るねさんの感想
2019年8月29日
6月に地元の古書店でシリーズ中7冊をまとめて衝動買いしたうちの1冊。 いわゆる”終末”テーマ。執筆されたのは冷戦時代であったこともあって、それが如実に表れているのがご時勢だよなと。このテーマとなると、最早終末はどうにも避け難い状況下にあって、そこでの人の在り様を描くのが一つの定型だが、「ロト」「終りの日」「夏は終わりぬ」どれも佳品だと思う。「ひる」は……うん、やっぱそうなるよな、教授の急な不快感もよくわかる。