- Amazon.co.jp ・電子書籍 (254ページ)
感想・レビュー・書評
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【これからの広告の教科書】
A.「ブランド・ウィルを前面に立てる」広告戦略は味の違いやボトルの形状の違いあるいは新機能や最新テクノロジー搭載などの「機能的差別化ポイント」に基礎を置かずに、メッセージの中心を「意識」に置く。そうすることで、興味をもった人にはウェブなどでさらに詳しい商品や情報やテクノロジーの違いなども訴えることが可能になり、それを見てもらう可能性も増えるというやり方です。
B.カジュアルはには、普通のデジタルカメラやスマホの方が便利名ですよね。高価で大きくて重い、デジタル一眼カメラをわざわざ買う理由がないんです。デジタル一眼カメラを買う理由を提示して上げる必要があります。
C.USPの呪縛から逃れて、消費者の心のツボ=「インサイト」を発見せよ。
D.同じビジュアルで、同じキャッチフレーズで、テレビCMから、店頭ポスター、バナー広告、自社ウェブサイトを統一してみても、それは送り手の一種の自己満足で、受け手に興味を持ってもらえなければ、何もならない。
E.テレビはCMはテレビCMで効果が上がるような表を考え、インターネットでのプロモーションはインターネットで気うような表現を考えよう。もちろんメッセージは統一したうえで。そして、できれば、違う表現のまま連動できるものを考えよう。
F.フィッツの戦略:テレビCMのフィッツダンスをオリジナルアレンジした作品をYouTubeに投稿し、再生回数ランキングで1位になった人に賞金があたる、というダンスコンテテストを開催。実施にあたっては、「応募しやすい環境づくり=おもてなし」も手厚く行われました。自社ウェブサイトでは、テレビCMの楽曲ダウンロードが可能で、また、ダンスレクチャームービー、振り付け説明図、ダンスのサンプル動画なども提示。
G.「わかりやすさ」を基本におくことをハナから否定し、わざとわかりにくくすることで、スルーされることを防ぎ、興味を持ってもらい、商品のメッセージを記憶に残し、気持ちに残すことをもくろんでわけです。欧米では、これがここ十数年のテレビCMの作り方の基本だと、言います。
H.商品の良さから始めずに、ますは良い時間をいっしょに過ごす広告を。例:子どもが泣き止む動画など
I.「作品のクオリティアップ」から「仕掛けのクオリティアップへシフトせよ。スプライトの水に飛び込む動画:この事例では、普通の人にも体験してもらう屋外イベントを企画し、その時の映像を編集してテレビCMとして流しているのです。さらに、このイベントを全国6か所で実施。テレビCMを見て、面白うそう!とか、やってみたい!と感じていた人に対して、あのCMのスプラッシュカートが体験できます!と呼びかけ、集客して、さらに商品との関係構築に努めました。
J.情報は、送り届けるのではなく、どう受け取ってもらえるかと考える。
K.もはや、個人に響くメッセージを取り上げるだけでは十分ではなく、人々が参加し、遊び、人にて手渡したいと思うような施策が必要とされているといいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示