教団X (集英社文芸単行本) [Kindle]

著者 :
  • 集英社
3.39
  • (7)
  • (12)
  • (17)
  • (7)
  • (1)
  • 本棚登録 :219
  • レビュー :16
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (347ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 凄い充実感。もう圧倒的です。
    生とか死とか、国家と個人とか、進化や宗教やら、あらゆるテーマやエネルギーが詰め込まれています。
    あぁ、刺激を受けて僕の脳も喜んでる気がします。

  • 松尾が語る話が面白かった。カルト教団という別世界の話なのに、妙に引き込まれた。

  • 自分自身が枯れつつあるから?別世界すぎる。医者時代の回想は、似た様な小説?を読んだ記憶がある。

  • 異色ではあったけど読んでよかった。世界の見方が変わった。人は(世界の全てのものは)皆同じ素粒子からできている。死んでも分解してまた違うモノを形成する一部になる。意識とは何か。素粒子の集まりである脳が意識を持つとはどういうことか。これ不思議。人間とは、だね

  • 「幸福とは、その性質上、様々なものを排除した上に成り立つ閉鎖された空間であるからです。」

    面白い。
    多様な思想や科学知識から構成されている。

    教祖に偉大な目的がなった点こそ、リアル。

  • 【起こりうる現実】
    宗教、素粒子、歴史…様々な要素が絡みます。
    ただ、まとまってはいない印象。宗教とエロは切っても切れないけれど、狂気と混ざってちょっと執拗。
    評価が難しいですね…間違いなく人を選ぶ作品です。
    社会への問題提起はありますが、オススメはあまりできません。

  • 何というか、んー、深く、そして、個性的で、様々な原文が入り混じる、難しい内容だった。
    難しい本を理解しようと読むと、この本は素敵な物になるが、難しいなぁ複雑だなぁと読むと、ただの教科書。

  • 長い。語り部がちょこちょこ変わるのでわかりずらい。

  • 『1Q84』しかり、『20世紀少年』しかり、カルト教団モノというのは、どうしてこうもハマってしまうのか。
    そこに描かれている人間の狂気に、強烈な嫌悪感を抱きつつも目が離せなくなる。

    アマチュア思想家を名乗る松尾による穏やかな団体と、それに対立する沢渡による過激なカルト教団(通称・教団X)

    松尾が語る講話『教祖の奇妙な話』がすごい。心脳問題、物理学、宗教、戦争心理など。著者の博識さがわかる。

    ミステリーとしてもおもしろいし、雑学エッセイを読んでるような知的満足も得られる素晴らしい作品。確かにこれはおすすめしたくなる小説。

    ---

    memo

    491
    ベンジャミン・リベットと言う科学者による有名な実験です。その実験によると、人間は、何かをしようと意志を起こす時、実はその意志を起こすよりも前に、本人にはわからないところで、すでに脳のその部位が反応しているというのです。

    497
    意識「私」を司る脳の特定の部位は存在しない。脳の大局的な働きによって意識「私」が生まれる。脳がなければ、意識「私」は発生しない。脳の活動が、意識「私」に反映される。でも、意識「私」によって、脳に何らかの因果作用を働きかけることができない。

    515
    人間の身体が結局無数の原子できているのは前に話しました。しかも、人間の身体は、食べ物を食べ、排泄することなので、実は1年もすればその身体を構成する原子はすっかり変わっています。

    900
    重力は異次元に影響は与えることができる、とも考えられています。

    954
    もしかしたら、こういうことが可能かもしれません。「意識」はこの三次元的意味とは異なる領域に属するからと。この三次元的空間の中で、意識は唯一、何かの物体に働きかけることができない存在といえます。光は粒子でもあり波でもあると言われています。音も無形ですが波であり、振動で何かに働きかけることができる。同じく無形の重力もそう。でも意識は、以前にお話しした説が正しいとするなら、何にも働きかけることができない。

    1433
    地球が誕生して以来、そこにあったあらゆる原子は消滅していない、と考えられています。
    だからこう言いかえることができる。いわば人間の身体の構成物は、大昔からの使い回しであると。

    1451
    それを創り出す物体である脳の材料が入れ替わっているのに、「私」はそのまま引き継がれていくので。どうしてそんなことが可能なのでしょうか。

    2165
    あらゆる宗教の聖典は、それが大昔に書かれたと言うことのみによって信用され、それが大昔に書かれたと言うことのみによって変更不能なのです。聖典は仮にそれが神によるものであったとしても、その神は当然当時の世界情勢を見て言葉を発したはずです。そうであるのに人類はこれからも、過去によって規定され続けていくのでしょう。過去の現代の歪みの中に放置され続けていく

  • こんな思いで人を殺す人がいるのは最近の事件でもよく聞くのでいるんだろうなぁ、いやだなと思う。カルト教団の話ってなんかsexがらみで嫌い。

全16件中 1 - 10件を表示

教団X (集英社文芸単行本)のその他の作品

教団X 単行本 教団X 中村文則
教団X (集英社文庫) 文庫 教団X (集英社文庫) 中村文則

中村文則の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮下 奈都
池井戸 潤
村田 沙耶香
又吉 直樹
ピエール ルメー...
三浦 しをん
西 加奈子
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印

教団X (集英社文芸単行本)はこんな電子書籍です

外部サイトの商品情報・レビュー

教団X (集英社文芸単行本)を本棚に登録しているひと

ツイートする