- Amazon.co.jp ・電子書籍 (275ページ)
感想・レビュー・書評
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これは…とても良書なのでは。
私はデザイナーではなく、デザインを発注して、それをお客さんに提案して…という説明がもとめられる立場。そんな人にはぴったりの一冊。
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ラフに取り替える前に、
●どんな人に 何を なぜ いつどこで 伝えたいか
を決めること。
これは提案書にもそのまま使えそうだ。
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デザインのステップとして
①図解で情報の階層と優先順位。
②手書きのラフで構成だけ整理。
③表現(かっちり、にぎやか) 構造(レイアウト)の方向性決め。
④骨格ギメで、レイアウトを詰める
⑤色や強弱でキャラを立たせる
⑥足算と引き算で、バランストル
⑦ブラッシュアップ。
という手順を辿ると良い。
私がやるのは③くらいまでで良いはずだ。
私はディレクターなのに、デザイナーを信じきれず、間を飛ばして⑤や⑦の細部を指定したりしちゃってたことあるな、と気付かされた。
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デザイナーの7つ動画
中でも、
●ダイジ度天秤 優先順位
※p46の、整理の表が超絶わかりやすい
●主役にスポットライト 色がありすぎなら引き算
●連想力
※p80の、言葉と写真から連想ワードを立ててくの、これまたすごくわかりやすい!デザイン発注にそのまま使おう、やってみよう
上記3項目だけでも、値段の元は取れた気がする。
あと、最後の方のページの、グラフの見せ方項目も、役に立つ。
どのグラフがどんなとき使えるか、は、提案書にも応用できそう。
エビデンスをいかにごちゃごちゃさせずに業務的でなく見せるかのバリエーションは、ありがたい。
本書のなかにもあったけど、デザインって愛だよなぁ。
いつもお願いするデザイナーさん、忙しすぎて、言ったことをやるだけの作業になってしまってる…
愛あるデザイナーさんを探したい。
私もデザインできるように勉強しよう。
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グラフィカルで楽しく、読みやすい。特にデザイン初心者の方は、手元に置いておいて気になったところをパラパラ読むだけでも十分参考になると思います。
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要点がまとめられ、写真や図を用いられながらの説明で大変理解しやすかったです。
以下、留めておきたい。
【なるほどデザイン】
<ページデザインの家庭>
1.図解とラフ。
2.方向性を決める
3.骨格をつくる。
4.キャラを立たせる
5.足し算と引き算
6.ブラッシュアップ
<デザイナー7つの道具>
1.ダイジ度天秤
「伝えたい量」と「伝わる量」との戦い
ダイジ度、サイズ、分量、位置、強さ、色、要素
2.スポットライト
「主役」が埋もれてしまわないように、スポットライトを当てる
離れて見る→ライトを当てる→もう一度離れて見てみる
3.擬人化力
4.連想力
デザインに必要なカタチ・世帯・色・質感などの要素は、デザイナーが自分で決めるよりも、伝えたい内容やテーマから「自然に導かれていく」「勝手に決まっていく」のが理想。
言葉の連想→イメージの連想→ヒントを引き出す。
5.翻訳機
「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」
6.虫眼鏡
「視覚の解像度を上げる」「神は細部に宿る」
7.愛
「内容」への愛 と 「届ける相手」への愛
<デザインの素>
・文字と組み
・言葉と文章
・色
・写真
・グラフとチャート -
グラフィックやエディトリアルのデザインについて、
デザイナーはこういうことを考えながらデザインしてるんだよ!
っていうのがよく分かる本だった。
自分は領域がWebデザインだし、結構感覚でいままでデザインしてきたので、
それがわかりやすく言語化されていて、
かつ広い範囲を網羅されてるので改めて勉強になった。
デザイナーとコミュニケーションをする非クリエイティブ職の方々にもぜひ読んで欲しい。 -
デザイン系に興味があるなら読んでみると参考になるはず。
画像と文字、フォントや色味の与えるイメージやメッセージ性が明確で分かりやすい。
beforeーafterで示してくれるため違いを認識して活かしやすい。
仕事柄で言えば一番最後のデータの見せ方がよく言われている内容であるもののビジュアルとして示してもらっていてよかった。 -
デザイン経験者向けの本なのかも。
デザイン未経験者がデザインについて知るために読む本じゃなかった。 -
私自身デザイナーをしていますが、デザインの基礎を学ぶのに最適な本だと思います。
この本の内容は主に表層のデザインをロジカルさと直感性を兼ね備えて説明されていてとても勉強しやすいです。
この本を買ってから5年ほど経ちますが、時々、見返すことで学ばされることも多いです。
本自体のデザインにも学ばされます。仕事でもクライアントの方にデザインを説明するのに苦戦しますが、表紙からも伝わる簡潔さからも伝わるように、分かりやすくデザインを説明されていることにとても感動しました。
デザインを職業にしていなくても持っているのをみたことがあるので、興味がある方でも読みやすい内容なのかも知れません。 -
デザイン系の人にはおすすめ、いわゆる綺麗なデザインとはどんなものなのかが実例ありでわかる
もう少しロジック多めだと尚良いが、そうすると分厚くなって読むハードルが上がるので、カタログとして使うみたいな使い方だといいのかな -
ビフォーアフターや実例が載っているのでとても分かりやすかった
自分がデザインする時のミスしがちな所だったり何となくでいいと思ってやっていたことの良さの説明があり何度も読み返したいと思う本だった -
職業訓練の講師にもおすすめされ、デザイナーのSNSやブログなどでも
よく紹介されていたので興味を持って購入しました。
この本自体のデザインが凝っていて、パラパラページをめくっているだけでも
インスピレーションを刺激されるような楽しい本でした。