ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - [Kindle]
- ワニブックス (2015年6月12日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (271ページ)
感想・レビュー・書評
-
この本は面白かった素直に。私は病院に入院している間に読みました、なんとなく手術後の痛みとまた目を開けて人生がいきられるという安堵感の中で読んだので感謝しながら読んでました。特に物を増やすことでの幸せではなく、物を減らすことで今あることの感謝ができるということは私自身ものが溢れすぎている中で生活していたなとつくづく思います。私は結構すぐ影響を受けやすい人間です。今回は退院後すぐに家のいらないもの、自分の服お宝市場に持っていきました。家族のものも含めて約100点くらい。全部で10000円でした!価格は内心もっといくだろうと思いましたが、相手も商売です。売れるか売れないものにあまりお金はかけられない、そんな商売のスキームなんだと思います。でもその10000円で夕飯は家族と美味しいものを食べました。これも一つの幸せなんだと思います。家族に強制しそうな自分ですがあとがきにも書いてあったまずは自分から、もったいないという気持ちとただただめんどくさいの自分の気持ちをしっかりと区別して私もちょいミニマリスト目指してみたいと思います!楽しい本をありがとう
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半のどうやって物を捨てるか、減らしていくかの部分については正直、『何でこんなことに理屈つけなきゃいけないの?』という印象で全く良い本だとは思わなかった。
しかし、後半ではミニマリストの良さや考え方など共感できる部分が多く、普段考えていることや感じていることが言語化されてスッキリして今後の人生がクリアになった。
結局のところどの軸で生きるのか?が大切なことではないか。
お金の軸で生きている人は物や余暇にこだわるように思う。
時間軸で生きてる人は経験や人との繋がり、健康にこだわるように思う。
どちらの軸も持っているのが普通だとは思うが重心は時間軸でありたいと思う。
以外、共感部分
一瞬で不幸になれる方法がある。それは自分を誰かと比べてみることだ。
→とはいえ、承認欲求は全く無くすのは難しい。自分にとって大切なものを絞り込み満足感を得られるかが重要。
幸せの持続時間が長いのは経験の方だ。だから誰かと比べるためにモノを買うより、行動力を上げて経験を積み重ねた方が、はるかに豊かに感じられるようになる。そして経験はお金がかかる特別な経験でなくていい。
→物は手に入れた瞬間に価値が下がるが経験は重ねる毎に価値が増える。最悪、無一文になっても経験は残るしそうすればいつでも稼げる。
「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を重要視した。
→7つの習慣でも触れていた部分。
スティーブ・ジョブズは毎朝鏡を見ながら「今日が人生最後の日だとして、今日の予定を自分は行いたいだろうか?」と自問した。そしてこれを33年間も続けたという。
「今」に「感謝」し続ける。すべての「今」を「肯定的に見続ける」人がどうなるかは明らかである。ポジティブで、寛容で、諦めない。親切で、優しく、何よりいつも幸せそうだ。
→過去を考えるのは後悔することで、未来を考えることは不安を煽ること、『今を生きろ』とホリエモンが言っていたが正にその通りだと思う。
幸せになることはできず、その瞬間、瞬間に「感じる」しかないものだ。そして人が経験できるのは「今」という時間だけ。たった今、この瞬間の幸せを感じられない人は明日も明後日も、1年後も幸せは感じられない。逆に言えば今から、いつでも人は幸せを感じることができる。
→芯をついた良い言葉だと思う。 -
これはいい!
ドンドン捨てちゃおう!
モノを持ちすぎると・・
■色んなモノに気が向いて、処理中の重いPC状態
■モノを持つから、逆に、ドンドンと新しいモノが欲しくなる。刺激が欲しい。
■モノを持つから、人と比べてしまう!
承認欲求で、
■自分の価値をみんなに認めてもらいたい
■モノを通して自分の人となりや価値を伝えている
■人の悪口をいうことで、自分の価値を上げている←一番かっこわるい、最低!
モノはエネルギーを発しているので(気になるので)、モノを捨てるだけで、集中力が高まる!
例えば仕事を頑張って、お金をためて、前から欲しかったものを買う、というのを否定するつもりもありません。
が、現代の消費生活では何も考えずに生きていれば、意識的に無意識的に、ドンドンと消費させられる世の中だと思います。
その中で、正反対の考え方としてミニマリズムを知っておくと人生が豊かになると思いました。
みんなそれぞれ好きなものは違いますが、特にブランド品なんかは、買い始めると沼にはまる感覚はよくわかります。車、時計、小物・・・。僕もどちらかといえばブランドを求めちゃうほうです・・。
そういったものを通して自分自身のアイデンティティを他者から承認してもらう。という次元から、
そんなものがなくても中身で勝負ができる大人になっていきたいです。
モノを通して他人から承認してもらう、つまりは、他人の人生を生きているという「嫌われる勇気」にも通ずる考えだと思いました。
私の友達で大金持ちなのに、物欲が無く、ブランド品には興味なし、ただし、体験にはとてつもなくお金をかける人がいます。
他人がどう思うかはわかりませんが、その人生の本人的な自己評価は最高で、とても幸せな人生を歩んでいると感じます。
何が良い悪いではなく、人生も人それぞれです。
いろいろな考えを学ぶ、両極端な考えを知る、ということで人生の幅が広がると思いました。
↓メモ
★必要なモノは全部持っていたのに、自分に足りないモノばかりに目がいっていたので、ちっとも幸せではなかった。あれを手に入れさえすれば自分は幸せになれるのに。あれがないせいで自分は幸せでない、という発想だ。
