新装版　墜落現場　遺された人たち　御巣鷹山、日航機１２３便の真実 (講談社＋α文庫) [Kindle]

著者 : 飯塚訓

• 講談社 (2015年7月22日発売)

感想・レビュー・書評

[おはよっちゃんさんの感想 · 2023年5月7日]

『墜落遺体』と同じ日に読んだ。こちらでは、遺された方のその後についても多く書かれている。この事故で人生が変わった方がたくさんいるよな、と改めて思った。

[minusionさんの感想 · 2022年8月17日]

日航機墜落事故のことは知ってはいたけれど、本書を読んでその悲惨さや社会を巻き込んだ大きな問題になっていたことを知ることができた。

墜落現場では東日本大震災とはまた違って、手足がちぎれた赤ちゃんや胴体が下半分ない遺体など想像するだけでも気持ちが悪くなりそうな情景が伝わってきた。
そんな中、使命感を持って関わられた人たちのことを知ることができた。自衛隊員、警察官、医療スタッフ、だけでなく、村の消防団や村長などさまざまな人が関わっており、それぞれのプロフェッショナリズムを垣間見て、自分も頑張る意欲が湧いてきた。

また、言われてみると当たり前だけれど、遺された人たちがいること。その遺族の計り知れない悲しみを追体験することで、こういう事故の悲惨さを改めて実感した。

[pometさんの感想 · 2021年5月9日]

『墜落遺体』の続編のような話。
両方読むことをおすすめする。

著者プロフィール

飯塚訓
1937（昭和１２）年、群馬県に生まれる。日本大学法学部卒業。1960年、群馬県警察官として採用され、以後、警察本部課長、警察署長、警察学校長等を歴任。
1985（昭和60）年、高崎署刑事官在職時に、日航機墜落事故が発生、身元確認班長になる。1996年、退官。
著書に、『新装版 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便』（講談社＋α文庫）、『墜落の村　御巣鷹山日航機墜落事故をめぐる人びと』（河出書房新社）、『完全自供　殺人魔大久保清vs.捜査官』（講談社）、『墜落捜査 秘境捜索　警察官とその妻たちの事件史』（さくら舎）、『刑事病』（文藝春秋）などがある。
現在は、講演活動などを通じて、日航機事故の語り部として、命の尊さを伝えている。

「2015年 『新装版　墜落現場　遺された人たち　御巣鷹山、日航機123便の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」