禅マインド ビギナーズ・マインド [Kindle]

  • サンガ
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感想・レビュー・書評

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  • 20200606
    全てのものは変化する、一切に執着をせず平安を得る。その真理を得るためには哲学や思考ではなく、修行という体験が一番である
    何者にも執着しない自由な心とは初心者の心である。それは新鮮で清々しい。空の体験の一つとして座禅をくみ、何かにとらわれそうなときに引き戻すために師につく。しかし修行に執着するべきでなく、悟りとは日常にある
    全ては変化し、自分の執着しているものは妄想であるという残酷な真理をあるがままに理解するのが悟りである。
    私とは空に一瞬走る稲妻のようなもの
    一切皆苦、諸行無常、諸法無我、涅槃静寂

  • 今ここ性。ありのままを認めて受け容れる。今この瞬間をそのままに見届ける。背伸びもしないし卑下もしない。
    人格を育むことの道すじもありそう。

    思考や行動に痕跡を残すと執着が生まれる。執着は苦しみの始まり。過去はふりかえりはすれど、縛られはしない。そのために過去は忘れ、過去を所有しない。未来も永続的なものはない。すべてのことは変化し続ける。なので、今ここをありのまま。

    「初心者の心には多くの可能性があります。しかし専門家といわれる人の心には、それはほとんどありません。」

    「涅槃とはなんですか」「一つのことを最後まで見届けることだ」

    時間をおいて、もう一回読もう

  • これが、禅。
    なんだか、ないものはあるしあるものはない。
    みたいな話である。
    けど、一神教の論理にどっぷりつかると、まさに驚きの考え方なのかもしれない。
    これ一冊ではなんとも言えません。
    そしてお坊さんのお友達が欲しい。

  • 深すぎて理解しきれない。けど、日本に帰ってどう練習を続けたらいいだろうと不安に思っていたのがこの本でヒントを貰った気がする。

  • 友人に曹洞宗のお坊さんが数人いるので、かれらの言動の良いものも違和感を感じるものも、その元になるものに触れられたのが良かった。

  • アメリカでの禅の広まりについて詳しく書かれている。

    どのような経緯でアメリカ人を魅了していったのか。キリスト教とは違い、仏教を1つの哲学として捉えているんだなと思った。

  • 仏教の本と言うより哲学書の様だ。気持ちの話なので抽象的表現が多く深くて、難しい。折に触れ目についた章を咀嚼するのが良さそうさ。

  • スティーブ・ジョブズはこの本の大意にほとんど関係ありませんでしたが、それはどうでもよいことでした。この本を読むと禅やマインドフルネスという言葉が流行っている理由が見えてきます。そして初心。禅が大事とかいうのと関係なく基本です。シンプルに。

  • 禅の心得、取り組み方、考え方についてしるした本。
    深くてなかなか難しい。ところどころはっと感じる部分あり。

    〈メモ〉
    ・姿勢は正しい心の状態を得るための手段でなく、姿勢をとることそのものな正しい心の状態。
    自分の頭で空を支えているイメージを。
    ・すべきでないといっているときはしないことをしている。私たちがすべきことは、そのとに、そのとき、すべきことをするだけ。今この瞬間わ生きるべき。ただ座って息に集中する。すべきことをする。これが禅の修行。
    ・何もかも美しく見えるのは、一つ一つがバランスを失っているから。しかしその背景は完璧な調和をなしている。完璧なバランスという背景に対して、バランスを失いながら生きている。
    ・魚を見るためには、水を見なければならない。水を見ると本当の魚が見える。

  • 帯にジョブズがいて、反射的に読んでみたけど、結構、宗教臭が強いような…

    禅問答をずっとしてるような感じで何か分かったような、分からないような…

    でもこの所読んできた本で言われてたことに通じることはたくさんある気はする

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著者プロフィール

1904年生まれ、1971年逝去。神奈川県平塚市の曹洞宗松岩寺に生まれる。12歳で静岡県周智郡森町の蔵雲院の玉潤祖温老師に弟子入り、駒澤大学在学中に蔵雲院住職、1936年に静岡県焼津市の林叟院の住職となる。1959年渡米し、サンフランシスコ桑港寺住職となる。1962年サンフランシスコ禅センターを設立。1967年カリフォルニア州タサハラにアジア以外では最初の禅院である禅心寺を開く。1971年に68歳で禅センターにて逝去。渡米12年の間にアメリカにおける禅の基礎を築いた。欧米では20世紀を代表する精神的指導者の一人とされる。

「2023年 『禅的修行入門 誰でもあらゆるものから自由になれる秘訣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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