パレードへようこそ [DVD]

監督 : マシュー・ウォーチャス 
出演 : ビル・ナイ  イメルダ・スタウントン  アンドリュー・スコット  ジョージ・マッケイ  ベン・シュネッツァー 
  • KADOKAWA / 角川書店
4.07
  • (39)
  • (36)
  • (22)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 249
感想 : 41
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111248749

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ミニシアター系の映画ですが、自分は大好きです、この作品。
    本来のタイトルは「プライド」なんですね。でも邦題の方がピッタリくる気がします。
    ユーモアあり、性の垣根を超えた友情あり、そしてラストにあぁぁぁっ!!!って感動あり。
    自分で選ぶ映画ベスト10にランクインです^^

  • シリアスとコメディが、バランスよく配置されている。マーガレット・サッチャー時代の炭鉱ストライキや失業を背景に描かれた映画は他にも多くあるため、あの空気感は理解しやすいかもしれない。

    レズビアンやゲイとして出てくる若者たちが、典型的なロンドンっ子という出で立ちで、彼らを見ているだけでも楽しい。
    ただし、彼らの置かれている社会的な立場、ホモフォビアからの暴言や暴力、そしてエイズの流行、そういったシリアスな問題が随所に描かれており、彼らの存在がフィクションではないということを思い知らされる。

    80年代、まだLGBTQという言葉が一般化されるずっと以前に、それでも彼らは存在していたし、彼らのごく当たり前の権利を主張していた。そして彼らは、ストをしている炭鉱夫たちが、自分たちと同じ立場なのだと支援を決めるわけだが、あの炭鉱夫たちのように、差し出された手を素直にとり、ありがとうと言える人はどれだけいるだろう?助けてもらったのだから今度は我々の番だと、共に立ち上がれる人はどれだけいるだろう?一方的なカテゴライズで、彼らと我々は違うと吐き捨てるのではなく、仲間なのだと言うには、どれだけの強さが必要なのだろう?

    最後はとにかく涙が止まらなかった。彼らは確かに生きていたという、言ってしまえば「単なる記録」にここまで心を動かされてしまうとは。

    ゲイでも、レズビアンでも、女でも、労働者でも、例えどんな人間であろうと、自分らしく生きることを制約してはならない。そして、私たちはこれからも、その当たり前の権利を勝ち取り続けなくてはならない。そういう立ち上がる勇気をもらえる作品だ。

    にしても、おばちゃんたちのはしゃぎぶりは本当にかわいかった。ド派手なロンドンっ子たちに負けない存在感がなんともいえずキュートでたまらない。

  • まさしくイギリスらしい秀作といった感じです。史実をなぞるとすこしつまんなくなるものも多くありますが、こちらは登場人物たちが一人一人いい味出していてすごく魅力的に描かれてきます。

    簡単にいうとサッチャー首相政権下、抑圧された炭坑夫たちがストをおこしているのですが、同じくサッチャーに抑圧されているゲイ&レズビアン団体が妥当サッチャーの為に同じ敵を持つ炭坑夫たちのために戦おうと立ち上がるお話です。

    動機はあまり、しっくりきませんでしたが炭坑夫たちやその家族が同性愛者達を受け入れる派と嫌がる派にわかれて対決したりする小さなイザコザがあったり、同性愛者たちもそれぞれ色んな事を抱えたりするところをちゃんとリアルに描いてる。

    軸になるのは友情とプライド。

    同性愛者たちは、迫害されながらも彼らにはプライドがあるから差別されてもそれを跳ね返す力も、そして逆手に取って飛び跳ねてしまうようなパワフルさもある。

    そんなビクともしないプライドに満ちた彼らに影響されて彼らに対する温かい尊敬と友情が炭坑夫たちにも生まれてくるのだ。

    史実を元にしているので、とても丁寧に描かれているし、登場人物一人一人の小さな触れ合いが過度じゃない感じで温かい。

    ハリウッド映画が好きな人には少し地味にかんじるかもしれないけど、なんとなく晴れやかな気持ちになりたいときにおすすめ。

  • ジョージマカイくんが出てるので観賞。
    こんなに楽しそうで幸せそうな顔した彼も素晴らしい。
    もっと脇役かと思ったから嬉しかった~。

    ゲシンが自分が入院しててもジョナサンの心配をするところが切なかった。ゲイとかレズビアンとか関係なくただ大切な人がいるだけなんだなぁと思った。
    炭鉱町の人たちもこの時代すごい偏見があったはずなのに明るく差別せず接してくれる人達があったかくて、どんな時でも"文明の光"はあるというグランドブタペストホテルのセリフを思い出した。
    ジョーとステフが手を繋いで笑い合うシーンも可愛くてすごく好きなシーン!
    私情含みまくりだけどジョーがキスするところすごくドキドキした。手を引くところからすごく引き込まれる演出だった。
    みんなが歩いてるところで後ろでカメラいじってるジョーも可愛い。

  • サッチャーに切り捨てられた人々が連帯して立ち上がる.それまでの硬派の男たちの炭鉱夫たちと彼らを支援するゲイたちの衝突が少しずつ打ち解け理解し合う様子が素晴らしかった.何より炭鉱夫の妻たちの明るくたくましいパワーには圧倒された..

  • イギリス/2014年/マシュー・ウォーチャス監督/ビル・ナイ出演

    ゲイ&レズビアンの仲間たちが、スト中の炭鉱労働者を支援したというのは実話を元にした話。イギリスのゲイのし民権運動も炭鉱労働者もそんなに興味がないので低いモチベーションで見ていたのだが、実話の強さで、ウィンウィンの関係になっていくプロセスが面白くなってくる。反対派の人もそれなりにいて、ゲイと組むなんてストの末期症状とマスコミが叩いたり、石が投げ込まれたりもしている。そのことが興味につながっていく。

    ちょっとゲイの運動があまりに立派すぎて、ベタ褒め状態なのが少し気になる。もう少し損得とかリアルな実情というのもあったのではないかと思うのだが。

  • サッチャー政権時代の炭鉱にはドラマあり

  • 1980年代、サッチャー時代のイギリスでは、炭鉱の閉山を進める政府に反対して炭鉱夫たちがストライキに突入していた。それに関してアクティヴィストのゲイ青年が、炭鉱夫を支援する活動、その名も”Lesbians and Gays Support the Miners”を始める。

    主人公の提案にはじめは怪訝な顔をした同性愛者の仲間たちだったが、ともに寄付を集め、遠く離れた炭鉱の組合に寄付を届けることになる。しかし、はじめのうちは「ゲイを見たこともない」炭鉱マンや組合の人とのぎこちない交流には軋轢が生じたりもするが、最終的には炭鉱夫たちも、同性愛者の活動に理解を示し、逆に支援してくれたりする展開に。

    この映画が撮られた背景は全く知らないが、炭鉱夫によるストを支援した同性愛者グループの運動があった、という事実を掘り起こすことを通して、アイデンティティ・ポリティクス(マイノリティによる承認をめぐる闘争)と労働組合運動(階級闘争)の間に横たわっている溝は埋められうるという可能性を提起したかった、ということなのではないかと勝手に思っている。

    あるいは、都市型リベラル(ラディカル)と、保守的な地域のブルーカラー労働者との交流、というテーマとしても観ることができる。

  • minerとminorがuniteする話。「Bread and Roses」のシーンでかなり揺さぶられて、ラストのパレードで号泣。何だかんだ言って、やっぱり老若男女問わずセクシーなものが好きなのね。これ、ミュージカルになったらいいな。

全41件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×