教団X (集英社文芸単行本) [Kindle]

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  • 教団X (集英社文芸単行本)

  • 「教団X」(中村文則)を読んだ。ここに描かれた、絡みつき絡みつき倦むことなく絡みつく熱く爛れた情念(人によってはそれを「狂気」と呼ぶかもしれない)を私は受け止めきれずに為す術もなく立ち竦み、悪夢の中にいるかのように凍えながら読んだ。最後に射し込む暖かい恩寵のような光に救われます。

  • 結構前にアメトークで紹介されていて、たまたま図書館で目に留まったので読んでみた。

    宗教・性・宇宙・戦争・政治・貧富の差など、とにかく情報量の多い作品。
    ストーリー自体はわかりやすいが、その情報を理解するのが難しい作品だった。

    流れるように読める作品ではなく、その都度咀嚼を余技なくされる。
    咀嚼に疲れ、たまに作者の思想や知識のひけらかしでは?と疑問に思ってしまうあたり、自分は純文学に慣れていないのだと思った。

    立花と楢崎が惹かれあう描写が薄く、そこはすこし引っかかった。

  • 意外にも宇宙や仏教のことをとてもわかりやすく説明してくれる。
    脳や意識、素粒子などはなるほどと思う。

  • 凄い充実感。もう圧倒的です。
    生とか死とか、国家と個人とか、進化や宗教やら、あらゆるテーマやエネルギーが詰め込まれています。
    あぁ、刺激を受けて僕の脳も喜んでる気がします。

  • 松尾が語る話が面白かった。カルト教団という別世界の話なのに、妙に引き込まれた。

  • 自分自身が枯れつつあるから?別世界すぎる。医者時代の回想は、似た様な小説?を読んだ記憶がある。

  • 異色ではあったけど読んでよかった。世界の見方が変わった。人は(世界の全てのものは)皆同じ素粒子からできている。死んでも分解してまた違うモノを形成する一部になる。意識とは何か。素粒子の集まりである脳が意識を持つとはどういうことか。これ不思議。人間とは、だね

  • 「幸福とは、その性質上、様々なものを排除した上に成り立つ閉鎖された空間であるからです。」

    面白い。
    多様な思想や科学知識から構成されている。

    教祖に偉大な目的がなった点こそ、リアル。

  • 【起こりうる現実】
    宗教、素粒子、歴史…様々な要素が絡みます。
    ただ、まとまってはいない印象。宗教とエロは切っても切れないけれど、狂気と混ざってちょっと執拗。
    評価が難しいですね…間違いなく人を選ぶ作品です。
    社会への問題提起はありますが、オススメはあまりできません。

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著者プロフィール

中村 文則(なかむら ふみのり)
1977年愛知県生まれ。福島大学行政社会学部応用社会学科卒業。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。『遮光』で野間文芸新人賞、『土の中の子供』で芥川賞、『掏摸』で大江健三郎賞、『私の消滅』でドゥマゴ文学賞を受賞。2014年にはノワール小説への貢献から、デイビッド・グーディス賞を受賞している。
その他の代表作に、映画化された『去年の冬、きみと別れ』『悪と仮面のルール』などがある。

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