★ぼくは「処理中」のアイコンがぐるぐるしている、あの重いパソコンだった
★人間は95%は昨日と同じことを考えていて、さらにそのうち 80%はネガティブな考えごとをしている。
欲しいモノを持っていない」という現実を見て、ぼくは自分のことを不幸だと思っていた
ぼくたちは叶った願いに次第に慣れたのだ。「慣れ」はだんだん「当たり前」のものになる。当たり前のものに、最終的に「飽き」てしまった
★モノでいえば、買い換える、量を増やす、より価格の高いものにするなどして「差」を作りださなければ刺激を得られない
★ぼくたちは自分の価値を、モノを通して誰かに伝えようと懸命なのだ
だから「自分には価値がある」と確かめたい気持ちは、食欲や睡眠欲などの生理的な欲求に次ぐ最も強い欲求で、あらゆる行動の中に紛れ込むこと
「自分には価値がある」と確かめるためには、誰かに認められることが必要
★いつも誰かの批判に明け暮れる。誰かの価値を下げることで安心し、自分の価値を少しでも確かめようとするのが批判の本質
手放すことによって得られる見えないものは、失うモノよりよほど大きい
★モノさんはずっと家にいるニートで、家事もしてくれないばかりか、逆にムダな家事が増えてしまう。そんなモノさんの家賃を喜んで払っている場合じゃない
収納という巣」があれば、モノを減らしたつもりでも、いつの間にかモノはそこに住み始め増えていく。だからまずは、「巣」である収納を叩くのだ
1イン 1アウト 一つ手放してから一つ手に入れる
ハンガーの数を決める
ブランドのタグをきちんと袋に保存しておくという。1シーズン着ると保存しておいたタグと一緒にオークションに出す。
服はお店から借りている
幸せを感じるための根底の土台は「時間的な豊かさ」があること
モノの数が減って、家事が簡単になる
モノを持てば持つほどモノは増え、満足することはないから、さらにモノに執着し追い求め続ける。
★一瞬で不幸になれる方法がある。それは自分を誰かと比べてみること
飽きのこないモノを選んでいるから、自分が流行に遅れているかどうかが気にならなくなる。奇抜なファッションをしないから、自分に本当に似合っているかどうか、コーディネートが正しいかどうか、他人の判断に怯えることもない
高価な服を羨ましく思ったり、安価な服を着ている自分を恥じたりしなくなる。つまり他人の目線を気にしなくなる
1人焼肉をしている方は、自分を中心に見ているので焼肉をしている間ずっと、2時間なら2時間分そう思われているような気がして
★お前の1人焼肉を気にしているのは、お前だけだ
★時間はできた。自分を人と比べず、人の目線も恐れない。
すると自然と「行動」できるようになってくるはずだ。行動を阻むものはもう何もない。こうしてミニマリズムの好循環が始まる
★モノを減らすと、集中力まで高まる。これはなぜだろうか? モノは、ただ黙って置かれているわけではない。置かれたモノはメッセージを発している。特に大切に扱われていないモノほどそのメッセージは大きい
心理学者のチクセントミハイが「フロー」と呼ぶ状態の集中だ。没頭して集中できることがあると、人は時間を忘れるだけでなく、自分が抱えている問題も忘れる
★そんなジャンクインフォメーションを貪っていれば、「情報メタボ」と呼ばれる状態にもなる。ある実験の結果では、過度の情報に触れすぎた人は、マリファナを吸っているときよりもIQの低下が見られた
受け取るべき情報を減らし、アンテナを広げるのではなく「アンテナをたたむ」ことの方がもはや切実な課題
★モノ」メインにお金を使っていたのを、「経験」や「人」のために使う、新しい取り組みへの投資のために使う
★カーネギーの道は開けるに出てくる「汚れてもいない皿を洗おうとしない」
明日汚れるであろう皿を洗うことや一年先の皿を洗うことを考えない。 -
普通の人よりも、真剣に捨てることを深く考えた人、の本。
ミニマリズムってちょっとスピリチュアルさが前にでてきすぎて、ちょっと手をだしずらかったのだけど、このひとの書く口はあっさりしてて好き。
が、やっぱりちょっと行き過ぎでは・・・と思うところもありつつ、でも納得できる部分のかなりある。 -
自分がやっていることや、これからやっていきたいことなどが随所にあって、再読、再々読の必要ありの本! 大絶賛!! 人って、年齢を問わず、実体験が大きくい人を成長させるということを心底、思わされた。
-
ネガティブな気持ちから産まれた「変わりたい」という気持ちを、ポジティブな「変えたい」という気持ちに変えてくれた本。
読んで良かった。
とても面白くて優しい文章なので、スルスルと読めたし、心に染みた。
今現在、ゴミ屋敷に住んでいるので、現状をなんとか変えたくて、この本を手に取った。今が辛くて、物が手放せなくて、しんどかった。
でも、そうやって手放せないものと向き合って変わっていく自分を、楽しんでも良いんだな、なんて思えて、なかなか目に見えて、家の中の物が減らなくても、この本からもらった楽しい気持ちで、物を捨てる作業を続けていけそうだ。
-
モノは必要ない
いや
必要な最低限あればいい
それなのに
飽きることに飽きもせず
わたしたちは次々に手を出していく
モノが少ないということ
埋もれてしまっている本当の自分と向き合えるということ
いかに雑音や刺激を少なくし
身軽な自分でいられるか
軽い足取りを取り戻したいものである
-
今すぐにでも不用品を片っ端から捨てたくなる本。モノを手放すことによるメリットが存分に語られている。特に、必要なモノと欲しいモノに分けて考えるとか、人の目線のためにあるモノは手放すとか、今更ながら目から鱗なことも書かれていて参考になった。最終的には幸福論に繋がるのもその通りだと思う。
願わくば、具体的なモノの減らし方などをご指南いただけるとありがたい。どうしても、「必要なモノ」に絞ったところでモノに溢れる生活には変わりないので。