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- / ISBN・EAN: 4988104099082
感想・レビュー・書評
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あらゆる生き物の中で、地球に最も悪影響を与えているのは、万物の霊長の頂点に君臨する我々人間である。もはや我々は地球に寄生して自然を食い潰す獣だ。寄生獣だ! 的な意味合いの演説をした市長の主張は、この作品の根っこにあるテーマで、まさに真理やと思う。
でもそんなん言われたらツライわ。
人間やってく自信なくすわ。
正義の名のもとに射殺された「ひとりの人間」である市長。残念です笑
因みに、架空の東福山市役所とされたロケ地は、堺市役所や!
カメラが引きの映像のときに、高島屋とか、見覚えのある景色が映るかなぁて期待してたけど、やっぱ映さんわなぁそんなん。
しんいちの母親が殺されたのは、堺の魚市場。
染谷くんの芝居も素晴らしいな!
母親を殺されて、自分も致命傷を負いながらもミギーの細胞をもらって復活し、復讐するべく立ち上がったときのあの燃える眼差し!
髪型も変えて殺伐とした雰囲気を纏ったあの感じな!原作を読んだときもそこにゾクッとしたから。原作の設定を裏切らずに映画化するのはステキや!
阿部サダヲの声も良かったな― 頼りがいがあって、ユニークで、優しさが滲み出ている声。声の役を彼にしようって思い付いた人がえらいわな。
新井の鬼畜のような目付きも、役にピターッとはまってたな― 元々ああいう顔立ちしとるしな。指名手配犯みたいな笑 新井が、やつらの「食事」の場面に遭遇したときも、『女連れ込んで、何すんのかなぁて付けて行ったら、なんの事はねぇ、俺とやってること変わんねぇじゃね―か』って吐いたのも心に残るな。
市長の演説の内容も
田宮良子が知りたかったことも
ミギーがしんいちに伝えた事も
しんいちが大切なものを守りたいと思う気持ちも、全てひっくるめて、
我々人間ひとりひとりが思いやりをもって生きてれば、戦争や飢餓は無くなって平和が維持できるし、自然と共存しながら美しい地球を維持することができるはず…
…できへんけどな!!!!!!!!!!!!
地球は消耗品です。
使用期限が定められています。
早く火星でも人類が住めますように♪
VFXっていうん?あれすごいな!
えげつないグロテスクっぷりに、とても感動した。
どんな漫画でも映像化できる時代になったな。
あと、最後の屋上のシーンで、しんいちの裏拳でブッ飛ばされた新井氏がどこに消えたかは不明。え、なんなん??って、客席が少しざわざわした笑
2015年05月04日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作で「ダイオキシン」なのが「放射性物質」になったのはオトナの事情?ラブシーンはうらやましいが、ミギーも交尾を見られて喜んでいるだろう。