新宿スワン [DVD]

監督 : 園子温 
出演 : 綾野剛  山田孝之  沢尻エリカ  伊勢谷友介 
  • Happinet(SB)(D)
3.07
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  • (9)
本棚登録 : 437
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953066571

感想・レビュー・書評

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  • 漫画が原作という程度の知識しかなく見てみた。2015年公開なので現在よりも若い俳優たちが熱演。監督は園子温。彼の他の作品と比べるといまいちに感じる。

    ストーリーは、「会社」に所属する新宿のスカウトマンたちの物語。女衒として手配した女の子の稼ぎを受け取るために、「商品」である彼女達がちゃんと働いているか、風俗店やキャパクラに頻繁に顔を出す。街を肩で風切って歩き、スカウトをする縄張りをめぐり、ライバル会社と町の中でいがみ合う。主人公の勤務先スカウト会社は商売敵の「会社」との「合併」をするが、薬物を取り扱う外道キャラ登場、みたいな感じ。

    なんて狭い世界でいきがっているんだ、と思ったが、原作者の方が実際に新宿のスカウトとして働いていた時の実体験エピソードが盛り込まれていると知り、ある意味納得。

    コロナ前なのでマスクをしている出演者は皆無。ソーシャルディスタンス考慮なし、接待を伴う飲食ありまくり。歌舞伎町のスカウトたちの抗争がテーマなので、性風俗店が普通に登場。ある意味で、COVID19によって変わってしまう以前の東京の夜の街を切り取った映画として、懐古趣味で見るという視点が成り立つ。

    金曜夜の息子との映画鑑賞で選択。

  • 関さんの魅力が全く無いので、自分としては無いかな。
    新宿スワンっていったら一にも二にも関さんだと思うけど。
    ワガママでとてつもなく強くて乱暴で凄くやさしい。

  • 本作、綾野剛さん、そして特に伊勢谷友介さんのかっこよさに尽きる。
    綾野剛さんと山田孝之さんがいい感じになって、ずっと共演してシリーズ化するのかとも思いきや・・・でも、いい作品だったね!

  • まあまあ!

  • 面白かったので、Ⅱも一気に観た。

    泥が跳ねる集団乱闘はクローズでも同じシーンがあったなあと思った。

  •  和久井健の同名マンガの映画化で、園子温が監督をしているので観てみた。

     原作は途中まで読んだことがある。新宿歌舞伎町のスカウトの世界を舞台にした、『闇金ウシジマくん』の類似作という印象である。
     
     が、この映画版は感心しなかった。ストーリーが薄っぺらくて、園子温らしい才気もほとんど感じられない。

     沢尻エリカ演ずるヘルス嬢・アゲハが、『星の王子さま』のパチモンみたいな絵本を宝物にしている……というあたり、あまりのクサさに鼻白んでしまった(原作にあるエピソードなのかどうかは知らない)。

     続編『新宿スワン2』も園子温監督続投で作られるそうだから、そこそこヒットはしたのだろうが……。

     最近の園子温(『地獄でなぜ悪い』以降)は、粗製濫造が目に余ると思う。

  • 女をアゲて、
    男を上げろ。

  • 園子温監督、鈴木おさむ 水島力也脚本、和久井健原作、2015年作。綾野剛 山田孝之 沢尻エリカ 金子ノブアキ 深水元基 安田顕 山田優 伊勢谷友介 豊原功補出演

    <コメント>
    •歌舞伎町の風俗系スカウト会社の抗争を描いた映画。
    •しかし物語は、正義感の強い下っ端の龍彦と汚い野心家の秀吉の衝突を切り口に進む。
    •話がどんどん展開していき、スピード感はあるが、リスカの女のスカウト話などどうでもいいエピソードを絞り、90分程度にまとめたほうがよいのでは?
    •綾野剛が好演。この役はど真ん中のはまり役だと思う。
    •真虎役の伊勢谷さんもいい。おそらく真虎も葉山もバーストを乗っ取ろうと企んでいるのだろうけど、そうハッキリ見せない役をうまく演じている(逆にいえば、バーストの無能な社長を演じた豊原功補も好演。最近、小泉今日子との不倫で有名になった人だけど)。
    •途中から沢尻エリカが美味しいところを全部持って行った感じ。なんでそんなにVIP待遇なのよ。
    •全体的に、役者はよく演じていたが、脚本が100点満点で55点。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    白鳥龍彦(綾野)は、歌舞伎町でケンカした折に気に入られたすご腕スカウトマンの真虎(伊勢谷)からスカウトマンに仕立てられ、偶然声をかけたクラブのママ涼子(山田優)にも気に入られ、クラブの子のリストを渡されるなどの厚遇を受ける。
    歌舞伎町では、真虎が幹部を務める「バースト」と「ハーレム」が縄張り争いをし、バーストはハーレムとイザコザを起こすべく、関(深水)の指示で龍彦が尖兵のなって関とともにボコられ、その落とし前を付けるべく、ハーレム社長の松方(安田)は3千万で社を譲渡する約束をするが、結局タダでバーストの傘下に入り、ナンバー2葉山(金子)がバースト幹部に入る(葉山はバースト乗っ取り目的)。
    ハーレムの秀吉(山田孝之)は、龍彦と木更津の高校の同級生で、歌舞伎町はおろか全国統一を狙い、薬物中毒にさせるなどした頭角を表す。秀吉がスカウトしたアゲハが借金まみれとわかると、寝せずに長時間働かせ、疲れを取る名目で覚醒剤を渡し、ヤク中に仕立てる。その店に龍彦は、自分がスカウトした女を連れて来たところ、アゲハが殴られているところを目撃、龍彦は店長を殴り、アゲハは龍彦を星の王子さまに重ね、想いを寄せ始める。
    ある日、秀吉がボーリング場で薬物取引をする情報が入り、秀吉の資金の出所を疑っていた関は1人で潜入するが、それは秀吉が仕掛けた罠で半殺しにされる。
    アゲハは新しい店に勤めるが禁断症状から元の店に戻り薬を始めており、龍彦は秀吉らとケンカ、薬の代金は龍彦が持ち帰る。アゲハは秀吉の部下を刺し、ヤク中がやめられるように警察に捕まる。
    薬の代金が入ったカバンを秀吉に返しにいき、殴り合いのケンカになるが、最後は仲直りし、また喧嘩しようなでわかれる。
    秀吉を逃した後で、真虎から逃したら帰って危ないと忠告される。
    秀吉は非常階段で、おそら葉山の差し金に撃たれて死ぬ。

  • わざわざレンタルするかっていったら、しないし、映画も観に行かなかったけど、まあ配信であるんだったら観る。て感じだった。
    今回Netflixにあったから観て観るかーって軽い気持ちで観た。

    結果、原作はやっぱり面白そうだったけど映画はたまにやめてくれー!!っていう観るに耐えないシーンが多かった。意外とスカウトだけの話じゃないのでまあ面白かったけどそれは原作のおかげだと思われる。
    仕方ないね!
    ただしい評価は2.5かな。

  • 高校時代に原作出会って好きになった。
    映画の挿入歌に森進一、UVER、マンウィズを持ってくるあたり製作側の自信しか感じられない。

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著者プロフィール

1961年愛知県生まれ。大学中退後に自主制作映画デビュー。『自転車吐息』(90年)はベルリン映画祭に正式招待される。代表作に『冷たい熱帯魚』など。テレ東系列で放映中のドラマ『みんな!エスパーだよ!』も監督。

「2013年 『ナショナリズムの誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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