なるほどな。。東京学芸が東京教育にならなかったのは、すでに東京教育大があったから。なるほどな。。。 -
Audibleにて。
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今までの同筆者の本のおさらいができます。
コンビニの新商品を見ている気持ちになれます。 -
※2019.6.28購入@kindle版
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私の学生の頃は、戦後史になる位に、授業が終わってしまって、戦争の事も、うやむやで、学んだような感じでした。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
戦争を知らずに育ったと、、、歌に迄ありましたが、、、昔の戦争を知っている人は、戦争の悲惨さと命の儚さとで、過去を語ることをあまりしませんでした。
我が父母も、、、
父母の結婚式は、ホテルで白無垢の衣装とタキシード姿の写真があります。
その当時では、普通の人が、できなかったと知ったのは、私が、成人して、理解出来たことです。(気付くのが遅いけど)
政治についても、この現代史を読んで、そうそう、あの時は、こんな政党もあったのだ、、、何て思い出しておりました。
私にとって、ほんの以前の話でも、知らない子供達が、おおいと、思います。
阪神大震災も、、、そして、2011年3月の東日本大震災も、平成生まれの人でも、知らない人が多いのでは・・・
東京オリンピックも、このコロナウイルスの騒ぎで、延期になりましたが、昭和39年のオリンピックの以前は、東京の町は、まだまだ、ゴミの多い地域でした。
川も汚れていて、、、今の高層ビルの並ぶような東京は、考えも出来ない夢のような事でした。
この本を読んでいて、反日、デフレ、安保、学生運動、安全保障問題、バブル、土地神話崩壊、大手金融破産、大地震、原発、、、、その時代に生きていても、ただ何気なく時を過ごしていただけで、もっと理解しないといけないと、思うようになりました。
そして、池上氏が、この本のコラムで、東工大の生徒に縦書きのレポートを提出させているとの事、、、、、
今の人達は、携帯、スマホと育っているせいで、横書き、行の変更など、昔の私のような原稿用紙で、書くような事そして居ないから、、、、書き方も異なっているのでしょう。
先日、手紙の封筒の書き方も知らない若い人達が、テレビで、放映されており、全て、メールなどで、送信してしまうの、切手の貼る所や、あて名書きの場所も知らない方が、胃て、ビックリでした。
私も、遠くに住んで居る子供達に、出来るだけ、昔の出来事、感じた事を、この時期に話をしておきたいと、思っている。