母の友 2015年9月号

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910075110954

感想・レビュー・書評

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  • 歯の話…51歳で乳歯がある著者のお話。乳歯だからっておろそかにしない、口をのぞき込める時期も限られている。確かになぁ、歯磨きタイヘンと思っていたけど、やはり大切にしたい。この時間とともに。

    手紙を乗せたちょっと愉快な飛行機メール…お散歩帰り、紙飛行機にお手紙を書いて園児に飛ばすと、ちゃんと遊びをやめて帰ってくるという温かいお話。逆に園児から送られてくるなんてエピソードは笑ってしまった。ユーモアと知恵。保育士さんには頭が上がらない。

    どうしてパジャマで外へ行ってはいけないの?…衣服は言語でもできている。相手への無言のメッセージ。という考え方になるほど〜。自分の好きな服を着つつも相手への配慮を忘れない。このバランスがおしゃれなんだなぁ。こう考えると衣服もコミュニケーションなんだなぁ。子ども選んだ服を着るのは面白そう、いつかやってみたい。子どもがパジャマを着たがったら、ゆったり構えてみたい。きっとお友達と過ごすうち何かを感じてくれると思う。

    知恵は遊びから…知識は知恵がないと身につきません。子どもは体を使って遊ぶことでしか知恵を身につけることはできないんですよ。という言葉に励まされる。

    かんたん!お直し塾…ズボンの穴には思い出やストーリーが詰まっている。なるほどなぁ、大切にしたい。ほぼ日ワッペンが可愛い!!

    絵本と子ども…そういえば、ハイジの着膨れから一枚一枚脱ぐシーン、好きだったなぁ。服って色んなところで意識して意識されてるのかも。

    たぶん、なんとかなるでしょう…男子のトイレ事情。便器にグラビアの顔写真を貼る妻の策に爆笑。

    体のはなし…夫のカンの鈍さのお話。これは、違うからこそ尊重すべきということ。確かに、鈍いからいいことはたくさんある。

  • 特集、「どうしてパジャマで外に行ってはいけないの?」では、衣服についての考えが語られ、パジャマで外に出てはいけないことを説明しつつ、「パジャマを脱ぎたがらない子供は、パジャマで幼稚園に行ってみたら」と提案しています。
    実際、どうしても着替えを拒否し、パジャマで登園する子供は少なくないらしい。
    パジャマで登園した子への友達の反応は年齢によって変わり、3歳を過ぎるとパジャマで来る子はいなくなるとか。
    子供なりにもルールを学んでいると言うことなのでしょうね。

    特集その2も絵本と子供服という、衣服に関わるもの。
    イギリスの話は、小林章夫さんの本を思い出す内容で、思わずにやりとしてしまいました。
    小林さんの本をまた読もう。

  • 特集はさておき、連載がどれもおもしろい。
    天谷保子「体のはなし」は「体癖」の話、堀川真「たぶん、なんとかなるでしょう」はトイレの話。
    「読んであげるお話:めんどくさがりやの、きつね」もたのしかった。
    猪谷千香さんの書評、周防正行『それでもボクは会議で闘う』岩波書店も気になるなあ。

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著者プロフィール

歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。

「2023年 『朝、空が見えます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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